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今日の美の教養

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アート、音楽、街、人、旅 私が出会った 「美の感度を高める教養の備忘録」
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2023年8月の記事一覧

アジアがひとつになる

平日の夕方、新宿の京王線ホームはものすごく混雑していて、気が遠くなりそうでした。 向かう先は、「アジアユースオーケストラ」の東京公演。 東京オペラシティホールでした。 香港観光局から招待チケットをいただいたのです。 おかげで、前回の藝大のオーケストラに続き、今回も若い才能溢れる演奏を聴くことができて、すごく刺激的です。 この日のプログラム グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919版) マーラー:交響曲第4番 みなさんの姿

大塚国際美術館に感謝

世界の名画が全部観られる徳島の大塚国際美術館へ行きました。 私にとってここは、今までの人生の反省とともに、これからどう生きるかを考える場所でした。 芸術は好きなので、国内外で美術館には若いころから行っていたのですが、今になって思うと、もう少しちゃんと勉強してから観る(見る)べきだったと後悔しています。 絵画もそうですし、歴史のある場所、遺跡、いろいろ。 そのものの知識があれば、もっと観る(見る)べきものがあったのだと今はわかります。 あの日の美術展でしか観ることができなかっ

追憶のリフトアップクリーム

「小顔になりたい」 いつの時代も変わらぬ女性の希望なのだろうか? それも、若い時もそう思っていたし、歳をとった今もそう思うとは 小顔の価値ってどれほどなのでしょう。 そういえば、あまりアジア以外では「小顔になりたい」なんて聞かないななんていうことを考えていました。 私がなぜそんなことを考えたかというと、 電車の広告で、美容整形で顔の脂肪吸引の広告を目にしたかと思えば、 視線を移したスマホの中の記事に『ロスタロット』の文字を目にしたからです。 『ロスタロット』といえば、塗れ

ピカソとシャネル

私は1920年代ごろの文化やアートに、とても惹かれます。 ヨーロッパ、アメリカ、日本。 美術館や何かの企画で、この時代の芸術に触れられる機会があれば足を運ぶことが多いですが、その時に見つけた面白いものをご紹介しようと思います。 私はその日ミュージアムショップで、あるDVDを手に取りました。 そして、1秒も迷うことなく「買い」でした。 パリ・オペラ座のバレエのDVDです。 表紙には、《´20年代のモダニズムとバレエの融合。ピカソ没後20年にパリ・オペラ座が再現》と、書かれて

勇気がなくて買えなかったもの(トルコ)

AGA/FAGAクリニックとのお仕事で教えていただいたのは、薄毛についてのお悩みは現在では薬でかなり良くなるそうです。 毎月お薬を飲むだけですが、薬は抜け毛予防+発毛+育毛すべてを網羅できるように飲むことが秘訣のようです。 髪の毛は周期で、生え変わっていますが一生のうちで回数は決まっているらしく、一般的な周期よりも早いサイクルで抜けてしまうと、回数制限が終わって、新しい髪の毛に生え変わらないらしいです。 今は、オンラインでも薬を処方してもらえますし、薬の価格も美容院に行くぐ

「美」を国家プロジェクトにする意味(ルーマニア)

私はかつて『ジェロビタール』(GERO(老い)VITAL(生命力))という化粧品と仕事で出会いました。 幾度か研修を受けて、その化粧品を学びました。 それはルーマニア発祥の化粧品で、聞けば聞くほど興味深い ルーマニアの“秘密”の美容の歴史がありました。 社会主義時代(1945-1989)のルーマニアでは 美を国家プロジェクトとして取り組んでおり、 老人病学と加齢学の母といわれた故アナ・アスラン博士がジェロビタールの開発にあたったのでした。 私が当時とても興味をもったのは

人生で最初に描いた絵覚えていますか?

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」アーティゾン美術館 20世紀美術の主要な動向である抽象絵画の歴史をたどる展覧会で、抽象絵画の発生から1960年代ごろまでの展開、フランスを中心とするヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を展示している。 抽象絵画好きですか? 私は、最近好きになったみたいです。 自分の絵画の好みの変化を、ずっと見ていくと心の変化がわかります。 決まった色でも形でもない、それって人間らしいなと思

カジノとワタシと化粧品(マカオ)

先日、久しぶりにマカオの知人に連絡をしました。 私がマカオのカジノIRにある「日本アイテムセレクトショップ」で、 バイヤー&輸出担当をしていたころの同僚エディに最近のマカオ事情を聞いてみたかったのです。 「マカオの景気は段々戻って来ました。 カジノに来るお金持ちは減りましたが 以前よりもファミリーや若い観光客が増えました。」 そんな返事が返ってきました。 コロナで大打撃だったカジノであるが、現在のマカオはエディの返事では 普通の観光地になっているようなので、化粧品は売れな

ただ、暑がるなかれ(ギリシャ)

せっかく化粧品を仕事にしながら年齢を重ねたので、人生の記録代わりに 他の国で出会った化粧品とか、へーそういうのあるんだみたいな化粧品なんかを、ポツポツ書こうと思っています。 私の思い出のためというよりは、わりとこういうことって仕事に役立つと思うのです。 接客でも役立つことがあったり、商品開発するときのアイデアの種になる時もありますし、広告とか企画つくる時に助けられることもあったりします。 まあ、なにかと頭の引き出しにしまっておくと便利なのです。 “とにかく夏は暑いので、化