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はじめての親子旅

昨年秋、はじめて両親と3人旅をしました。
長濱ねるさんの著書『たゆたう』の中で、お父さまと2人旅をしたことが綴ってあり、私も恩返しと旅行欲を混ぜこぜで誘ってみたら、思いのほか喜んでもらえて。

「2人とも元気いっぱいの今、行くべきだ」

と夫に相談し、一泊、息子たちをお願いして出かけることになりました。

行き先は日光。
プランは私にお任せしてもらって、宿は母が見つけたところに決めました。

まずは道の駅うつのみやろまんちっく村を軽く見て、その後宇都宮動物園へ。

きりんやヤギやぞうに餌やりをして、園内を散歩。
こぢんまりとした動物園で、遊園地コーナーもあり小さな子が遊んでいました。


宇都宮に来たから餃子を食べたいね、と話していて、中心地からは少し離れた「宇都宮餃子 さつき徳次郎本店」へ。

昔ながらの広い建物で、7種の餃子の食べ比べ。

餃子だけを軽くいただいて、お次はお茶。
私は収入の半分をスコーンに充てる人間なので、レビューを見て気になった「宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」に向かいます。

森の中におしゃれな建物。
さきほどとは打って変わって、新しい空間です。

スコーンは置いてあった全種をひとつずつ持ち帰ることにし、スイーツとお茶をいただきました。

ここが本当においしくて、今度はランチで行きたいね、と両親も大満足。


そして両親が楽しみにしていたところへ。
「日光ゆば製造」。

ここではゆばの引きあげ体験をやっているので、準備を待つ間にとなりの建物で工場見学をしました。

母と並んで説明を見る私。
子供のころから工場見学へ連れて行ってもらったおかげか、私も息子たちを見学へ連れて行くことが好きになりました。
次回は家族で来よう。

肝心の引きあげ体験は、たっぷりの時間引きあげを好きなだけできる素敵なひとときに。
長めに熱して厚めのゆばにしたり、すぐに引きあげとろとろにしたり。
家でゆばの引きあげをする方法も教えていただきました。

ほかにも試食をさせていただき、お土産も買って。

ついに宿へ。

今回は「別邸 向日葵」におせわになりました。
予約を取ったタイミングでは、3人泊まれるお部屋が離れしかなかったので、贅沢に古民家を貸し切りに。

キッチンも広々としていて、料理もできそう。

お風呂の前に母がアロママッサージをプレゼントしてくれて、2人でリラックスタイム。
貸切風呂も素敵でした。

お食事の部屋は、大好きなウィリアムモリスの空間。
今回の旅に合わせてネイリストさんに描いていただいたネイルがぴったり。大満足です。

夜も朝もごはんがおいしい。
夜は撮影せずゆっくりごはんとお酒をいただいて、3人で昔のようにトランプで大盛り上がりして寝ました。

腰を全力で反らしているつもりの父と、しっかりできている私。

子どものころに戻ったような、笑いの絶えない夜でした。


2日目は日光東照宮へ。
朝早く出たつもりが、すでに大混雑。ギリギリで駐車できました。

両親のうしろ姿を撮っていて、なんだかじんときてしまう。

夫や息子たちの協力で実現して、本当によかったなあとしみじみ感じました。

ランチはゆば料理の「和み茶屋」へ。
メニューが基本一種類しかない、からだにやさしいお店です。

ランチを食べてすぐ帰宅。
息子たちも元気におかえり!と迎えてくれました。


家族みんなで行く旅行ももちろん楽しいけれど、両親とゆっくり話しながら歩いたり食事をしたりする時間はまた別の楽しさがあって、何より両親の楽しむ姿を見ることができて幸せでした。

ふだんの旅行だと、気遣い上手な両親は孫のお世話をしたり、私たち夫婦のサポートをしたりと負担をかけてばかりで。
両親がうんと旅行を満喫できる時間を作ることができて、本当によかった。

今度は2人旅をセッティングしてプレゼントするつもりです。
子どもが全員大人になるまで、すべての時間を子どもに捧げてくれたふたり。
今は父の単身赴任も終わり、2人でゆっくり過ごせているようで安心です。

今年も家族との楽しい思い出をたくさん作ります。

お読みいただきありがとうございました。 あなたすべてのアクションが私の血となり肉となります。大感謝!