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Oculus Rift Sのマイクが不調問題、ようやく解決したっぽい話

はじめに

 以前何度かnoteの記事でも触れたことがありますが、私が使っているOculus Rift S(以下、Rift Sと表記)のマイクの調子がよろしくなくてですね・・・。突然、声が相手に聞こえなくなってしまい、VRCで遊んでいる時に難儀しておりました。

 今回・・・というか、ようやく昨日になってですが、その問題が解決したっぽい感じになりましたので、記事にしてみようと思いました。

 では、問題の発覚から解決までの流れを、順を追って書いていきたいと思います。

マイクの不調の発生

 まず、事の発端はと言うと・・・。正直なところ、分かりません← 

 元々は、Rift Sを使っていてもマイクの不調は全然なかったのですよ(声でなく目の方で、レンズの不具合かどうかでオキュラスの公式さんとメッセージをやり取りして、物自体を一度交換してもらったということはありましたけどね)。

 VR機器を導入するに当たって、Rift Sがオススメと情報をくれたひきこもり衆の方々からも、特別マイク関係が弱いという話は聞いていなかったですし、マイクに関しては気にもしていなかった・・・というのが実情でした。

 マイクの不調の根本原因は不明ですが、そのキッカケとなったのではないか・・・という、ある出来事については覚えがあります。

 今年、VRCが2018に更新されたのは、VRに関わっている皆様にとっては記憶に新しいと思います。このVRCの更新があって以降、私のRift Sのマイクの不調が発生し始めたのです。

 先述した通り、このことが直接の原因になっているのかどうかは、確かめようもないので定かではありません。ただ、他に思い当たる要因というのが一切無いのも事実です。VRCが更新されたことで、何らかの影響があったのかなぁ・・・? という感じですね。

 とにもかくにも、VRCが更新されたあたりを境として、Rift Sのマイクの不調が度々発生するようになりました。「マイク入ってないよ」と教えてもらって不調に気付き、どうにもその場で改善しないのでログインし直す・・・というパターンが目立ち始めました。

 この頃までは「何だか不便だけど、一時的なものかもしれないし、仕方ないか・・・?」くらいに考えていました。しかし、そんな悠長に構えていられないような、悲しい事態が発生してしまったのです。

おきゅたんの配信における悲劇

 それは、おきゅたんbotさんのこちらの配信のアーカイブに、しっかりと記録されることとなりました。

 この日、おきゅたんが配信中に、こっちに来たい人はリクイン受け付けますと言ってくれたので、私も向かうことにしました。意気揚々とログインして、さぁ皆とおしゃべりしながら楽しむぞ~、と、思っていたのですが・・・。

 VRCへ入った後、私はある違和感を覚えました。何を喋っても、誰からも何の反応も返ってこなかったのです。また、特定の誰かにそれとなく話し掛けてみても、まるで無視されているかのごとくでした。

 さすがに、(あれ、何か変だな・・・)とは思いました。しかし、現場はおきゅたんの配信中です。なんとなく、気軽に誰かに確認できる雰囲気でもないしな~・・・と思ったのです。

 また、私がしゃべっている話の内容がつまらなかったり、スベったりしているので、あえて皆反応しないようにしているのかも・・・と思い込んでしまったのです(今にして考えると、もしそうであったならば皆どれだけ冷たいんだって話になりますよね・・・笑)。

 さらに言うと、ログインする前に、せっかくの機会にマイクの不調があってはならないと、Rift Sの接続を差し直したりしていたので、まさかそう簡単に不調が発生することはないだろう・・・と考えていたのもありました。

 ここまで読んでいただいた方の中には、レンズの左下あたりに見えるマイクの表示で、音声が出ているかいないかの確認が出来るだろ・・・と思ったかもしれません。しかしながら当時の私は、その情報をしっかり認識していなかったのです。

 こうして、違和感を感じながらも、私はそのままおきゅたんの配信に参加し続けました。人間の思い込みの力ってわりと大きいものでしてね。重ねて言うようですが、Rift Sのマイクがまた不調をきたしているとは、思ってもいなかったのです。その結果、私にどういった運命が待ち構えていたのか。

 おきゅたんの配信が終わった後、沙影さんのワールドに移動しました。不特定多数にリアルタイムで見られているという状況ではなくなりましたので、その意味では、もっと気軽に話をすることが出来るようになりました。私もそのつもりで立ち振る舞っていましたが、周囲の反応は相変わらずです。

 いくらなんでもさすがにおかしいな、と、ようやく思い立ち・・・。以前、ひな祭りのワールドにお邪魔させてもらったドコカノうさぎさん正面に立ち、はっきり直接話し掛けてみました。うさぎさんとはある程度しゃべったこともあるし、そんな人見知りする方でもないし、話し掛けたら何かしら反応してくれるだろうという確信があったからです。

 うさぎさんに話し掛けてみたものの、こちらの声は一切聞こえていないので、当然反応はなく・・・。ここでようやく、Rift Sのマイクの不調に気付き、同時に血の気が引いたわけです。自分は一体いつから、1人で虚しく喋り続けていたのだろうか・・・と。

 即ログインし直し、再びうさぎさんに話し掛けたところ、ごく自然に反応が返ってきました。それから他の何人かの方にも確認を取りましたが、ずっと声は聞こえていなかった・・・という衝撃の事実を知らされました。もうね、この悲しさと言ったらね、中々に例えようがないですよ (ノД`)シクシク

 後日、配信のアーカイブを確認してみたところ、私のRift Sは、おきゅたんの配信に参加した直後からマイクが死んでいたようでした。つまり、結果として、全く何もしゃべることが出来ていなかったということになります。こちらの声が出ていない以上、当然、相手からの反応は返ってきませんよね・・・。

解決に向けての奔走

 マイクの不具合による洒落にならない事態に直面し、これはいよいよどうにかしなければいけない、と強く思い始めました。ひきこもり衆の方に相談したり、自分でググったりして調べたり・・・。

 しかし、これだと言う解決策は見付からず、マイクの不調は続いていきました。段々とこのマイクの不調がストレスになっていき、VRCにログインするのがしんどくなるまでになってしまいました。

 そんなある日、私はあるおきゅみんの方とVRCで話す機会を得ました。その方はtackさんという方で、私が何の気なしにRift Sのマイクが不調でというのを話題にすると、tackさんも同じRift Sのユーザーであることが分かりました。

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 こちらがtackさん。狐のアバターがとても可愛いです。

 この時tackさんに教えていただいた情報が、Rift Sのマイク不調問題の解決に大きな前進をもたらすものとなりました。tackさんの話を簡単にまとめると、

・Rift Sはマイクが弱い。自分や周囲の人もそれは共通認識として持っている

・あまりにも不調が多いので、自分はピンマイクを使っている

 といったものでした。

 え、そんだけ? と思われた方も多いかもしれません。ですが、私からすれば、この情報は非常に大きな情報だったのです。

 まず、同じRift S使いのユーザーさんが、“ピンマイクを使う方がよっぽどマシだ”と思う程に、マイクが弱いという事実をハッキリ認識出来たからです。これまでは、不調のこともあるんだけど・・・という話が大半だったので、気持ちの面で少し落ち着くことが出来ました。なるほど、確定的に弱いものだと捉えておけばいいのだな!・・・とね。

 そして、それに対する明確な解決方法も提示してもらえました。tackさんはピンマイクを使うことによって、マイクの不調も見られずRift Sを使用できているし、音声もクリアに聞こえています。そうすることによって、問題なくVRCを楽しめている方が実際に居るわけですから、自分もそれに習えばいいわけです。VR機器と他のマイクを併用出来るという情報自体、初めて知りましたしね(機械にもVRにも弱いという弊害がここにきて影響を及ぼしています笑)。

 後日、tackさんに詳しい情報を教えて頂きました。全く同じピンマイクを購入すればほぼ間違いないだろう・・・ということで、こちらのピンマイクを購入することに。例のウィルスのせいで在宅ワーク需要が高まり、通常よりも値段が上がっていることも聞きましたが、迷いはありませんでした。

マイク

 Amazonから商品が届くのを待つ間にも、ひきこもり衆の友輝さんからレクチャーして頂き、PCのドライバの更新というのをやってみることにしました。ひょっとすると、これで万事解決してしまうのではないか・・・とも思いました。

デバイス

 更新作業自体は滞りなく終わりました。しかし、ドライバを更新しても、結果としてRift Sのマイクの不調は発生してしまいました(ただ、ドライバの更新作業自体は無駄な作業ではなかったですし、友輝さんにも本当に感謝です)。

 ドライバの更新をしても状況が変わらないのであれば、もうRift Sのマイクを使わずに、ピンマイクを使うしか私に残された道はありません。待つこと数日(地味に長いと感じた数日間でした)、やっとこさピンマイクが手元に届きました。

 早速、ピンマイクをPCに接続。その後VRCにログインし、まずはRift Sのマイクで様子を見ました。すると案の定、マイクの不調が発生。マイクが不調になったその瞬間、ピンマイクに切り替えました。

 (これでヨシ!)と、現場猫のように思ったのも束の間。一緒に居た友輝さんやゆきあかねさんから「声は聞こえるけど、ノイズがひどい」とのご指摘が・・・。

なぜ!? なぜなんだ!? tackさんがしゃべっている声は、とてもクリアに聞こえていたのに・・・。

最終調整

 急遽、またtackさんに教えを請いました。すると、「PC内のノイズを拾ってる可能性があります。マイクとPCの間にサウンドカード挟んでます?」という新たな情報が・・・。

 ここで、サウンドカードという物の存在を初めて知りました(というか、前回話を伺った時、tackさんはサウンドカードの話もチラっとしてくれていたそうなのですが、私の頭にはピンマイクのことしか残らなかったようです←)。

 Amazonで探してみたところ、tackさんと同じサウンドカードは手に入らなさそうだったので、とりあえず自分で適当に選んで購入することにしました。とにかく一日でも早く、マイク不調のストレスのないVRC生活に戻りたい・・・! 普段は滅多に使わないのですが、お急ぎ便で届けてもらうことしました。

サウンドカード

 そして、サウンドカードも手元に届きました。ササッと接続を完了し、いざVRCへ。Rift Sのマイクの調子はやはりダメで、今度こそ・・・という思いで、ピンマイクに切り替えました。

 その場に居たゆきあかねさんに尋ねました。「現在ピンマイクを使っていますが、ちゃんと聞こえていますか?」と。これでまたノイズだらけと言われてしまったら、もう絶望しかありませんでした。

 ゆきあかねさんからの返答は「ノイズもなく聞こえてるよ。ただ、音量が少し小さいかも」といったものでした。良かった、ノイズは改善された様子! 

 すぐさま、PC側でボリュームを最大値に設定しました。これで音量が大きいようであれば、下げればいいだけの話。改めて、マイクの調子はどうですかと尋ねてみると・・・。

 ゆきあかねさん「いい感じ!」

 ・・・やった~!!! 。*:゜☆ヽ(*’∀’*)/☆゜:。*。

 ピンマイクが完璧に機能したその夜。マイクの不調が原因でVRCに入り直すことは1回もありませんでした。久々にマイクの不調に悩まされることのなかったVRC、とても楽しかったですね・・・!

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まとめ

 いかがでしたでしょうか。私が使用しているRift Sのマイクの不調発生から解決までの流れを追ってみました。

 記事のタイトルを“~っぽい”という曖昧な表現にしたのは、おそらくこれで大丈夫だろうけど、100%安心できるかどうかは分からない・・・という思いも未だにあるからです。いやしかし、本当にもうこれ以上のマイクの不調は遠慮したいですけどね・・・。

 同じRift Sのユーザーさんで、マイクの不調に悩む方が居れば、参考にでもして頂けたらなと思います。用意するのは、ピンマイクとサウンドカードの2つです。他に凝った機材は必要ありません。

 解決策は必ずあるハズですから、諦めずに色々やってみることが大事ですよ・・・!

 それでは、良きVRCライフをb

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