お茶会の醍醐味を小林裕一郎が語ってみた!

こんにちは、小林裕一郎です。

お茶会は、のんびり優雅にお茶を頂く場だとイメージをしている方も多いのではないでしょうか?

実はお茶会で沢山の人のサポートによって成り立っています。

今回は、なかなか見ることができないお茶会の裏情報を公開しちゃいます!
茶道を習っている方でしたらどなたでも参加できますよ。
是非習ってみたいというかた!お茶会は楽しいので是非参加してみてくださいね。

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お茶会のスケジュール

お茶会によって異なりますが大体の進行は下記のようになっています。

【スケジュール】
亭主の挨拶→正客の挨拶→お点前する人のお点前開始→お菓子が運ばれてくる→お抹茶がくる→お点前が終わる→道具の拝見→締めの挨拶

【メンバー】
(表)お点前する人
亭主
お茶碗洗う人
(裏)お茶を点てる人
運ぶ人
指示を出す人
=お客さんの前に常にいる人=
・(表)お点前する人
・亭主

2名のみです。

亭主とは茶席の中心となる人物で「正客に尋ねられたお道具・お抹茶、お菓子、また茶会の趣旨を説明する人」です。

そのため大体茶道の先生が行います。(もしくはベテランさん)
お点前をする人は抹茶を点てる人なのですが2杯のみしかお茶を点てません。(正客さんと次客さんのみ)

しかしお茶席に入るお客さんは15人から多くて20人です。
では残りのお客さんに出すお抹茶は誰が点てるのでしょうか?

=裏で働く人=
裏でお茶を点てる人が残りの人数分を点てます。
そしてそれを運ぶ人がいます。

点てるためには下記の情報が必要になります。
・お客さんの人数
・お茶碗を温めるタイミング
・抹茶を入れるタイミング
・出すタイミング

お茶碗が冷たすぎたら抹茶が冷えてしまいますし、熱すぎるとお客さんが火傷してしまいます。


またこの抹茶は「正客さんと次客さんより先に出してはいけない」のです。
いいタイミングで出すには、「茶席がどうなっているか」知る人を用意する必要があります。

それが「指示する人」です。
ただ座って指示をするだけなのですが、一番大事な役割を持っていると言っても過言ではありません。

なぜならその指示によって大幅な遅れが出てしまう可能性もあるからです。

目標は「お点前が終わった時点で全員お茶を飲み終わっていること」です。
なぜならその後にお道具の拝見をするからです。

お道具の拝見は、お客さん皆が拝見します。
そのためお抹茶が飲み終わらない限り「お道具の拝見」ができず
結果的に遅れてしまい、次のお客さんを待たせてしまう可能性もあります。

そのため座っている人は大体が「ベテラン」さんの人がやることが多いです。

しかしそのドタバタを決して表には見せないのがお茶会です。
まさに「白鳥」です。

みんなで力を合わせて協力しながらやっていく楽しさ達成感は、まるで学生時代に戻ったような気分になります。


ここまで読んでくださりありがとうございました!


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