マイナンバー陰謀論に関して
マイナンバーの工程表とか確認しないのかな。思い付きで喋って「国際ジャーナリスト」なんだ?
いくらなんでもあれとこれとは別の話。
別の話を引っ付けるのはこじつけ。
ともかくまず調べようよ。
これが何で陰謀説かというと、誤った前提で独自理論を展開しているから。マイナンバーのベースは住民票コードなので戸籍は無関係。日本の戸籍は古代から様々な形であるもの。明治に出来たというのは壬申戸籍のことだろうが、現在の戸籍はそれとは別物で昭和二十三年にできたもの。
どこからこんな話になるのかな?
つまり、「希望する場合には」でこれは相続手続きのワンストップ化のための法整備と捉えていいでしょう。
(相続時における預貯金口座に関する情報の提供)
この法律に腹を立てる人は相続手続きの大変さを御存知ないのでしょうね。(私も知りませんが。)
これがいつまでもなくならないマイナンバーとマイナンバーカードをごっちゃにしたクレームですね。
マイナポータルにはその他の本人情報が集約されています。マイナポータルはマイナンバーカードを利用してログインします。マイナンバーは情報連携の検索キーではないので、河野大臣の発言は嘘ではない。
この「いろはのい」がどうしても解らない人が圧倒的に多い。無論私はこの仕組みが「素晴らしい」とは思わない。恐ろしく非効率的でリスクも高いと考えている。
こうなるともう、あれなんですが、どうしてこんな話が出て來るかというと、理由がないこともないんです。
河野大臣が記者会見で、令和6年度秋をめどに健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針を示したのが2022年10月13日。
いいですか、
マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会 専門家ワーキンググループ(第1回)の開催日、何時だと思います?
普通に考えれば2022年10月13日の半年前位にやっていないと駄目ですよね。
令和4年12月12日(月)12時00分から13時00分まで、なんです。事後なんです。
これなんか変じゃないですか。
もっとも方針そのものは2020年11月17日に決まっていたわけです。
ならば検討会はもっと先にやらないと変でしょう。これだと自民党の意向でしかなく、有識者の意見は入っていないわけですから。ろくに検討もしないで決定してしまっているわけですよ。
問題はその辺りですよね。
別に「何者かに支配されている」とは書きませんが、ステークホルダーの意見も反映していない。怪しげに見えるというのは解ります。
これはさすがにちょっと何言ってるか解りません。中国を見本にしてあらゆるトランザクションを追跡可能にして本当の監視社会にしたいということなのかな。
今のマイナンバー制度の建前は行政の効率化で、ネット経由で行政手続きを完結したいということですよね。その為に電子証明書の入ったマイナンバーカードを普及させて、やがてはスマホにマウントさせて、スマホで行政手続きが完了するようにすると。
現にe-GOVにGBizIDでログインして書類の代わりにcsvデータで届け出をしている人にしてみれば、もう全部csvでいいじゃん、というところまでは理解できている筈。この仕組みを個人の手続きで利用するための仕組みが徐々に出来つつあります。
でCSVで何で事務効率化かというと、書類を目視して手入力、別人がダブルチェックという作業が無くなって、原則データの読み込みで終わってしまうので役所側が楽なのです。多くの行政手続きが現在この方式に変更されつつあります。まあなんせ早いですから。この方向性そのものはまあいいんじゃないかと思うんですよ。
問題はe-GOVもGBizIDもcsvもなんじゃそりゃ、という人が大多数でJPKI認証の手数料に関しても殆ど周知されていない点。そして制度の変更が予定されているのに、ほぼ知られていないこと。
このイケメンの正体もほぼ知られていない。
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