学習の5段階③~目的の明確化と仕組みによる解決~

長くなってしまいました&間が空いてしまいましたが学習の5段階についての最終回です。

簡単に前回のおさらい。各段階に移行するタイミングでこんなことが必要です、というお話でした。
※前回のおさらい※
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<学習の5段階>
① 無意識無能
▼インプット/本・授業・研修など
② 意識無能
▼『エネルギー』が必要
③ 意識有能
▼反復練習
④ 無意識有能
▼『言語化』が必要
⑤ 無意識有能かつ意識有能
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今回は、②「意識無能」から③「意識有能」への移行に使う『エネルギー』のコントロール方法、考え方についてです。

②⇒③は「知っている、分かっているけれどできない」から「知っていて、分かっていてできる」というフェーズです。
この移行で必要な『エネルギー』をコントロールするにはどうすればよいか、ポイントは2つです。

1つ目はその行動の目的や意味を明確にし、自分自身がやりたい(やる必要がある)と思える状態をつくることです。(こちらはエネルギーを最大化するイメージ)
目的や意味のないこと、やりたいと思えないことができるようになる訳がありません。
その行動の目的・意味は何か、それができるようになった自分はどんな風に良い状態になっているか、を考え、行動に意味付けすることが重要です。
※本当にやる意味・必要がないものはあえてやらないという意思決定をすることも時に大事なことだと思います。

2つ目は「知っている、分かっているけれどできない」理由を見つけ、適切に仕組みで解決することです。(こちらはエネルギーを出すにあたっての摩擦を軽減するイメージ)
分かっていれば根性で何とかなる!ということはなく、できないのには必ず理由があります。理由は心理的障壁や時間的制約など様々ですが、それと一つずつ丁寧に向き合い、その障壁を仕組みで解決し乗り越えることを志向することも重要だと思います。

ちょっとずれるかもですが「分かっちゃいるけど行動できない、行動を変えられない」から「分かっていることを行動できる」、つまり、行動変革も似た構造で、ここの『エネルギー』をコントロールすることは、ミスを次で修正できることや新しい取り組みの一歩を踏みだすことにもこの考え方は役立ちます。

長くなりましたがこのテーマは以上です。
お付き合いいただきありがとうございました!

こばやし

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