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マネジメント本より、育児本を読もうと思った。「語りかけ」育児で目からウロコ。

初投稿です!
2児の父親で、大手金融機関の中間管理職です。

今月から育児休業に入って、仕事にも少し区切りがついたというか、

仕事ばかりの日常に変化が出てきたので、

noteで自分の考えや学びをアウトプットしようと思い立ちました。

最初の投稿は、育休に入るにあたって
人生を豊かにするための読書をしたいと具体的に考えて、1冊目に読んだ本の感想になります。

この本を読もうと思ったきっかけ

育休中は仕事がないとはいえ、家事も育児もありそれなりに忙しく過ごせます。ですが、「明日の仕事はどうやって進めようか」「あの問題は、どうやって解決すればいいかな・・・」など、これまで仕事のことを考えていたメモリーは、すぐには埋まりません。

なんとなく、忙しいけど暇、みたいな状態になりました。
そんな時、ふと、近くの本屋を通りかかった時に思いました。

部下も大事だけど、子供の方が比べるまでもなく大事。なのに、育児本は読まず、マネジメントの本ばかり読んできたなぁ と。

もっといえば、部下といいながらも立派な成人です。自分の経験からも、マネジメント程度で人は変われません。

でも、子供は違います。
自分の関わり方1つにすごく影響を受けます。
そんな責任を持ちながら、何も知識を得ないというのは間違ってないかな。

そんな風にふと思い、自分の人生を豊かにしてくれる知識を身に付けたくなって、前々から妻がオススメしてくれていた本を読むことにしました。

今回はその1冊目をご紹介します。

毎日30分、赤ちゃんに語りかける

まずこの本は、赤ちゃんを話せるように育てることを目的としたトレーニング本ではありません。静かな環境で、赤ちゃんと二人きりになり、向き合って、30分だけ、自分の言葉で語りかけることで、『自分のことが大好き』といえる子に育てる方法を紹介しています。

30分と聞いて(ながいな)と感じませんでしたか? 恥ずかしながら、僕はそう感じました。

ですが、仕事中の1on1も30分くらいで、意味のないミーティングでも60分という時間を過ごすことも多いはずです。

子供が親に時間を使ってくれるのは、意外と短いのだと考えると、毎日の30分くらいは死守しようと思いなおし、本を読み進めることにしました。

この本は月齢ごとに解説してくれているので、ここでは私の2人の子供の月齢である2チャプター分を紹介しようと思います。

もちろん他のチャプターも読みましたが、具体的な方法は異なるものの根底の思想は一貫していたので、皆さんのお子様の月齢と合わなくてもためになることは多いような気がします。

0か月から満3か月まで

赤ちゃんは生まれてほどなく、外部の音に対して反応を始めるようになります。

具体的には12週ごろには、人間の発する音に対してより強い興味を示すようになり、「アウア」や「ウー」といった発音や笑顔を返すように。

私の子供は今8週ですが、確かに日に日に反応が豊かになっている気がしています。

そうなってくる頃にはもう、一日30分の語りかけを始めると効果的なのだそう。それも重要なことは 「静かな場所」で行うということ で、本書の中でも繰り返し強調されていました。

著者曰く、「聞く」とは「聞き分ける」ことで、①必要な音と不要な音を区別し、必要なものに耳を澄ます能力と、②2つの音の違いを見つける という2つの能力で成り立っている。そして、早くもこの時期からこれらの能力は鍛えられていくのだが、能力が未発達の状態では「静かな環境」でないとそのトレーニングが難しいということです。

静かな環境で相手の声を「聞き分ける」というのは集中力の形成にも影響しそうですよね。上の子と絵本を読んでいるときも、もっと静かな環境で読んであげたほうが良いのだろうなと、思い直しました。

1歳4か月から1歳7か月

ここでの学びは他のチャプターに比べても特に大きかったので、一部引用します。

何よりも大切なのは、「語りかけ育児」の時間には質問や指示は全くしないということです。こどもが興味を持っていることについてだけ、話すようにしてください。(中略)
答えが必要でないかぎり、質問するのはやめましょう。これが鉄則です。
「これは何?」とか「ウシはどう鳴くの?」などと聞く必要はありません。もし赤ちゃんが答えを知っているなら何の足しにもなりませんし、もし知らないなら赤ちゃんをきまり悪くさせるだけです。(中略)
赤ちゃんにことばを言わせようと、質問する誘惑に勝てないお父さんがたくさんいるのです。

『0~4歳わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児(小学館)』

目からウロコが落ちました。ここに書かれている誘惑に負けてしまう父親とはまさしく私自身のことでした。
絵本を読むとき、特に図鑑で遊んでいる時には積極的に「これなあに?」と質問して、正解すると「すごいね〜」と言い、間違うと「それは〇〇だよ」と訂正する。そんな日々でした。

ちなみにうちで使っている図鑑はこれ。1歳から7歳くらいまで使えそうな内容。物の名前だけでなく楽器の演奏もできたり、万能。

「語りかけ育児」で大切なのは、心を通わせるコミュニケーションを行うことで、私たち大人同士が日常行なっている会話のようであるべきだというのです。単語の数や難易度、長さはもちろん子供に合わせるべきですが、相手を知ろう自分を伝えようという対等な関係であるべきであって、テストのような一方的な会話であってはいけないというのです。問いかけの連続はまさしく一問一答のテストで、普段の会話でこんな内容話さないですよね。

この本では語りかけの方法以外にも、遊び方については、その時期の子供の基本的な発達過程について書かれていました。ページ数も少なくないので、自分の子供の月齢+1チャプター分くらい読んで、また時が過ぎた頃に読み返すという使い方でもいいと思います。

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