アラサー気分が終わった話

アラサーって、25歳から34歳だと思ってた。だけど今世間で言われるアラサーって、なんとなく30歳までって感じがする。

30歳になる年、同い年の友達が、「30歳になってアラサーって名乗るのはおこがましい感じがする」と言った。

そのときは「そうかな?」と納得できなかったけど、だんだん、「あーもうアラサーは終わりなんだな」って感じがしてきた。30代になったばかりなのに!

雑誌でよく見るアラサーコーデも、SNSでタグ付けされるアラサー気分も、2.3年前に自分の中ではピークを迎えて去っていたものだった。

30歳になる前の、ちょっとした嵐みたいな日々。
段々若さは永遠じゃないと気がついてきて、自分に出来ることって何だろうと考えたり、社会に慣れてきたかと思ったらまだまだだったり。自信と焦りが混ざってる気持ち。

もう、今はちょっと違う。
あんまりアラサーってつくものに共感したりしっくりきたりしない。
年を取るのも楽しいかもと先輩たちを見て思ったり、変わっていく体系も愛おしく思えたり、色んな生き方を許容できるようになったり。
少し守りに入っているのかもしれないけど、肩の力は抜けた。

私、アラサーを抜けたかも。とはじめに思ってからしばらく経つ。やっぱり、もうアラサー気分には戻らない。

バイビーアラサー。色んな思い出、できたよ。
今はただ30代が楽しい。ちょっと自由になった気がする。

もう数年したら、アラフォー気分がはじまるのかな。
だけどこの自由な感じを、何サーでもない清々しさを、今は味わっていたいな。

#アラサー #エッセイ

もしも「いいな」と思われたら、ぜひサポートお願いします♩ZINE作成の資金にさせていただきます。