傘を盗まれた話
久々に、傘を盗まれた。
仕事で行った先の傘立てに置いておいたら、1時間後もうなかった。そんなに高い傘ではなかったけれど、それでも私にとっては大事な傘なので、落ち込んだ。
気持ちがおさまらないので傘が盗まれたことを同僚の人に話したら、その同僚の人は、ご家族が同じ場所で靴を盗まれたという話をしてくれた。「えー、靴なんて盗む人居るんですか?!」と驚いていたら、その靴はちょっと高価なブランド靴だったらしいと教えてくれた。「それにしても、そんな人様の靴を盗むだなんて、許せませんよね」と話し終わって、私を励まそうとしてくれたこの同僚の人の優しさで私の傷は癒やされていることに気づいた。
まあ、その盗んだ人がその傘をさして濡れずに済んで、風邪引かずに過ごせているならいいよ、と盗まれたすぐは思えなかったけれど、これを書いている今はそう思える。壊れたらその辺にポイ捨てしないで、ちゃんと燃えないゴミに捨てて欲しいなと、それも祈っている。
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