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『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと』/山口揚平

 こんにちは。最近書評を書き始めた、こばやしゆなです^^今回は、山口揚平さんの「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」について書きました。名前だけ見ると、「堅そうだし、読めるかな?」って思う方もいるかもしれません。でも、実際の中身は読みやすくて、私は内容に引き込まれました。笑

山口揚平さんについて

 山口揚平さんは大手外資系コンサルティング会社に入り、その後に独立し起業しました。海外ビジネス研修プログラム事業やアーティスト支援等の複数の事業や会社を運営する傍らで、執筆や講演を行っています。今では、多くの本を書いています。

二人は出会いから始まる

 本には主に二人の登場人物がいます。まずは、この二人の出会い方が書かれています。出会い方も偶然で、これから誰にでも起こり得そうな出会い方がスタートでした。

内容が会話形式

 本の書き方が会話形式です。また、大切な・重要な内容には「強調して」書かれていてとても読みやすいです。例えば、「勉強のできる人」「できない人」の勉強方法を比べる時、

計画(Plan)、実行(Do)、そして結果をフィードバックしていく(See)の『仕組み』を作る
勉強のできない子は、問題集を解くという『実行』しかしないんだ。

このように、山口さんが重要と思う文が強調して太文字で表現されています。

一つ一つ細かく区切られている

 会話形式で書かれているが、それと同時に一つ一つの区切りが短くなっています。二人が話している内容が少し変化するごとに、うまく区切られているため、かなり読みやすくなっています。そして、各章の最後にその章のまとめが書いてあります。なので、一章を読んで最後に振り返りができるので頭に残りやすいです。

いろんな視点の内容

 一つではなく、いろんな視点の内容が多く書かれています。日本の階層・結婚・企業の学生に対しての就職に関してのことや、少しガンダムが登場することも‥‥。このように、様々な内容が組み込まれています。

 例えば、日本はこれから大きくいくつかの階層に分かれてしまうそうです。他の国では、決まった自分の階層からは抜け出せない。つまり、人生のルートが固定化されてしまう国があります。

しかし、山口さんは

それに比べれば日本はまだ上位階層に行くチャンスが残されているともいえる

と述べています。実際に、私も大学生になりたての頃、「今の自分から変わりたい!」と思い、NPO、プログラミングや今、携わらせてもらっている広報インターンなど様々な事に触れてみました。上位階層に行けたということではないのですが、将来的には山口さんが言うような上位階層に行きたいと思っています。このように、「日本では自分を変えられる」ということを伝えようとしているのではないかと私は感じました。

コミュニケーション方法「三角貿易」

 かなりキャッチーな言葉を発見しました。生活・学校や仕事でコミュニケーションが上手くいかないことで悩んだことは誰にだってありますよね?山口さんは愛と条件で相手とのコミュニケーションスタイルを見抜くと言っています。相手がどっちを考えて行動や話をしているのかを見極めることが重要だそうです。

最後に‥

 初めに、主な登場人物が二人いるとお伝えしたのですが、この本を読むと二人の関係性が見えてきます。そちらも楽しみながら読むと良いかもしれませんね。






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