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ChatGPTはプログラマの仕事を奪うのか

やあ。
AI術師をやっている、こあらぎだよ。
さて、まずはこれを見てほしい。

私の個人サイトだ。
AI生成したイラストをひたすら掲載しまくる、極めてシンプルなサイトだ。

このサイトなんだが、たった10時間で作ったんだ。
正確には、仕事終わりの少しの時間と、休みの日の半日くらい。
2時間 + 8時間  = 計10時間くらい。
ChatGPTのおかげでこの速さで作ることが出来た。

もともと技術があったんじゃないかって?
残念ながら、人に見せられるサイトを作ったのはこれが初めてだ。

ここで私のスペックを紹介しておこう。

  • 非WEB系エンジニア

  • 普段はデータ分析の仕事でPythonばかり扱っている。

  • WEBアプリを作りたくて何度か挑戦しようとした事はあるが、チュートリアルで終わることが大半(HTMLやCSSを書くのが面倒で….)

  • 年末年始にFlutterの本を読んだが、結局5か月間何も作らず知識は記憶の彼方に。

  • データ分析用途でFirebaseを使ったことがあったが、それも1年位前。なんとなくは覚えている程度。

こんな感じでWEB系の技術については、うっすい味噌汁のごとく浅い知識しか持っていない。

今日は、そんなミジンコのような人間でも、ほんの少しだけ知識があればChatGPTを使う事で爆速でこのようなサイトが作れるという話をしようと思う。


はじめに

さて、この記事を読むような人はChatGPTの事は既にご存じだろうから、その説明は省略する。
今回使用しているのは、GPT-3.5のChatGPTだ。GPT-4ですらない。
それでも十分すぎた。

技術的な面だと、今回はFlutterとFirebaseを使用している。
理由は楽だからだ。それ以外の何物でもない。

サーバーを立てるのは嫌なので、当然サーバーレスがいい。
Flutterははじめからマテリアルデザインが簡単に使えるようになっているし、Dartもそこまで取っつきにくい言語ではない。
パッと何かを作ろうと思った時にとても楽なのだ。
Flutterであれば同じGoogleが絡んでいるFirebaseとの相性も最高だ。
さらに、なんと将来的に魔が差した時にスマートフォンアプリにしやすいというメリットもある。絶対やらないけど。
ということで、FlutterとFirebaseを採用した。楽イズベスト。

何を作るか

今回作るのは以下。
シンプルイズベストで、最低限の機能しかない。

  • フロントエンド

    • UXを良くしたいので、Pixivアプリのようなイメージを目指す。

    • イラストのサムネがグリッドで並んでいて、それらをクリックすると拡大するような仕様だ。

    • 一度にクライアント側で大量のイラストを読み込むとFirebaseの無料枠が一瞬で尽きてしまうので、スクロールした時に非同期で読み込むようにする。

    • それ以外の機能なんていらんのだ!!!

    • Flutterで作成する。

  • バックエンド

    • ホスティングはFirebaseのHostingを使用。すごく楽。

    • 画像は全てFirebaseのStorageに格納。

      • PNGファイルだと重いのでJPEGに変換したものを格納する。

      • 公開しているURLを基にフロントエンドで表示する。

    • 画像のメタ情報をFirestoreに格納。

      • NoSQLのデータベース。いろいろと楽。

      • 格納する情報はこれだけ。

        • 画像ファイル名

        • アップロード日時(タイムスタンプ)

        • ストレージ上の画像URL

      • 将来的にはタグをつけた上で検索機能とかも実装したいので、Firestoreにしている。

  • イラスト入稿ツール

    • いちいちブラウザのGUIでポチポチ入稿するのは嫌だったので、入稿用のツールも作成。

    • 自分が使うだけなので、GUIはいらない。

    • 特定のフォルダに入れたPNGを全て読み込んでJPEGに変換してFirebase Storageにアップロードする。

    • アップロード後、URLを取得してFireStoreにメタ情報を記録する。

    • これは使い慣れたPythonで作成。.pyファイルを叩いて使う雑仕様。

やった事ざっくり

実際の手順をだらだら解説しても、微妙だと思うので、掻い摘んで書くとこんな感じです。

  • ChatGPTにかなり頼りました。でも全て任せきりではなく、補助は必要でした。

  • ChatGPTが90%くらい作ってくれるので、残り10%を適切に補えればOKという感じ。(GPT-4なら補う部分はもっと少なく済むはず)

  • そもそもFlutterやFirebaseの事をよく分かってない or 忘れている状態からのスタートだったので、かなり無駄が多い動きをした。

  • スキルある人がやれば2時間かからないと思います。

やった後の感想

で、ここでようやくこのNoteのタイトルの話になるんですが。
これもうたぶん、新人レベルのプログラミングの仕事は無くなると思いました。
そこそこ経験のある社員がChatGPTと一緒に仕事するだけで生産性が何倍、下手したら十数倍くらい上がると思います。
GPT-4ならさらに上がることでしょう。
最終的にはプログラマは不要になって、デザイナーやプロダクトマネージャーだけで仕事が回るようになるかもしれません。

これからのプログラマに求められることは単純にコードを書くのではなく、「いかにChatGPTを使いこなしながらデザイナーやプロダクトマネージャーの領域に踏み入れていくか」が大事になってくるんじゃないかと思いました。

技術の進歩はすさまじく、シンギュラリティに現実味が帯びてきている昨今。
きっと、私の仕事もそのうちAIに奪われるのでしょう。
それも、数か月後とかのレベルで。

これからどのようにAIを活用すれば仕事を失わずに収入を得ることが出来るのか、真剣に考えなければいけないと強く感じました。

実際にやった手順(詳しく)

おっす!前の情報はチェックしてくれたか?この先、有料になっちゃうんだけど、なんと10時間でイラスト掲載サイトを作れる秘伝の業を披露するよ!おいでよ!
※ここはChatGPTで書きました

なんか言いたかった事と違うけど、まあいいや。

馴れ馴れしさを出してくれるChatGPT君

とりあえず、これから実際にやった手順を紹介します。
たぶんこの先に興味ある人は一部だと思うので、有料にしています。
(サーバー代に充てます!!!)

実際、かなり右往左往している手順なので、たぶん普通に慣れている人なら2時間くらいで作れるんじゃなかろうかと思います。
以下のような流れで紹介してます。

  • 環境設定とFlutterとFirebaseを思い出す作業

  • ChatGPTに雑に仕事を降る(デバッグも並行)

  • 入稿ツール

  • Hostingへデプロイ

  • 最後に微修正

普通にスキルある人は見ても何も得られない気がします。
ミジンコの試行錯誤に興味があれば、ぜひ、というぐらいです。

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