僕らの未来が変わるお金と生き方の教室 を読んだ 2023/08/04

今はいい本が出ているなあ。と思いながら読んだ。
自分が子供の頃、このような本ってあったっけ?あったかもしれないけれど、出会うチャンスがなかったのかもしれない。
子供達がこの本に出会うチャンスはあるのかな?
親が与えるものならば、親の貧富の差が影響しそうだし(1870円、安いか高いか。そもそも本を読む親かも影響するだろう)図書館では?図書館では貸し出し中であれば出会えないし、そもそもいく暇あるのかな?今の子供達、結構忙しいぞ?
すると、やっぱり学校なのかな?と思う。
学校司書がいる学校の割合ってどのくらいなのだろうか?先生は本を勧めてくれるかな?(ちなみに息子の学校では、本を勧めてくれる先生はいます。いろんな先生が、たくさん勧めてくれれば手に取るチャンスが増えるし、その中で自分にピンとくる本も見つかるはず。)
・・・脱線しました。
でも子供達には本に出会うチャンスは、たくさんあって欲しい。
特にこの本は、自分が子供の頃に出会っていれば、ちょっと人生が変わったかもしれないと思いました。

前半は、お金と経済の仕組みについて。
消費が社会をつくるというのは、最近になってよく聞くこと。この本では、選挙と同じだよというふうに説明されています。
なるほど。
日銀と国債の仕組みについては勉強になりました。
後半は、上手なお金の使い方。
貯めるだけではなく、お金をうまく使うということにも触れられていて、子供の頃から考えるのはいいことだと思いました。お金を稼ぐ前から考えたいよね。
保険の仕組み、また、資本主義と社会主義、広がる格差について、環境問題についても話は広がります。
興味深かったのは、「新しい施策で社会が変わる?」の章で、「腐るお金」のアイデアでした。
これ、「期限が来ると価値が減って損をする」というお金なのだそうです。
長く持っておくと損をするので、消費を促す役目をもったお金だそう。
これ、面白いなあ。実際に地域通貨として使われているところもあるそうです。


私たちの生きる時代は、良くも悪くもお金がおおきな位置を占めていて、ともすればお金だけにとらわれて、生きがいをおろそかにしがちです。
お金はよりよく生きるためのツールなのだから、それを忘れないようにしたいです。
また、子供向けの内容ではありますが、年をとったらどうするか?定年後も働き続けるといった選択も提案されていました。
これは私たちの年代にとってはかなり重要な問題。
それなりに頑張ってきたけれど、子育てにはそれなりにお金がかかり、老後は結構厳しいかも・・・これからどうやって生きるか考えないとなあ。
また、お金を稼ぐことは生きがいにもつながるだろうし。なにか自分にできることはないか、模索中です。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?