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何事にもトレードオフが存在する

都市化には都市化のメリットがあります。
しかし、その恩恵を得るためのリスクもあるということです。
つまりトレードオフの関係ということです。

これは都市化に限ったことではありません。
例えば、太陽光発電についても、確かにCO2排出削減の面では優れていますが、広大な土地が必要なために山を削り取らなければならないことや、今後発生することが予想される大量廃棄の問題などもあります。

あるいは、石炭については今日では「環境の敵」として扱われていますが、1800年代には石炭のお陰で森林伐採が減少したということもあります。

世の中は非常に複雑にできていて、全ての物事に恩恵とリスク、つまりトレードオフの関係が存在しているということです。
畢竟、何か一つのプロダクトや一方に偏りすぎた政策で万事解決、はあり得ないということです。
東洋思想には「中庸の徳」というものがあります。
極簡単に言えば、偏りすぎると良くないということです。

都市化の対極として地方分散という考え方があるようですが、一方に偏った見方をするのではなく、将来的に見て全体の中でどの方向が最適かという見方をすべきだと思います。

Pierre BlachéによるPixabayからの画像

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