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高い所が怖い俺氏、VRCでもタマヒュンした話

 なんだかとっても下品なタイトルになってしまっている気がしますが、ありのままの事実をシンプルに表現したら、結果こうなりました←

 私は、昔から高い所が怖いです。高い所から下を見ると、ヒィイ~ってなります。何かがあってトラウマになって・・・という覚えはないので、生まれ持った私の性質なのでしょう。

 高い所に全く行けないわけではありません。飛行機に乗るのは大丈夫です。東京タワーとか、台湾の台北101とか、そういった高層建築にも足を運んだことはあります。また、構造物等に何も守られていない、自分の生身でと言うと、高校生の頃に槍ヶ岳に登山して、槍の上まで上がったりもしています(めちゃくちゃビビってましたけどね)。

 ただ、何だかんだ言って、やはり高い所は怖いです。出来れば高所での作業は避けて通りたいですし、バンジージャンプスカイダイビングなんて行為は、わりと頭のおかしい人たちが楽しむものだとさえ思ったりしています←

 そんな私が、VRCに手を出しました。現実とそう変わらないくらいの、非常に高いクオリティの世界が広がっています。・・・ふと、私は考えました。そうなると、高低差が感じられるワールドに行ったら、VRでも恐怖を感じるのだろうか?

 その予感は、見事に的中することとなります。私はある時、煉獄丸さんという方が主催された、VRC内でのツアーに参加しました。その際に訪れた先のワールドの1つが、いわゆるラピュタのような、空中に浮かんでいる構造物といったコンセプトだったのです。

 ただ、構造物というのは大きな建物のような感じでした。ですから、グラウンドのような場所しかなく、自分の身が外で剥き出しになるのが絶対条件で・・・というものではありませんでした。室内に引き篭もっていれば、空中に浮いていようが何であろうが、恐怖は感じませんからね。

 そのワールドに来てしばらく経った頃。私は、他の参加者さん達がある場所へと向かって行っていることに気付きました。どう表現したらいいでしょうか、サーカスの綱渡りをイメージして頂けたら、それっぽいと思います。建物の外にそういった場所が設置されており、そこへ登っている方が大勢いたのです。

 私は考えました。VRだし、落ちても死にはしない。その意味では、安全は確実に保証されています。ただし、高い所であるには変わりはないし、ましてや綱渡りです。・・・VRという空間において、高い所で感じる恐怖心というのは、どの程度感じるものなのか?

 私は、無謀にも綱渡りにチャレンジしてみることにしました。ズンズン歩みを進めていきます。・・・綱までに向かう途中、鉄骨の支柱とでも言うのでしょうか、そこを登っている時点で、既に恐怖心が芽生えてきました。これは、VRであってもヤバいかもしれない・・・と。

 そうこうしている内に、綱の端に到着しました。既に綱の上には、大勢のアバターの姿がありました。さて、ここからどうするか。このまま静かに戻っても、文句を言う人は誰も居ない。でも、せっかくここまで来たのだから・・・という思いもあります。VRの世界だから、操作をミスって落ちても、絶対に死にはしない。

 ・・・ならば、先へ進もうではないか! ピリオドの向こうへ!!(氣志團風)。

 その結果。

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 ・・・ひぃええぇえ~!! 高い所怖いぃ~!!!

 やっぱ、VRでもダメでした。タマヒュン感がヤバかったです。背中がゾクゾクとしてね。リアルとかバーチャルとか関係なかったです。高い所に変わりはなかったです。

 この話をひきこもり衆の前で語ったところ、るーしっどさんからは「まだそういう新鮮な感覚があるっていいですね! 私はもう慣れきっちゃって何とも思わなくなったので・・・」とのお言葉を頂きました。・・・多分私は、時間が経っても慣れることはなさそうです←

 ちなみに。よく言われる“高所恐怖症”というのは、もっと極端な症状の場合を指す言葉らしいです。例えば、ちょっとした踏み台とかに上がってみたとします。さすがの私でも、それでどうこうは何もありません。しかし、その程度の段差や高低差にすら、足を震わせて恐怖を感じてしまうような方も居るわけです。そういう場合が高所恐怖症となるそうです。

 では、私のように、高所恐怖症とまではいかないものの、純粋に高い所が怖い人たちはと言うと・・・。そういう場合、高所恐怖癖(へき)という言葉が当てはまるそうです。あまり聞いたことがないですね・・・。

 基本的に人間というのは、程度の差こそあれ、高い所に身を置いた場合に恐怖心を抱くのは至極当たり前のことなんだそうで。ですから、恥ずかしがることはないんです。それを馬鹿にしてくる方が悪いんです!

 いかがでしたでしょうか。高い所が怖い私は、VRCでもやはり、恐怖を感じてタマヒュンしたというお話でした。人間はね、地に足をついて生きなきゃいけないんですよ・・・。シータもそう言ってたでしょう?

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