【論文】歩きやすいインソールが良い訳では無かった【要約】

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

今日は何だか疲れて書く気が起きません。
ですので面白かった論文を
ざっくり解説します。

それがこちら、

足関節背屈制限が生じている血友病患者の靴およびインソールの補正が歩行に与える影響


ざっくり概要

足関節背屈制限(つま先が上がりにくい)のある血友病患者の靴・インソールに補正を加えました。そのときの歩き方の変化を評価しました!というもの

※血友病とは血液を固める“血液凝固因子”と呼ばれるものに異常が生じることにより、出血が止まりにくくなる病気。多くの原因は生まれつきの遺伝子異常によるものといわれています。

ざっくり結果


・歩きやすさ

全ての方が歩きやすい感じたそうです。
3名は「とても歩きやすい」
1名が「まぁ歩きやすい」
という評価


・歩行速度、歩幅

増加は見られなかった

増加は見られなかった

増加は見られなかった


ざっくり考察

「歩きやすさの判断基準は歩行速度以外の要因に依存すると考えられる」

「重心移動距離の改善が歩きやすさの主観評価に影響する可能性があることから、重心移動距離に加えて左右の足底の荷重量などの評価を加えた検討が必要であると考える。」

だそうです。

つまり、歩行時に足裏にかかる力の流れを変えたら、歩きやすく感じたんじゃない?という話。ざっくり歩く時には下記のような力が足裏にかかります。

それを、外側縦アーチを支えてより直線的な動きにしたらよく感じたんじゃない?というのが話の本質だと思います。しらんけど。

例えばこのようなO脚用インソールのように、分かりやすく極端に外側を高くしたインソールだと歩行時の重心移動は変わります。

ざっくりまとめ

歩きやすい!と感じても速度や歩幅は変わっていなかった。

※個人差や変化はありそうですが面白い。

個人的に思うこと

悪い結果にならず、自分が良いと思ったならそれでいいんじゃないですか?という元も子もない意見で締めくくります。

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