「降りてくる」のと、つじつま合わせ

この3ヶ月で、2つ物語を書き、ひとつはウェブ公開、ひとつは非公開で公募に出しました。

この2作は今までと違うやり方で書いてみたんです。

それは、いわゆる「降りてくる」ものを採用すること。ははは。

ウェブ公開した一作は、夢で見た一連の場面を書き留めておいて、あとの流れはぼーっとしたまどろみの中で考えて作ってみました。

それに出てくる主要モチーフ(この物語は曲がそれでした)は調べましたが、不思議と物語に合うものがあったんです。

そして調べる内に、曲にはぴったりな逸話まであって……。繋がってる!と嬉しくて。
あとから、そのモチーフを物語をさかのぼって組み込んでいきました。
なんだかつじつま合わせがうまくなるような気がする。

そして、非公開の物語についても、そんな出来事が。

これは夏に一回書いたもので、
夏書いているときに、締切ギリギリになって、ある不思議なモチーフが、勝手に物語の中に現れたんです。え?なにこれって思ってました。

それが何かを考える間もなく、無理やり物語を終わらせてしまったけど、「あれは何だったんだろう」とずっともやもやと考えていました。

ある日、ぼうっとソファーで考えていると、物語とそのモチーフが繋がって、軸になるテーマが浮かび上がってきたんです!

物語に大きく欠けていたのが、そういう軸になるテーマだったので、「やっとわかった!」という感じの気持ちでした。

図書館やネットでそのテーマを調べると、元々物語に登場していたものも、テーマに繋がっていると分かり、ぞくぞく!

これもつじつま合わせのように、最初から組み込んで。

そして、そのテーマって、突き詰めるともっと大きなことにも繋がっていたんです。

その大きなことが、不思議なことに、元々決めていた主人公の名前や成長も示していて。
そこまで繋がって来ると、もう「書くしかない」という気がしました。

その「降りてきたもの」?を書ききれたのか分からないし、まだまだ力およばずだなぁーなんて思ったりしますが、なんだか面白い体験でした。

その夏から書き直した物語は、すごく混沌としていたので、「もうちょっと分かりやすく教えてください!」と何度も思い、夢にも期待しましたが、あとは何もなく。

最後は調べることと考えることで、どうにかまとまりました。
チャネリング的な能力は……なさそう。

そんなおかしな書き方をしてみた数ヶ月でした。
そのつじつま合わせが結構楽しかった!

結果的に、どちらの物語も中編くらいになりました。
少し前まで、5千字が一番気持ちよく物語を書ける文字数だったのが、最近は5万字くらいが一番心地よい。

長く書いていたものが終わって、次にどんなのを書こうかな?と考える時間がとても好き!

次は少女向けの漫画みたいな話を書くつもりです。楽しみ!
また何かが、「降りてくる」のもひそかに楽しみにしてたり。

#執筆 #日記


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