泣き虫がガチ泣きした、最後の日。

高校までの友達には変人と同じぐらいに、賢生って本当に泣き虫だよね、と言われます。そして、それを僕もよく自覚しています。

「サマーウォーズ」見て感動した時、僕の好きなMrs. GREEN APPLEのWaLL FloWeRを初めて聴いた時、1試合で2回もPK外して決勝進出を逃した時、自分の今までを思い返すと、僕が泣いた回数は数えきれないです。

最後に泣いた日はいつだろう？
そう思い返してみると、高校の卒業式の時でした。

卒業式後に行われる最後のホームルーム。
僕は最後の挨拶で、広島から来た両親に今までの感謝を伝えました。

サッカーというスポーツを教えてくれたこと、自分を私立ばかりに行かせてくれて、我儘言って中高一貫の学校辞めて県外で寮生活したこと、練習試合とかたまに見に来てくれたけど、いい所見せれなかったこと。

伝えれるだけ伝えまくってめちゃくちゃ泣きました。

「ありがとう」と言われて嬉しくならない人間はいません。
統計を取ったわけでは無いので断言はできませんが、少なくとも僕は「ありがとう」と言われて、嬉しくなる人間です。
いつか、森七菜あたりの可愛い子に「ありがとう」とか言われたいです。絶対嬉しくなる。絶対ニヤける。

すみません。話が逸れてしまいました。

僕は両親に感謝を伝えることがすごく恥ずかしい人間です。
だから、恥ずかしがらずに「お母さんありがとう！」とか「お父さん大好き」とか言える人が羨ましいです。

今一人暮らしをしていますが、たまに両親や祖父母から電話がかかってきます、「最近どう？」「何かいるものはある？」など僕のことをかなり心配してくれます。
僕は寂しがり屋でも何でもないので「そんなに心配してくれなくてもいいのになあ」と思います。

でも、一人暮らしをしている自分が、両親や祖父母と顔を合わせる回数はあと何回でしょうか？

夏と冬に2回帰省するとして、日本人の平均寿命は84歳ぐらいに両親がなくなると考えた時、だいたい70回ぐらい。あくまで日本人の平均寿命を参考に計算しているのでこれより多いかもしれないし、少ないかもしれない、下手したらもう10回も無いのかもしれない。あと1回かもしれない。

こんな事を考えていると、高校生の時に邦ロックが大好きな友達がこんなことを話していたのを思い出します。

「どんなに大好きなバンドでもいつ解散するか分からんから、良いと思ったら早くライブに行った方がいいで」

この言葉を何回も聞きました。その度に「うるさいなあ」とは思ってましたが、間違いないなとは思ってました。

どんなものにも必ず終わりは来る。そして、その終わりはいつなのか誰にも分かりません。

今回は両親の話を引き合いに感謝のお話をしましたが、両親に限らず自分の近くにいる友人に対してでも、僕はできるだけ後悔しないためにどんな些細のことでも感謝するようにていきたいと思います。

もう二度とあんなに泣かずに「ありがとう」と伝えたいな。笑

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