子どもたちが社会に出るために必要なことは“元気”

今、放課後等デイサービスで子どもに関わる仕事をしています。
ここには本当に様々な子どもたちがやってきます。
特別支援学校へ通う子、地域の学校の支援級へ通う子、一般の学級へ通う子、なかなか学校へ通えない子…

個性豊かな子どもたちと毎日賑やかに過ごしていますが、私たち職員の中で共通している想いは「子どもを笑顔にすること」。

笑顔が出れば、元気が出てきます。元気は活動の源。
「元気があれば、何でもできる!」を実感できることもありますよ(笑)
いや、本当に。
“元気”は、体の元気はもちろんですが、心の元気が重要なのです。
子どもの頃から心の元気がなかった人が、大人になって急に心の元気が湧いてくるとはあまり思えず…。心の元気の蓄積が、社会へ出た時のエネルギーになるのではないかと思ったりしています。
“笑顔”と“元気”。この二つの言葉の持つ意味合いを似たものとして私は捉えています。

さて、私を含めた仕事の仲間たちは、この「子どもを笑顔にすること」を常に考えて接しています。が、一人一人笑顔になること、もの、方法は異なります。これらを考えて、見つけていくことが私たちの仕事の一つです。
ある子はぬいぐるみを使って一緒に遊ぶこと、ある子は一緒に折り紙を折ること、ある子はただただ傍で寄り添うこと、ある子は一緒にお散歩へ行くこと、ある子は一緒に追いかけっこをすること…

一人一人で異なりますし、その時その時でも異なったりします。また、来始めた頃と時間が経ってきてからも変わってきます。
でも、共通していることがいくつかあります。

それは、“自分の思いを認めてもらうこと”、“ありのままを受け入れてもらうこと”です。
難しく言うと、“受容と共感”、“自尊心”、“自己肯定感”でしょうか。
私たちのところに来る子どもたちはこれらの経験が少ない子が多いように感じます。注意されたり怒られたり、指示されたり指導されたり。
私たちはそんな子どもたちのありのままを受け入れ、認めるようにしています。

そうすると、子どもたちは自然と笑顔になり、来ることを楽しみにしてくれます。そして、自分の色々な思いを表現してくれるようになります。大人の言葉にも耳を傾けてくれます。お友だちとの関係も築けていきます。
子ども自身が自信を持てることが大きな活力になるのです。

笑顔から生まれる元気。
元気から生まれるエネルギー。
自分への自信。

これらを子どもたちが持つことができるように、毎日パワー全開で活動中です!

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