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ラロハのイロハ(1)GK・DF編

お久しぶりです。KTです。今回は、カタールワールドカップが直前に迫っているということで、日本のグループステージの対戦国であるスペイン代表、通称ラロハについて書いていこうと思います。まずは、GK・DFです。

GK

ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)

言わずもがな、ラロハの守護神ですね。ルイスエンリケ監督就任以降、ほとんどの試合で起用されています。昨年の東京五輪にも出場していたため、もしかしたら見たことある!って人もいるのではないでしょうか。DFラインの背後に出されたボールに適切に対処することもできれば、至近距離からのシュートも身を挺して防ぐ、まさに壁とも呼べる存在です。極めつきは、昨年のEURO2020でみせた数々のPKストップでしょう。ワールドカップでも、ラロハのゴールマウスは彼が守ること間違いありません。

ロベルト・サンチェス(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)

ラロハでの出場経験はほぼありませんが、所属するブライトンFCでは正守護神としてプレミアリーグ中位につけるチームの快進撃を支えています。日本代表、三笘薫のチームメイトですね。シュートへの反応速度が速く、またキャッチングも安定している印象です。また、ロングフィードの精度が高く、GKから一気にチャンスを作ることもできるでしょう。ウナイ・シモンに何かあった場合でも、彼がチームを安定させてくれるでしょう。

ダビド・ラヤ(ブレントフォードFC)

マンチェスターユナイテッドのダビド・デ・ヘアに代わって第3GKとして継続的に呼ばれるようになりました。ロベルト・サンチェスと同じくラロハでの出場はわずかですが、堅実なセーブだけでなく足元の技術も素晴らしく、長短のパスを駆使してビルドアップに貢献することができます。GKは常に1人しか試合に出場できないため、出番が回ってくるかは分かりませんが、第3GKとしてこのレベルの選手が控えているのは心強いでしょう。

DF

セサル・アスピリクエタ(チェルシーFC)

長らくチェルシーのディフェンスラインを支えてきた鉄人であり、人格者、そして偉大なキャプテンです。1対1の局面での強さや高い戦術理解度を武器に、主に右SBとして出場していますが、CBや左SBでも出場できるというユーティリティさも魅力です。ベテランにさしかかり、身体的な衰えなどからリース・ジェームズ(イングランド代表)に右SBの座を譲ることも増えてきましたが、ラロハでは右サイドの番人として活躍してくれるでしょう。

ダニエル・カルバハル(レアル・マドリード)

欧州王者マドリーを支えるSBです。豊富な運動量が持ち味で、守備でも攻撃でも右サイドを駆け回ります。また、カバーリングも素晴らしく、インテリオールやピボーテの後ろをケアすることができます。そして何より、マドリーの一員としてCLを複数回優勝しているという大舞台での経験値がチームにもたらすものは大きいのではないでしょうか。

エリック・ガルシア(FCバルセロナ)

ビルドアップ能力が売りのCBです。前線へのフィード、中盤への縦パスいずれも高水準で、かつ利き足だけでなく逆足でのパスも難なくこなしてしまう現代型のCBですね。昨シーズン課題となっていた対人の守備も今シーズンは大幅に改善されており、バルセロナでは今最も信頼できるCBと言ってもいいでしょう。後述するパウ・トーレス、ラポルテがいずれも左利きであるために、右利きのエリック・ガルシアを是非ともスタメンで起用して欲しいです。

パウ・トーレス(ビジャレアルCF)

191cmという高身長にスピードも併せ持ち、さらには足下の技術も抜群というラ・リーガを代表するレフティーのCBです。特筆すべきは敵を剥がす、そして運ぶドリブルができるその技術の高さで、自陣でのビルドアップも、敵陣への侵入も難なくこなしてしまいます。若くしてEURO、オリンピックにも出場しているため、ワールドカップという大舞台でも持ち味を遺憾なく発揮してくれるはずです。

ウーゴ・ギジャモン(バレンシアCF)

DFとして選出されましたが、所属するバレンシアではピボーテとして試合に出場しており、そのポリバレント性が魅力な選手です。過密日程となるワールドカップでは、貴重な選手となるのではないでしょうか。守備力・足下の技術ともに優れており、配球力も光ります。CBとピボーテの双方でラロハを後方から支えてくれるでしょう。

アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティFC)

もともとはフランス代表として選出されていましたが、出場がなかったことからEURO2020を期に代表チームをスペインに変更しました。ディフェンスにおいて予測力に優れており、かつ身長も191cmと高く、空中戦でも強さを発揮します。前線への運びや中盤への縦パスも効果的で、総合力の高いレフティーのCBです。

ジョルディ・アルバ(FCバルセロナ)

ラロハの左SBといったらこの人!といったところでしょうか。アタッカー顔負けのスピードで左サイドを駆け上がり、正確なクロスでアシストを量産します。あとシュートがなぜかめちゃくちゃうまいです。バルセロナでは今季、バルデ(U-21スペイン代表)の成長が著しく、ファーストチョイスではなくなっていますが、EURO2012優勝を知るベテランとして、チームにもたらすものは大きいでしょう。

ホセ・ルイス・ガヤ(バレンシアCF)

アルバと同じく、その強みは攻撃面にあります。正確なパスでFWのお膳立てをすることもあれば、快足を飛ばして一気に相手のペナルティーエリアまでボールを運んでチャンスを演出する、攻撃的な左SBです。まさしくアルバの後継者といったところでしょうか。守備の強度はそこまで高くはありませんが、持ち前のスピードで献身的にカバーに向かいます。ワールドカップでも、持ち味を発揮し左サイドを制圧してほしいです。

いかがだったでしょうか。次回はMF編をお届けします。ワールドカップまであと少し、楽しみですね。ではまた。

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