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ワインの基礎知識 ①


・お酒は原材料が「穀物か、果実か
・    製法が「醸造か、蒸留か」 大きく4つのタイプに分類されます。
その中でワインは果実原料の醸造酒になっている。
わかりやすい写真があったので使わせて頂きます。
蒸留酒を作るためにはまず醸造酒を作って、それを蒸留する必要があります。
ワインを蒸留して出来るお酒が「ブランデー」です。
混成酒はどのタイプのお酒からも作られるもの。お酒にハーブや果実などの成分を抽出したもの。日本で最もよく知られているものとして「梅酒」が代表的です。

☆ワインは葡萄から作られてる。 

◯ブドウの役割
 ・ぶどう自体に水分が多く含まれている、絞る事でブドウの味わいがそのままワインの味になる。
ブドウ自体に糖分を含む→糖化(甘みを足す作業)の必要が無く自然にワインになる。
■アルコールは原料に含まれる糖分酵母の働きによってアルコールと炭酸ガスに分解される事で生まれる。「ブドウ」は元々糖分を含んでおり、果汁を摂り置いておくだけでも条件が整えば自然に発酵してワインになる。
原料であるブドウの出来不出来が重要となってきます。
ワインの味わいはブドウの品質で決まる。
ブドウが実るのは一年に一度。ワイン造りにおいて農業の要素は重要な物です。
後程説明する栽培に適した気候を軸にワインの品質は場所、年によって変わってきます。
■ワイン用のブドウが完熟して無事に収穫できるには、最低でも3つの条件があります。

・ワイン用ブドウの栽培に適した気候 3つの条件

① 「生育期間中の日照条件」

・ブドウは大気中の二酸化炭素と土から吸い上げた水を使って光合成をし糖分を作っています。 光合成をするためには日照量と温度がとても重要です。
→高い糖度を得るためには1300〜1500時間以上の十分な日照量が必要とされています。

②「成長を左右する降雨条件」

・雨が多過ぎると、不必要に幹や枝が伸びてしまいます。また果汁が希釈され、カビなどが発生しやすくなる。
→年間の降水量は500〜800ミリが最適とされている。
多過ぎてもダメ、少な過ぎてもダメ!

③「気温と緯度の条件」

△気温
・冷涼な気候か→ブドウはゆっくりと成熟するので果汁の酸度も高くなる。
・温暖な気候か→フルーツフレイバーが全面に出た、酸が穏やかでボリューム感のあるブドウになる。
→ また温度に関しては平均気温10〜16℃が良いとされています。
△緯度
栽培に適した地域を緯度で言えば
北緯30〜50度(フランス、日本、イタリア、ドイツ、スペイン)
 「ワインベルト」と言われている。
南緯30〜40度(チリ、アルゼンチン、オーストラリア、南アフリカなど)

本日のまとめ
・ワインとはブドウ果汁を原料として醸造した酒類である。
・ワインを作るにあたって最も重要なのはブドウの質。
大事な3つの条件「気温」「日照」「降雨(水分)」

 今回はワインを知って頂くため、簡単にワインの仕組みを記事にさせて頂きました。
シリーズ化していき沢山の方にワインを知って頂ければ嬉しいです。
今後専門的な記事と講座のような記事を分けて書くつもりですのでお楽しみ。
最後までご覧頂きありがとうございます。

                         ソムリエ 小林卓斗

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