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VRCでわりと静かになっちゃう話と、そこから考えるVRC和平崩壊予想

 若干久しぶりの投稿となりますね。今回は、昨日の夜中に何気なくTwitterへ垂れ流していた話をまとめてみます。同じような話を以前別の記事で触れてはいますが、この内容だけで1つに書き留めてみようと考えた次第です。

 まずはじめに。私はclusterが出発点となり、現在VRCにも手を出して、皆さんと楽しんではおりますが・・・。正直な話、現在でも、VRやVRCの詳細な話や専門的な話は、基本的に分かりません。その理由は、とても端的に表現するならば、そこまで凝っていないし勉強もしていないからです。

 VRやVRCに興味が湧いて、その世界に飛び込んでいったのは間違いない事実です。ただし、私の場合、たくさんある趣味の中へ、新たに追加されたコンテンツの1つ・・・という捉え方をしています。ですから、VRやVRCの沼にドップリはまり込んでもう浮上出来ないような状況からは程遠いのが現状です。基本的にはデスクトップ勢ですし(VR機器の導入を考えていないことはないのですが)、アバターも現場猫をコピーさせてもらってたのを使っていたら、見かねた(?)hk師匠がわざわざ作って下さいました。また、cluster等で行われているVR関係のイベントに積極的に参加しているかと言われると、ハッキリ言ってほとんどそういうこともありません。

 もっと言えば、私はVRCの民である以前に、もう長らくオンラインゲーム“艦隊これくしょん”のプレーヤーである“提督”として過ごしています。現在でも、VRCに入っているよりも、艦これを触っている時間の方が確実に長いのです。

 結局は、どの程度そのジャンルを楽しむか、という話なので、そこは誰も否定することは出来ないし、否定される覚えもない、ということですよね。ですから、私のようにVRやVRCの世界に興味があって手を出したものの、真剣にその分野に対して勉強したり、凝ったりしていない・・・という人は、絶対多いと思うのですよ。

 そういう人間からすると、VRCでの話題というのは、「分からねぇ」事が多々あります。そうすると、結果的に、集まりに顔を出してみたものの、静かになっちゃう事も多いんですよね。お酒は飲めないけれど、飲み会の雰囲気は好き・・・という、あの感覚と似ているのではないでしょうか。

 そろそろ色々なツッコミが入りそうなのでこれも書いておかねばなりませんが、VRやVRC関係の話が合わなくて寂しい、とアピールしたいわけではありません。話が合わなければ合わないで、それは仕方のないことだと考えています。他の人と話を合わせたければ、自分から進んでそれについて勉強して、知識を入れるなりなんなりすればいいだけの話ですから。あえてそれをしませんよ、というスタンスを取っている以上、当然それについての深い話は出来ないのが当たり前なのであって、その責任は間違いなく自分にありますからね。

 とりあえず顔は出したけど、最終的には静かになってしまっている・・・という現実について、“私は”素直に受け止めています。その分野に特化した話が出来ないし、分からないわけですからね。自分が話せる話題に、空気を読まず強引に持っていくなんてことはもちろんしませんし。・・・しかし、この状況というのは、今後ガラっと変わる可能性を秘めています。

 それはどういうことかと言いますと、VRやVRCが今後、縁のなかった人々に対してもっともっと開かれた場所になっていった場合、現在確立されている秩序や安寧は、崩壊する危険性が高いということです。その世界に参入するにあたっての敷居が高いと感じられる内は問題ありませんが、その世界がより身近になって手軽に参入出来る環境や体制が整ったとすればどうでしょうか。

 語弊があるかもしれませんが、これまで専門的要素や作業が多すぎて、いわゆる“趣味”として開かれた方向に持っていけなかった物事や流れが、VRやVRCという形で花が咲いたというのは間違いではないと思います。ですから、根底の部分で、完全なる素人には手が出しにくい要素がまだまだ非常に強い。機材1つ揃えるにも、お金もかかりますしね。VR関係の趣味というのは、限られた層がより楽しめる世界となっているのです。だからこそ、和平や環境が守られている部分というのが大きいのです。そういう世界であるが故に、落ち着ける人も大勢居るでしょう。

 そこへ、興味本位で、しかも悪意を持って、自分勝手な奴らが大勢入ってきたら・・・どうなるでしょうね? 故意にその世界を蹂躙し荒らそうとする連中というのは、どこの世界でも厄介であり、残念なことに確実に存在します。例えば、VR用のPCや機材を取り揃えるのにトータルで1万円を切るくらいが当たり前となり、VRCも全部日本語対応となり、アバターやら何やらを準備するのも非常に簡単になったとしたら・・・。平和を享受していた民族の国に、攻撃的な異民族が攻め入りやすくなるのは当然の話でしょう。

 現段階でも、荒らしのようなややこしい奴は実際に居ます。それが、格段に増加することになるのです。VRCで静かになってしまうという話に戻りますが、「お前ら俺に分からないような専門的な話ばっかりしやがって! 俺を仲間外れにする気だな!?」とか、例えばこんな感じになってしまうことが頻発したり・・・。いわゆる大人ばかりではないでしょうからね。キッズと呼称される人々も大勢参入してくるようになるでしょう。昔Skypeが全盛だった頃、無差別に荒らし通話を掛けまくっていた小学生が居たと聞いた覚えがありますが、それに類似する被害がVRCでも発生することも大いに考えられます。人間が全然出来てない奴が入ってきて暴れるようになると、それだけで離れていく人も続出するでしょうね。

 まぁ、新たな参入者が悪者ばかりかと言われれば、そうではないのも確かです。今まで思いもよらなかった、良い意味での大きな変化があるかもしれません。それは大いに歓迎すべきでしょう。また、いわゆる私のような感じのユーザーも絶対に増えると思います。先に例に出して示したように、VRはたくさん趣味がある内の1つなんです、軽く楽しむ分には問題ないと思いますが、それに関する詳しい話は分かりません・・・というパターンですね。その場に参加出来るということに重きをおいているので、話が分からなくても、皆と一緒に居てとりあえず静かに大人しくしてる勢。こちらについては、時間を掛けて沼に引きずり込める可能性も多々秘めていますので、ある種良い意味での“獲物”ともなり得るでしょう(笑)。

 問題はやはり、露骨に攻撃的で、その場を荒らすことで楽しむ奴も増えていくという部分ですね。以前kamyuさんに「VRCでVRの話をしなきゃいけないことはないんですよ」とは言われたものの、結局は共通の話題というと、どうしてもそっちに流れていってしまうことが多いですよね(私が主として関わっている界隈がそうなのであって、探せば全く違う話をしている人達も大勢居るんでしょうけど・・・)。より開放されて入りやすくなった新たな世界にやって来て、そこで自分のよく分からない専門的な話ばかりしている人々を“敵”として無差別に攻撃してやろう・・・という日常が広がらないことを祈るばかりです。

 いかがでしたでしょうか。わりと今後こうなっていきそうだなと私は危惧しています。現実と同じような、殺伐としたVRやVRCの世界、嫌ですねぇ・・・。

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