見出し画像

「みんなの輪に入れず孤独」【超孤独力】

あなたはどんな時に孤独を感じますか?

コロナの影響もあり気軽に人と会うこともできず孤独感を感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな孤独に関する相談をもとに、孤独を活かすことができる人と活かすことができない人の違いについて解説させてもらい、どうすれば孤独の力を活かして成功をつかむことができるのかということまでまとめていきたいと思います。

Q. 「一人でいる時の孤独は気にならないのですが、周りが楽しそうにしていたりワイワイしている時の孤独は辛い気持ちになってしまいます。だからといって人とずっと絡むとめんどくさいししんどくなってきます。この矛盾した気持ちはどうすればいいのでしょうか。」

この相談に対してのDaiGo師匠のアドバイスは以下の通りです。

それは孤独ではなく疎外感というものです。
それを分けて考えてください。

孤独というものは自分が一人で自分の内面と向き合う時間のことです。これは僕たちにとって必要な時間です。
みんなといる時に辛い気持ちになるというのは疎外感です。これはまったく違うものです。
みんなと一緒にいる時にこの疎外感を感じた場合には、むしろ自分から進んで孤独になってしまった方がいいです。

そういう場合は、用事があると言ってさっとその場を去った方がいいです。無理に残ろうとしないようにしてください。
残るのであればちゃんと絡みましょう。
メリハリをつけるべきです。

絡むのも嫌だし、孤独も嫌、これにより宙ぶらりんになっていることによって起きるのが疎外感です。

僕も中途半端に人脈を広げようとか、パーティーに行ってみんなと仲良くしようと思っていた時が1番しんどかったです。
元々そういうことが得意ではないのでどうしても疎外感を感じやすくなります。

ですから、僕はその時孤独でもいいので自分の部屋にこもって、色々な知識を手に入れてみんなに求められる力をつけようとしました。

そもそも僕はそんなにコミュ力は高くはありません。コミュ力は高くなくてもみんなに求められる知識や力を手に入れて成果を出せば、人は勝手に寄ってくるようになります。

自分から寄っていくことができないのであれば寄って来てもらえる人間になるために、あえて孤独の中で自分を磨くということをしてみるのも良いのではないでしょうか。

ということでした。


孤独は僕たちにとって必要な時間ということでした。

あなたは孤独の時間を有効的に使えていますか?

特に今は時間に余裕がある人が多いと思いますが、その時間を自分のこれからの人生のために使うことができていますか?

まず孤独を活かすことができる人どう活かすことができない人の違いについて解説しておきます。

人間の孤独に関してはいろいろな研究が行われていますが、友達の数が多くても孤独を感じる人もいれば友達が少なくても孤独を感じない人はいます。

ですから、友達が多いか少ないかということは関係なく、自分が孤独だと思うかということは人それぞれです。

もし孤独だと感じているのであれば、ある程度対策を講じておかないとその孤独感がブーストして人生が良くない方向に進んでしまう可能性もあります。

孤独感と怒りの感情

2020年にウシャク大学が行った研究で、10歳から14歳の間の475人の青年を集めて、それぞれの孤独感と怒りっぽいかどうかというような傾向を調べるアンケートを行っています。

人が一番付き合いたくない人は怒りっぽい人だと思います。
ですから、この研究チームは怒りと孤独というものには何かしらの関係があり、人は孤独になるほど怒りっぽくなり、怒りが強くなると当然周りから人が消えて孤独になるのではないかということを考えたわけです。

その結果いくつかのことが分かっていて、まず、やはり怒りと孤独感というものには関係性がありました。

孤独感が増えて自分は一人で寂しいという気持ちが増えれば増えるほど、機能不全型の反応を示しやすかったということが分かっています。

例えば、本当は友達になりたいとか仲間に入れて欲しいと思っているのに、そのような自分の感情を閉じ込めておくべきだと考えてしまうようになるということです。
そうなると、自分の感情を周りに渡すことができないので、人はどんどん孤独になっていくわけです。

孤独になればなるほど自分の感情を外に出すことができなくなるわけですが、当然人が溜め込んだ感情というものはいつか爆発してしまいます。
突然自分の感情を噴き出させて言葉で他人にぶつけてしまうというようなことが起こります。

普段から自分がどう考えているのか、どのようにしてほしいのかということを言わないのに、周りから見るとある時突然怒り出したように見えます。
これは言えないことが溜まっているだけですが、周りからすると急に人が変わったかのようにわめき散らしたと見えるわけです。

孤独の負のループ

人は孤独になると自分の感情を外に出せなくなり、急に感情を爆発させてしまうということが起きてしまい、それにより周囲から孤立するようになってしまいます。

さらに、孤立すればするほど余計に自分の感情を表に出せなくなりますので、その感情は急に火山が爆発するかのように吹き出してしまいます。
そうなると余計に孤立するので孤独の負のループが始まってしまいます。
これが孤独と怒りの関係であり、人間関係が崩壊してしまう負のループの正体です。

物静かでも周りに人がやたらと集まる人もいますし、成功して周りにたくさん人はいるけれど孤独な経営者もいたりします。

この両者の違いもこの研究から考えるとよくわかります。

経営者でたくさん周りに人を集めてはいるけれど、急に感情的になったり感情コントロールが下手な人がいます。
これはおそらく孤独を感じているからだと思われます。
周りに沢山人がいても結局自分のお金が目当てで集まってきていると感じれば人は当然孤独になります。
孤独になれば自分の感情を内側に溜め込むので、急に周りの人達にその感情をぶつけてしまうことも起きてしまいます。

これは孤独の負のループを生み出してどんどん孤独になってしまいます。

リアプレイザル 「怒りの再解釈」

では、そんな時の対処法としてはどんなことができるでしょうか。
これはDaiGo師匠も感情のコントロールのテクニックとしてよく紹介しているリアプレイザルが使えます。

孤独と怒りの負のループに入らないようにするためには、孤独か怒りのどちらかを止めればいいということになります。
孤独を感じないようにするか、怒りの感情のコントロールができるようになっておく必要があるということです。

そのための良い方法としてはリアプレイザルで怒りの再解釈をできるようになっておいてください。
怒りを爆発させそうになった時には、その怒りの原因を再解釈するという方法です。

例えば、電車の中でやたらとイライラしている人がいて、皆さんに対して何かしら嫌な気分にさせることをしてきたとします。
その嫌な気分をそのままにしておくと、その感情がふつふつと沸き起こることもありますが、想像でもいいので「もしかしたらあの人はとても悲しいことがあったのではないか」と考えてみてください。

会社に出勤する前に疲れているのに奥さんに罵声を浴びさせられたのではないか、
あの人はもしかするととても悲しい人で何かの犠牲者なのではないか、

どんなことでもいいので、このように想像して怒りに対する解釈を全く違うものに変えます。
これをするだけで感情のコントロールはとても楽にできるようになります。

上司に面倒なことを言われたり他人から嫌がらせを受けたりすると誰でも嫌な気分になります。
その嫌な気分をただ溜め込むとメンタルにもよくありません。誰か話を聞いてほしいけれど他の人に言うわけにもいかないとか、そんな時間もないという時もあると思います。

このような時は、リアプレイザルで再解釈を行うことによって感情のコントロールをできるようになっておいてください。

もちろん、メンタルコントロールのためのトレーニングとしては瞑想もとても役に立ちます。

そして、相談に対して師匠も言っていたように、そもそも自分から孤独を選んでもいいということも忘れないようにしてください。

孤独な状態でも何かを突き詰めることがあるというのはとても重要なことですし、それにより自分を磨くことは人生を通して考えると必要なことでもあります。

無理に人付き合いをする必要もありません。

ただ、人付き合いをしないという道を選ぶのであれば、何かを突き詰める道を選んだ方が幸せになれるとは思います。

感情のコントロールのためのおすすめ

感情のコントロールのためにはやはり瞑想が一番です。師匠も何度も紹介している本ですが、より実践的に瞑想を使えるようになるためにはとても参考になる本です。

孤独から脱却するためのおすすめ

孤独を力に変える

孤独が心の健康だけでなく肉体的な健康にも悪影響を及ぼすということは多くの研究から示されていることです。

孤独でいるということは、タバコを吸うことと同じぐらい体に悪いことなのではないかという人もいるぐらいです。
孤独を活かすためには、自分と向き合うことができるかどうかということが重要になります。

人は、1人でいても1人の時間を楽しむことができる人もいれば、人と会えないことにストレスを感じる人もいます。

この違いは一体何なのかということについて調べてくれた研究があり、142人の男女を集めて、自分1人だけの孤独な時間を1日に15分だけ作ってもらうようにお願いして7日間追跡調査を行っています。
その後に、その孤独の時間についてどのように感じたのかということを調べています。

それによると、内向的な人も外交的な人も、孤独を好きかどうかという点においてはあまり差がありませんでした。

つまり、内向的だからといって、外向的な人よりも孤独を好むというわけではなかったということです。

内向的な人は自分の内側に注意を向けることが得意で、外部にあまり興味を持たないので他人とあまり喋らないことが多いですが、だからといって孤独が好きというわけではありません。

ここで重要になるのが自律傾向です。

内向的な人ほど、ストレスから逃げたいという後ろ向きな理由で孤独を選んでいました。
ここがポイントであり大きな問題でもあります。

この点で考えると、内向的な人の方が孤独を活かすことができないという可能性が高くなります。

孤独を楽しむ1人の時間を有効活用することができるかどうかというのは自律傾向に左右されます。

自分はどのような人間で、自分は何をしている時が一番楽しくて、どんなことや仕事をこれからしたくて、どのようなことを学び、人生をどのように進めていきたいのかというように、自分の内側の感情や情熱、将来の計画への興味が強いタイプの人を自律傾向が高い人と言います。

この自律傾向が高い人であれば、自然と孤独な時間が必要になり、その孤独な時間を過ごした後に自分の内面と向き合って成長することができるので、孤独な時間を嫌いではありません。

孤独は良くないものだとか、1人の時間は寂しい、1人でいるとストレスが溜まってしまうという人もいると思いますが、それを活かすことができるかどうかというのは自律傾向によって変わってくるということです。

自分と向き合うことをして孤独を味方にしてください。
自分に向き合うというのは、自分の経験から教訓を得るということです。

自分の経験に対して後悔をするのではなく、自分の過去の失敗を生かすために次はどうすればいいのかということを考え教訓を得る振り返り方をする必要があります。

そして、それをできるだけ具体的に振り返るようにしてください。

自分に向き合うために参考になるであろうおすすめの動画も紹介しておきます。

Dラボ - 【神回確定】自分を知る6つの質問と価値観リスト~ニューメキシコ大学研究から

Dラボ - 自己省察心理テスト〜自分が本当にやりたいことを知るための10の質問【自己省察】

今回は、孤独の活かし方について解説させてもらいました。

やはりどうしても友達付き合いが面倒だという人もいると思います。

人間関係というものが人生の質を大きく左右するわけですが、何かを突き詰めて研究したり発明するような職人気質の人は、むしろ孤独な場合の方が幸せになる可能性も高くなるということもあります。

人は基本的には人間関係で幸せになるわけですが、そこから感じる喜びをはるかに超える好奇心や探究心というものを持っている人は、むしろ人間関係がない方がそこに費やす時間も増えるので、より成果も出やすくなり幸福になるということがいわれています。

ここから先はそんな孤独を活かすための方法について解説させてもらいます。自分にとことん向き合って孤独を活かしたい方はメントレラボで続きをどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?