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「parkrun」のススメ

みなさん、こんにちは。parkrunというイベントが今、日本で行われているのをご存じですか?ランニングやジョギングが趣味の方や、ウォーキングを習慣にされている方、これから何か運動を始めてみたいという方にピッタリのイベントです。parkrunが日本に上陸して5年間、ランナーやボランティアとして携わってきましたので、その魅力をご紹介します。


【①parkrunとは?】

parkrunとは年齢、スキル、能力に関係なく、誰でも参加できるイギリス発祥の5キロを走る(歩く)の無料イベントです。現在、世界 22 か国、2,200以上の公園や広場で毎週開催されています。

新河岸川浮間parkrun

【②parkrunの特徴は?】

parkrunは毎週土曜日、朝8時までに開催場所に集合。各イベントで決められたコース(5キロ)をランニング、ジョギング、ウォーキング等で参加し、ゴールすると終了です。
毎回、参加者の記録(タイム)が残ります。(WEBで閲覧可能)マラソン大会等のイベントと違い、事前のエントリーは不要ですし、参加は無料です
ランナー、ウォーカーどうしが声を掛け合ったりして、楽しく5キロをごすことができます。土曜日の朝から体を動かすと、気持ちイイですよ~

【③parkrunの歴史を紹介】

創設者はポール・シントン=ヒューイットというアフリカ生まれのイギリス人で、若い時にどんな人でも気軽に参加できるスポーツイベントを作りたいと思ってparkrunを作りました。
彼はparkrun創設の経緯を「2004年にランニング中に怪我をして静養していたときに友人から毎週土曜日にロンドンのブッシーparkを一周する際の計測を頼まれた。ランニング後に一緒にコーヒーを飲んだりすることで輪が広がっていき、parkrunとしてランニングコミュニティが形成されていった」と語っています。
このような歴史的背景から、イベントを通じて、人間関係が拡がっていくのもこのイベントの特徴です。


ポール・シントン・ヒューイット氏


【④どこで開催されているの?】

現在、日本では24か所で毎週開催されています。近くのparkrunを探してみましょう。

【⑤参加するにはどうしたらいいの?】

事前のエントリー等は不要ですが、参加前までにparkrunのWEBページでメンバー登録してください。(バーコードが発行されます)

【⑥Q&A】気になることにお答えします。

Q:5キロも走るのは自信がない。
A:5キロを通して走る必要はありません。全部、ウォーキングでもOKです。途中棄権でも構いません。parkrunはタイムや順位を争う競技ではありませんので、全く気にする必要はありません。(日本のラジオ体操的なイメージ)
Q:面識ない人達のところに行って運動をするのは抵抗があるんですが。
A:毎回、初回参加者の方はいらしゃるので、気にする必要はありません。(参加者、ボランティアは快く歓迎してくれます)会場に到着したら、ボランティア(ビブス着用)に初参加の旨を伝えてください。イベントの流れを丁寧に説明してもらえます。海外からのツーリストランナーの方も毎回参加されています。
Q:ランニングの服装や用具、シューズを持っていないけど、大丈夫?
A:普通に散歩できる恰好で問題ありません。デニム+スニーカーでOK。ワンちゃんの散歩もparkrunではOKです。
Q:高齢なので、若い人についていけるかどうか心配。
A:年齢は、全く問題ありません。参加者の最後尾には「最後尾確認係」がいますので、気にしないで自分のペースで歩いてください。70代の方も普通に参加されています。
Q:何かの営業や勧誘に誘われることはないの?
A:parkrun開催時に参加者が何かの営業や勧誘を行うことは厳に禁止されています。純粋に運動を楽しんでください。
Q:イベントが終了後はどうなるの?
A:最終ランナー、ウォーカーがゴールしたらイベントは終了になります。ウォーカーの場合、約1時間ぐらいでゴールします。その後は参加者どうしで写真撮ったりして、自由解散です。※ゴールして、タイムを記録したら、そのまま帰っても構いません。



海外からの旅行者も緩和になり、イギリス、オーストラリア、香港、シンガポール等からのツーリストランナーも増えてきました。海外の方とコミュニケーション、英語の腕試しでも全然OKです。参加者の皆さんは楽しそうに会話をされていますよ。
parkrunを楽しんでいただける方が増えていって欲しいと思っています。



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