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一問一答「あなたが、つい信じてしまう人や情報はどんなものですか?」【11の洗脳テクニック】

あなたが、つい信じてしまう人や情報はどんなものですか?

今回は、世の中の間違った情報に惑わされないための相談をもとに、人の無意識に働きかけて相手をコントロールするテクニックについて紹介させてもらいます。

「Q. 世の中の間違った情報に惑わされないためのおすすめの本を教えてください。」

そのためのおすすめの本としてはこちらです。

こちらは政治宣伝のからくりを見抜くという本で、結構分厚くてハードそうに見えますが、非常にわかりやすく書かれた本です。
アンソニー・プラトカニスさんという人間の消費行動と説得に関するプロの心理学者の学者の方が書かれたもので、人間がいかに日常生活の中で流され、社会を動かすために一部の人たちがどのようにしてプロパガンダを使っているかということがよくわかる本です。

これを読むとアホらしいと思えるようなことが世の中にはたくさんあるということが理解できて、とても参考になると思います。

こちらの本も非常に面白いですし参考になります。
これはテレビはマスメディアが、言い方は悪いですが、どのようにして国民を洗脳してコントロールするのかということが書かれている本です。
よければチェックしてみてください。

このようなプロパガンダなどを勉強しておくと、僕たちは無駄にコントロールされづらくなります。
ちゃんと自分の頭で考える癖をつけるためには、世の中で当たり前だとか、常識だと思われていることの、その背後にあるものについて考えを巡らせる必要があります。
常識なんだからちゃんとしないといけない、ルールなんだから従わなければいけない、というように考えることもなく従ってしまうようになります。

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

無意識に人を操る11の洗脳テクニック

他人や常識に洗脳されずに生きていくにはどうすればいいのでしょうか?

人や情報に惑わされないためにはクリティカルシンキングが重要です。
特定の情報に流されてしまう人は、ものの見方や考え方が強制されてしまうタイプの人です。
特定の方向からの物事の見方を伝えられると、その方向からしか見ることができなくなります。
無意識のうちに影響を受けて洗脳されてしまう人です。

人を特定の方向に誘導したり洗脳しようとする人たちは、様々な心理的なテクニックを使ってきます。
逆に言うと、それを知っていれば相手の意図に気づくこともできますし、他人を特定の方向に誘導することもできます。

投資でもビジネスでも同じです。
多くの人は噂に流されたり、世の中の情勢に流されて物事の判断をしてしまいます。
仕事を選ぶ時も物を買う時も、ビジネスの重要な判断でも投資先を選ぶ時でも、ほとんどの人が特定の方向に流されています。

ニュースでも情報でも、それを鵜呑みにして流される人と、それによって大衆がどの方向に進むのかを考える人がいます。
人が無意識のうちに思い込み洗脳されてしまうポイントを理解しておけば、その大勢の人が逃しまくるチャンスを手に入れることができるということです。

今回は、初歩的な洗脳のテクニックを紹介させてもらいますので、皆さんの人生の選択やビジネスに活用していただけたらと思います。

クリティカルシンキングを身につけるためのおすすめ本

多角的な視点を持ち、お金や投資や人生の大切な判断で間違わないためにとても参考になる本を紹介しておきます。

変化の激しい時代の中で、世の中から本当に必要な情報を読み取り、そこから学び成長していくための方法としてはこちらの本も参考になると思います。

1.ネームコーリング

ネームコーリングは、心理学において、人々が他人の名前を呼ぶことが、相手との関係性や信頼感を深める効果があるという仮説に基づくコミュニケーション技術です。
人は自分の名前を聞いたときに、脳が反応して注意が引きつけられ、より親密な関係や信頼感を築くことができます。

人は自分が知らない知識やジャンルについてはネームコーリングの影響を強く受けてしまいます。
人が事実としての裏付けを得ることができない時には、人や物にネガティブな名前を付けて自分の意見を通そうとすることがあります。
具体的な内容を説明することよりも、相手を打ち負かすことに意識が向いている状態です。

例えば、ベジタリアンが肉を食べる人を打ち負かす時に、肉を食べる人たちを動物を苦しめる人たちと揶揄したりします。
どちらが良いとか悪いとかでなく、動物の苦しみとなると植物は問題ないのかとなってしまいますし、家畜によって生計を立てている人の問題も出てきます。

自分の意見に対して論理的な位置づけをすることができない場合に、様々な視点で問題を深掘りしたり、解決策を見出すのではなく、他人を叩くことによって自分を高めようとします。
要するに、自分の意見の正しさを示す根拠ではなく、自分とは逆のポジションにいる人を叩いて、だから自分が正しいと思い込もうとするわけです。

そういう意味では、いまだに FAX を使ったりアナログな仕事しかしていない人たちが、「今の若い奴らは…」と言っているのも同じです。
自分たちの仕事の進め方を改善することもなく、自分とは逆の立場にいる人を叩くことによって、成長していない自分を高めようとしている行為です。

ネガティブな名前を付けられたとしても感情的になる必要はありません。
相手は一生懸命考えても自分の意見が正しい根拠を見つけることができなかったので、皆さんをディスっているだけです。
相手は散々考えた上で自分の意見を通す方法を見つけることができなかったわけです。
そこに相手のウィークポイントがあります。

2.グラッドワード

グラッドワードとは、心理学において人々が良い感情を表す言葉や語句のことです。
具体的には、「幸せ」「喜び」「感謝」「愛」といった感情を表す言葉や、それらの言葉を含む文章や文句などがグラッドワードにあたります。

これを洗脳や無意識にアプローチするとしたら、重要に聞こえるけれど実際には意味がない言葉となります。
テレビに出ている残念なコメンテーターなどに非常に多い表現です。
「正直」「公平」「最高」「しっかりとした対策を」「美しい国日本」のような表現です。

表現としては重要そうに聞こえますが、実際には中身は何もなくほとんど意味がない言葉を多用している人がいたとしたら、その人は中身のない人だと考え、生暖かく見守って軽くスルーしてください。

本当の意味や価値がどこにあるのかということを見極めることが大切です。
このようなことを言ってきた相手に対しては、抽象的なことではなく具体的な内容を端的に述べるように言ってください。

3.トランスファー

ポジティブな印象があるシンボルや象徴を使ってアイデアを伝える方法です。
つまり、すでに多くの人が良いと思っていたり価値を感じているものを自分の背景に置いて、それを例に使って自分の意見を伝えるというものです。

例えば、アメリカは日本とは違い愛国心が強いので、星条旗を掲げるだけで団結心を煽ることもできますし、アメリカの象徴である自由という言葉を使うことによって自分の意見が伝わりやすくなります。

女性のもっと活躍できる社会や男女平等について一生懸命訴えて票を集める政治家がいます。
それは大切なことですし、誰もそれを否定することはできません。
ですが、そういった場での発言とその政治家が政治的に本当に国を良くしているかどうかは別の話です。
実際に訴えていることを実現できなければ意味がありません。

みんなが大切だと価値があるとすでに信じているものを使って、自分の意見を主張したりアピールしているのはトランスファーです。

もちろん、本当に思いを持って実現しようと頑張っている人もいます。
ですが、女性の活躍できる社会をと一生懸命アピールしながら、選挙で掲げた公約を全く実現できない政治家があふれています。

自分が達成したい物事のために、すでに世の中や社会が良いと思っている問題を使っているだけです。

例えば、「目上の人は敬うべき」という意見があります。
これは年齢を重ねてるから偉いということではありません。
なぜ目上の人を敬うべきかと言うと、目上の人は人生で培った様々な経験や知識から色々なことを教えてくれますし、だからこそ、教えを乞うことでより良い時代を作っていくことができるからです。

より良い時代を作っていくための知識を持っていないのであれば、そんな人に敬意を払う必要はありません。
自分が努力していないことを棚に上げて、無駄に年齢だけを重ねて目上の人には敬意を払うべきだと言うのはおかしな話です。

とんでもない努力を重ねて時代を創った人たちもいます。
何歳になっても努力を重ね時代を良くしていこうとしている年配の人もたくさんいます。
そんな人の恩恵だけを受けながら、努力することなくただ年齢を重ねただけの人に敬意を払えと言うのは、そうやって努力を重ねている人に対しても失礼です。

自分とは何も関係しないけれど、既に価値があるとか世の中が認めている概念を出して、自分の意見を通そうとしている人がいたら気をつけてください。
このような相手に対しては、相手が印象づけようとしている価値と関係のないことだということをはっきり言って、その関係を断ち切ってください。

4.偽のアナロジー

実際には全く似ていないものを似ているかのように支持するテクニックです。

例えば、特に根拠やエビデンスがなく、過去の実績をもとに、これからもその業界が同じように成長していくというのも偽のアナロジーです。
実際には似ていないものを同列で並べたり、比較対象自体が間違っていることがあります。

本来、比較する場合には特定の数字や何かの条件を揃えなくてはなりません。
同じ集団をランダム化して比べたり、予算を一定に揃えた上で比較するなどが必要です。

例えば、食べログもおかしな話です。
予算が1000円から3000円ぐらいのお店と5万円以上のお店を同じ星5個で比べることに何の意味もありません。
払った値段に対して人間の満足度は変わります。
これもそもそもの条件が違う中で比較しています。

世の中には偽のアナロジーが溢れています。
偽のアナロジーを使って心理学的な理論や研究の内容を誤解させたり、誤った解釈を与えることもあります。

例えば、「人間は右脳型と左脳型に分かれる」という説明は、脳の機能と個人の行動に関する過剰な単純化であり、科学的根拠が乏しいです。
「知能は遺伝によって決まる」という説明は、環境や教育の影響を完全に無視しているため、誤った解釈を与える可能性があります。
「セロトニンが不足するとうつ病になる」という説明も、うつ病の原因について単純化しすぎており、セロトニンが不足することが必ずしもうつ病の原因であるわけではありません。

相手が比較する対象がそもそも間違っていることが多いです。
データや根拠に基づく正しい比較があるのか注意してみてください。

5.証言

有名な人や権力者に自分の意見やアイデアを支持してもらう方法です。
その有名な人や権力者が、そもそもその議論についてどれぐらい知っているのかということを確認する必要があります。
それを支持することによって何が得られるのかということを考えなくてはなりません。

芸能人や有名人が評価したダイエット方法や化粧品の広告が溢れています。
その芸能人や有名人が世の中から認められたのは、ほとんどの場合限定的な能力やスキルによるものです。
特定のジャンルのプロフェッショナルなのに、全く関係のない商品を評価したところで、そこに何か意味があるんでしょうか?

研究者が太鼓判を押しているような商品がありますが、その研究者の行っている研究を見てみると、全く違うジャンルについてしか行われていないことが結構あります。
自分とは全く関係のないジャンルだからこそ言えるということが少なくありません。

相手がビッグネームを出してきた時には、そのビッグネームが本当に専門家なのか確認してください。

6.庶民派アプローチ

政治家がよく使う方法です。
みんなと同じ一般庶民で同じ悩みを抱えているということをアピールします。

普通さを極端にアピールすることによって他人を説得する技法です。
庶民派をアピールすることによって手っ取り早く動いてくれる人や身近な人を集めることができます。

皆さんと同じ立場であり、だからこそ悩みも理解できるとアピールしてきたら、それは庶民派アプローチをしようとしている可能性があると考えてください。

相手が庶民派をアピールしてきた時には、そこに惑わされることなく、相手とは全く違うということをはっきり伝えた上で、立場も違えば考えも違う人もいるということを伝えてください。

ここから先の残り5つのテクニックについても、ぜひ学んで余計な説得や間違った情報に惑わされないようにしてください。
ぜひ続きもチェックしてみてください。


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