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EQレシピ(ボーカル編)

私が使っているイコライザーレシピを公開していきたいと思います。
今回は、楽曲制作や歌ってみたの制作にも使える、ボーカルのイコライジングを解説します。

有料部分では、男声・女声に使える実用的なレシピや、特殊な効果を生み出せるイコライジングを10個公開していますので、ぜひご覧ください。


ボーカルの周波数の特徴

・90~400Hz:暖かく安定感を生む帯域。上げすぎるともこもこ感がでる。
・400~800Hz:低域の柱となる部分。音を太くしたいときにブーストする。
・1k~3kHz:ボーカルの軸となる帯域。引き締まった音にできる。
・3k~6kHz:エッジを付けてくれる部分。ぬけのいいサウンドになる。
・8k~16kHz:空気感が増すが、ブレスやリップノイズが強調される。

当然ながら、ボーカルの周波数は男女で異なってきます。
1kHzより下の周波数では、男声らしい太さのある音が集中しており、
1kHzから4kHzは女声特有の抜けのいい音が作り出されます。
イコライジングの際には参考にしてみてください。


ボーカルのEQレシピ

・ぎらついたボーカル

ボーカルの周波数帯域は、他の楽器ともぶつかりやすい場所にあります。
また、リバーブなどのエフェクトを重ねることになるので、前にだしたいパートにもかかわらず埋もれがちです。
イコライザーで高音を強調し、ベースなどとぶつかりやすい中低域をさげて、ぎらぎらしたボーカルに仕上げます。


・肉声感のあるボーカル

マイクに近づいて録音したときの音を再現したセッティングです。
大きな声を出したとき胸に響く音を強調すると同時に、ブレス感の多い高域をブーストすることで、細かい表現をします。中低音が魅力の男性ボーカルに適しています。


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