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変わるブックオフ 天敵メルカリと組んだ思惑

メルカリが躍進した時の印象としては、「これまでリユースと縁の無かった層の扉をこじ開けた」といった感じでした。
ですので、もちろん競合する部分もあると思いますが、天敵というよりはうまく共存しているのだと思います。
実際に、「メルカリ疲れ」で結局ブックオフに流れた、という話も多く聞きます。

ここで重要なのは、ブックオフとメルカリが単純なものの売買だけではなく、その発生前の段階まで一歩踏み込んだということではないかと思います。
リユース業界も競争が激化し、単純に「ものを高く買う」だけでは成り立たなくなってきています。
であれば、そもそも「不要になったものを売る」という選択肢のなかった人たちの層へ踏み込むことは必然的だったのでしょう。
それが結果として、リユースマーケットを拡大することになり、循環型社会促進にも繋がります。

この記事に、

日本はまだまだ新品至上主義でリユースの利用率は40%にとどまる。

とあるように、日本ではまだまだリユース促進の余地があります。
まだまだ使えるものの多くが捨てられているのが現状です。
今あるものを極力リユースするということは、資源効率性の面においては極めて有効なことです。
私もリユースを生業にしている者の一人として、リユースを一層促進していきたいと思います。

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