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【お金の流れを安定させよう】中小企業のための3つの資金繰り表

シルバーウイーク前半戦最終日ですね。

しかし暑い…今年の残暑はほんとうに手ごわいです。
秋、来るんでしょうかねぇ…


こんにちは、柴犬をこよなく愛するコバです。
建設業・製造業・卸売業など仕入れの多い会社向けに、伴走型で会社と社長の手元に現金を残す支援をしています。


皆さまは資金繰り表を活用なさっていますか?

会社の規模や業種の特質により、作成する資金繰り表はひとつだったりふたつだったり様々だと思います。

本日は、資金繰り表の簡単な解説をさせてください。


1、年次資金繰り表


年次資金繰り表は、1年間を通じて会社の現金の流れを管理するための表です。収入や支出を予測し、長期的な資金計画を立てるために役立ちます。

例えば、季節変動がある業界では、繁忙期に多くの売上が入る一方、閑散期には現金不足になることがあります。
年次資金繰り表を使うことで、繁忙期の収入を閑散期の運転資金に充てる計画が立てられます。

年間の資金計画を目安に経営していくと、心の持ち方が違ってきますよね。

2、月次資金繰り表


月次資金繰り表は、毎月の収入と支出の予測を細かく管理するための表です。収入支出時期を確認しながら、資金が足りなくなるタイミングを予測できます。

例えば製造業など仕入が必要な業種では、原材料費の支払いが毎月決まったタイミングで発生しがちです。
月次資金繰り表を使って、収入が遅れる月や支払いが集中する月を把握することで、資金のショートを防ぐことができます。

実際のところ、計画と実態は多少のズレが生じて来やすいものだと思います(ウチもそうです)。

月次資金繰り表と年次資金繰り表のズレを確認し、必要に応じて修正を掛けていくと、お金の流れがますます明確になり、安心して経営活動に邁進できるのではと思います。


3、日繰り表


日繰り表は、毎日の現金の動きを正確に把握するための表です。特に現金取引が多い業種では、日々の現金収支を確認することで、資金不足を未然に防ぐことができます。

例えば、小売業など毎日の売上や支払いが頻繁に発生する業種では、日繰り表を使い、日々の現金残高を確認、必要に応じた資金調達や支払いのスケジュールを調整することが可能となります。

こちらの資金繰り表は会社規模や売上支払の発生件数により、あまり必要ではない業種もおありと思います。



上記3つ以外にも、例えば週単位で資金繰り表を作成なさる会社もおありでしょう。


ちなみにこば事務所では日繰り表は作成せず、仕訳の日計表を活用しています。年次、月次、日計表、あとは残高試算表…これが生命線です(^^;


実はこば事務所、以前は資金繰り表をつけていませんでした。

個人事業主なので、現金だけにフォーカスすればそこそこ残っているのですが、資金繰りを明確にしていなかったため、赤字着地してしまった経験があります。

つまり、収入と支払のバランスを考えず、欲しい時に欲しいものに投資するという…お恥ずかしい…

やっぱり赤字は…ねぇ…融資にも響くし…ね…


資金繰り表は、会社経営の「地図」だと教えていただいたことがあります。
いつでも取り出して、向かうべき方向の羅針盤としたいところですね。


やっぱりお金は大切だよ、コバはキミが大好きさ…


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