派遣社員の天使が、正社員の私を変えた三か月(長編プロット)


【テーマ】 仕事が楽になる方法を主人公が実践していくお仕事小説

【対象読者】 20代後半 不向きなのにリーダーシップを求められた女性

【世界観】 現代

【キャラクター】 

岡野 光希(おかの みき) 27歳 入社五年目会社員。人前で話すのが嫌い、人付き合いが苦手な性格なのにリーダーに任命された。

しっかりしようと思うあまり孤立しがちになり、毎日イライラ・オドオドして会社が憂鬱になっている。自分に自信がなく、真面目で人の目を気にしすぎるところがある。


天使 夢(てんし ゆめ) 真っ白な肌、ふわふわの茶色い巻き毛、少しきつめの目、尋常離れした可愛いさの派遣社員。エンジェルワーカーという派遣会社から派遣され、光希の部下になる。

明るく強引な性格で、無理やり光希に仕事が楽になる方法を教えることにする。ときどき背中に羽が生えているように見えたり、空中に話しかけてしていたりと不思議なところがある。


【あらすじ】 

光希は、特に向上心もなく出世欲もないのに、会社の方針でリーダーに任命されてしまう。

部下は年上のパート社員と派遣社員、そしてやる気のない正社員の後輩。

元々リーダーシップの取れない性格で、空回り。

部下たちを上手くまとめられず怖がられ、課の中でも同僚や上司に迷惑をかけてしまう。下にはイライラし上にはオドオドする自分を嫌いになり、ますます会社が嫌いになっていた。

思わず、助けてと神頼みをしたある日、新しい派遣社員が入社する。

その派遣社員の名は、天使夢。

上司になる光希に、いきなり「楽になりたくないですか」と聞いてきた。

「気持ちが楽になって、仕事が楽しくなる方法を私が教えます」

押し切られる形で、派遣社員の夢から、光希は会社で自分らしくいる方法を教えてもらうことになった。

夢は光希に一冊のノートを渡す。そこには「天使が私変える三か月」と書かれていた。

夢から教えられることを実践しながら、光希はそのノートにも書き写していく。ノートにはところどころ夢の書き込みもしてあった。

三か月たつころ、光希は部下からも信頼を得て上司からも認められるようになり、会社でも楽にいられるようになった。

だが突然、夢は光希の前から姿を消してしまう。

それでも光希は自分でノートを完成させ、会社で自分らしく過ごす方法を多くの人に伝えたいという新しい“夢”を持つようになる。

その“夢”に一歩踏み出した時、会社前のクリスマスツリーの下で、光希は天使夢と再会したのだった。


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