答えが出ないのか、答えを出せない問いなのか

 アン・ルーニー『自分の頭で考えたい人のための15分間哲学教室』第1章「どう考えるべきか」を知る を読んでの感想です。こちらの本、27章まであります。まだまだ導入部分というところです。

命題の重要性

 問いに対して、答えを出す優れた方法は何かという話題について1章で述べられます。過去の哲学者達、ヘーゲルの弁証法や三段論法、ソクラテス式問答法に触れられています。

 これらはあくまでロジックで、問いという入力に対して、答えという出力を出す為の方法論です。方法はいくつもあるし、技術と同じで陳腐化したり流行り廃りがあったりすると思います。

 本章で重要な事は、どの様な方法を使うにしても問いが曖昧であったり範囲が広すぎたりすると答えも明確に決められないということです。

 考えが堂々巡りになってしまった時は、一度問いを見直してみる事を心がけようと思います。

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