東北旅行
今回は今年3月に行ってきた東北旅行のレポートをしたいと思います。福島についてはある程度下書きがあったのでいいのですが、これから書くそれ以外の場所での出来事についてはすべて思い出しながら書くことになるのでその点ご了承ください。それから読み返す元気がなかったのでとても汚い文章ですごめんなさい。
1.概要
今回の東北旅行は2夜1泊3日の旅でした。1日目の深夜、東京のバスタ新宿を発ち、夜行バスで仙台へ。翌朝仙台から常磐線で南下し福島浜通りへ(ここの詳細は前の記事にあります)。浜通りを夕方に発ち仙台、小牛田、柳津を経由して気仙沼へ。気仙沼で一泊しBRTで盛(大船渡市)へ。そこからレンタカーを借りて三陸道で釜石を経由して宮古へ。宮古から三陸鉄道北リアス線、八戸線を利用し八戸へ。八戸から新幹線で盛岡へ。盛岡から夜行バスで翌朝バスタ新宿に到着という日程でした。(図解しようと思いましたが面倒なのでやめました。)
2.仙台へ
バスタ新宿23:05発の富士交通のナイトライナーに乗って仙台へ向かいました。何を思ったか急にVlogがやりたくなった僕は、家からバスタへ向かう途中秋葉原のヨドバシで一脚を受け取り新宿に向かいました。結論からいうとこの一脚はあまり使いませんでした。なぜならAFレンズではないため手ブレなどに対してやや技術が必要できれいな映像を撮ることが難しかったからです。そんなこんなで新宿についた僕でしたが、23:05になってもバスが来ないため焦っていました。乗り遅れたのかもしれないと、勝手に乗り場に向かったところ「あ~まだ来てないから全然大丈夫ですよ~」と言われ待合室に戻されました。無事乗れました。幸い(?)コロナ禍ということで蜜防止のため二人がけの席を一人で使えたので快適でした。寝られない時間もあったのですがサービスエリアのスープで乗り切りました。
仙台に着いたのは5時前。まだ日は昇っていませんでした。そして降り立って目の前には僕の大好きなヨドバシカメラ。大興奮です(そこまでの感動はない)。仙台駅前で朝早くやっているご飯屋さんはマクドナルドとローカルチェーンの定食屋さんしかなかったので、それならローカルフードを食べようと定食屋で朝ごはんを食べました(学食のような普通の定食屋さんです)(丸亀製麺のようにお皿にもられた商品を取っていくスタイルで新鮮でした)。ご飯を食べたら観光です。ご飯を食べ終わったのが5:30、次乗る電車は6:31発。1時間あれば仙台が満喫できます。レンタサイクルを利用して広瀬川方面へ。仙台駅から青葉城(仙台城)は3kmと距離が離れています。自転車が借りられたのが5:50であったためかなり急ぎます。引き返すのは6:10がタイムリミットです。どうしても政宗公と写真を撮りたかったのですが間に合わないことはなんとなく分かったので瑞鳳殿へ。とはいえ2.5kmあるのですが。瑞鳳殿は政宗公の霊廟です。写真を撮り急いで仙台駅へ。ここでアクシデント。仙台駅ロータリーには自転車が通行できるところが少なく、歩道橋(というよりペデストリアンデッキ)を移動するしかないことに気づきます。重たい電動自転車をガンガン足にぶつけながら階段を登り降りします。駐輪場についたのは電車の発車5分前を切った時刻。走って有人改札に向かい青春18きっぷにハンコをもらい、滑り込みセーフで無事常磐線に乗車できました。ちなみにつづきはぜひ福島編を御覧ください。
ペデストリアンデッキ大好きです。
すぐ後ろに見える茶色の建物が仙台駅。こんな一等地に2017年に破産したデパートが残っている現状に少し不安をおぼえました。(追記:2021年12月に再開発準備組合ができ、2027年に再開発ビルができる予定らしいです)
3.仙台へ・気仙沼へ
浪江から常磐線に乗車し仙台に帰ってきたのが18:14。ここから次の東北本線発車までの1時間の観光の戦いです。最大の目標は仙台名物の夜ご飯を食べること。まずはアーケードに向かいます。ハピナ名掛丁商店街やクリスロード商店街を見て回ります。しかし名物の店、電車に間に合う店は見つかりません。駅ナカも物色しますがずんだシェイクを買うのみ。おいしかったですが。
仙台には何度か来たことがあったが仙臺四郎さんに会えたことがなく、一度会ってみたく思っていたのだが今回やっと会えた。
高校時代に東北鉄道オタクの間で話題になりがちだった「愛子(あやし)」。友達にLINEで送りつけるために撮影した写真。
駅弁を買ってホームに向かいます。車内は駅弁を食べることができるような雰囲気ではなく、スマホを使うにもバッテリーがもったいなかったので松田聖子のカセットを何度もリピートして聞いていました。小牛田につくとここからは汽車です。一部座席は前向き一人がけというバスのような特殊な配置になってました。ここからほとんど人がいなくなります。外も真っ暗でちょうど千と千尋の神隠しで海の上を走っているようなそんな感覚です。遠くの街の灯りの点が見えることがたまにある程度。地面を本当に走っているのか怪しいくらいです。終着駅の柳津からはBRTです。かつての気仙沼線は汽車が走っていましたが津波の被害による再建は採算がとれないことから線路のあった場所を専用道化し、バスが走っています(一部公道を走ります)。ここから気仙沼までの間誰一人として乗降車しませんでした。乗客は僕一人です。それにも拘らず運転士さんは発車しますだのお降りの方は~だの言ってくださるので申し訳なかったです。バスなので酔ってしまうためスマホや本を見ることができず暇で途中寝落ちしてしまいました。乗りたくて乗っているとはいえ1時間半何も見えない車窓を眺めながら過ごすのはそれなりに辛いです。気仙沼についたのが22:41。そこから駅前のホテルに向かい、駅弁を食べ就寝しました。
4.朝の気仙沼
正確な起床時間は定かではないですが、ホテルからしばらく歩いた場所での写真が6:04撮影だったので5:30頃起床したものと思われます。気仙沼7:29発のバスに乗らなくては行けないので6時間ほどお世話になったホテルを急いで後にします。気仙沼に来たのは競りが見たかったからなので港の方に向かいます。地方都市が成り立っていた時代をそのまま封入したような素敵な街並みで大好きになりました。気仙沼駅は比較的高台にあり、港へは坂を下って行きます。気仙沼の魚市場は見学者用のデッキが整備されており、自由に見学することができます。バスの時間があるため競りを見ることはできなかったのですが、水揚げの様子を見ることができてよかったです。魚市場までも駆け足ぎみで来たのですがまたも時間がないので1つ前の南気仙沼駅でBRTのバスに乗車しました。この区間も昨日同様に汽車が走っていましたが復旧させずに専用道を敷いてバスを運行させています。(半年後の今まで寝かせておいたから言えることなのですが、この駅、おかえりモネのロケ地になっていました。たまたま見た回に出ていました。)
5.釜石
バスはほぼ公道(なんと高速道路である三陸道までも)を通り陸前高田を経由して大船渡に到着しました。大船渡といえば佐々木投手ですが特にこれといってなにか見つけることはできませんでした。大船渡のスーパーで朝ごはんを買い(買ったはず)、レンタカーのお店に向かいます。レンタカーを借り(借りた店舗も返した店舗も店員さんが綺麗だったので闇を感じます)(考えすぎ)、大船渡の魚市場に向かうのですが新型車なのに存在しない道に案内され断念します(道が新しくなっていたのでしょうがない)。高速道路に乗りたいだけなのにリアス式海岸に特徴的なうねうね道を延々と走らされ大幅に時間をロスしました。次に向かったのが釜石です。あのラグビーと鉄で有名な釜石です。釜石の少し手前に岩手県水産技術センターがあり、展示施設があると聞いていたので訪問しました。簡単にいうとここは普通の水産試験場で研究施設です。ですから展示というのもポスターが数十枚と模型があるといった感じです。大学の講義で少し触れたことのあるような内容がいくつかあったので興味深くみることができました。車に戻り鉄の歴史館が近くにあると聞いていたので向かったのですが、横道に逸れるのが億劫になって諦めてしまいました。釜石では昼ごはんを食べようとは頭の片隅にはあったもの、サンフィッシュ釜石という魚が食べられる施設が休業であったこと、釜石郷土資料館を見なければならなかったことから食べることができませんでした。釜石郷土資料館に行ったのは確か餅鉄がどこで取れるのかを調査して、取りに行こうと思っていたからだと思うのですが普通に展示を楽しんで当初の目的はおそらく忘れて次の目的地宮古に向かいました。
6.宮古
釜石から宮古へも車で向かいます。途中山田町の鯨と海の科学館に寄るのですがこれまた改装のため臨時休館で数日後にオープンということで肩を落として次に向かいます(目の前の道の駅で昼ごはんを食べることを試みたものの食べたいものがなかったので諦めてます)。宮古市内に入ると市街を横目に通り過ぎ県立水産科学館に向かいます。ここを通り過ぎて少し行くとかの有名な浄土ヶ浜がある訳なのですがレンタカーの返却期限が迫っているため無茶はできません。水産科学館は思いの外展示資料が充実していて驚きました。国立科学博物館の雰囲気があります(?)。レンタカーを返却しに急いで市街に戻ります。人生初の給油を済ませ満タンになった愛車を後は返すだけなのですが一方通行やらなんやらに阻まれ続けレンタカーのお店についたのは期限5分前でした。めでたしめでたし。レンタカーの感想なのですが、新型のヤリスで自動運転技術が搭載されていて感動しました。三陸道は対面走行でそもそも怖いのですが少しでも中央からずれると自動でハンドルが動いて修正されるので安心といえば安心ですが怖いといえば怖かったです。車を返したところでご飯を食べたいところなのですが、人間というのは欲深い生き物で魚市場で食べたいということになるんですね、これが。レンタサイクルのお店に行くのですが冬期はやっていない(春だが?)ということなので仕方なくバスを使うのですが、これまた本数が少ないため帰りは走るしかないという前提でバスに乗り込みました。その上食堂がやっているか怪しいという中での賭けでした。バス停から走って市場に向かうと市場の食堂は閉まっていました。隣の道の駅の食堂もやっていなかったのでお土産だけ購入し、走って駅に向かいます。とはいいつつも写真を撮らなくてはいけない場所があったのでそこではきっちり写真を撮ります。宮古の津波の映像でよく目にする市役所からのアングルから海を見てみたかったのです。今は市役所の庁舎は取り壊されてしまっていますが同じ位置からみることができたということでさらに走ります。駅前に食堂があったので駆け込みます。おばあちゃんが一人でやっている昔ながらの食堂で急いでいたのでそばを注文しました。食堂を後にし急いで汽車に乗り込みます。あまちゃんで有名な堀内駅などを通過し終着久慈へ。
乗った車
見覚えある
7.久慈
久慈は以前にも来たことがあるのですが、まずは駅前の久慈駅前デパートが見れたので満足です。もう帰ってもいいです。未だにあまちゃんの看板がでかでかと掲げられていることに少し引きながらも、嬉しかったです。名物まめぶを食べたいと思い道の駅に向かうのですがなぜか休館でネットで探しても適切な場所、値段の店が見つからず観光案内所に駆け込みました。窓口の方が親身に相談にのってくださって、僕がネットで調べて敬遠したちょっとお高そうな寿司屋に行くことにしました。結局のところまめぶはたべていないのですが、ちらし寿司はほんとうにおいしかったです。2700円もしましたが価値はあったと思います。スーパーの刺し身でも比較的新鮮で水気がなく美味しく頂けるものは沢山ありますが特に美味しかったように思います。うにについてはもっと生臭いものだと思っていたので甘くて溶けるようなこんな美味しい食材なのだと初めて気付かされました。幸せな気持ちになったところで時間も少し余ったので走って小高い丘に登り久慈の夜景を見て、急いで駅に戻り八戸線の乗り込みました。八戸からは新幹線で盛岡へ。盛岡では本当は盛岡城にある石川啄木の空に吸われし15の心の歌碑を見に行きたかったのですが若干面倒くさくなり駅ナカでふらふらしてバスに乗り、新宿に帰りました。
p.s noteは画像複数選択できるようにしてくれ...おそろしく時間がかかる
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