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年金手帳の廃止

皆さんは年金手帳をお持ちですか?

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受け取った年代によって表紙の色が違いますが、住所・氏名・基礎年金番号・資格取得日・喪失日、そして保険料納付の記録などが記載されています。

そして平成9年に基礎年金番号が創設された時点で既に手帳を持っていた人、公務員の人には基礎年金番号通知書が送付されました。

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年金手帳は公的な本人確認書類としても使用できますが、多分どちらも普段はほとんど出番がなく、自宅のどこかにしまい込んであるのではないかと思われます。

近年、被保険者情報がシステムで管理されていることやマイナンバーが導入されたこともあり手帳という形式である必要がなくなり、昨年の関連法案成立により年金手帳は令和4年4月から廃止されることになりました。

令和4年4月以降に、新たに国民年金の被保険者となる方(20歳に到達した方、20歳前に厚生年金保険の被保険者になった方など)には、資格を取得したことのお知らせとして、年金手帳に変えて新たな基礎年金番号通知書が送付されるようになります。

令和4年4月以降に送付される基礎年金番号通知書は大臣印を入れたり、上質な紙を使用するなど重要感を出し、上記の写真とは異なる仕様も検討されているようです。

また、令和4年4月以降は年金手帳の再交付申請もできなくなりますが、既に保有している手帳は基礎年金番号を明らかにするための書類としては引き続き有効です。
いずれにせよ、年金記録の電子化が進んだことにより年金手帳はその役目を終えることになるようです。

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