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調子が良くなる1日の過ごし方(2022年6月編)

朝6時。目覚ましが鳴る。スマートフォンにデフォルトで入っている穏やかなBGMで目が覚める。数ヶ月前、「大きい音が鳴らないと起きる気になれない」という固定概念を思い切って捨てたら、ストレスなく起きられるようになってきた。あと、6時に起きたいからと言って5時50分に目覚ましをかけるのをやめた。起きる時間はあまり変わらないのに、6時ぴったりの目覚ましで起きた方がスッキリ起きられたのだ。なんなんだろう。未だによく分からない。

ゆっくりとベッドから身体を起こしたら、カーテンを開けて、窓を全開にする。まだ梅雨に入っていないこの時期は、少し肌寒くてカラッとした風が部屋のなかを駆け巡っていく。思いのほか冷たい空気に触れて羽織りものがほしくなるのは、初夏特有だから楽しんでみたい。

最近の朝のマイブームは、窓を開けたら湯を沸かし、マグカップをキッチンから持ってきたら窓際の椅子に座ってぼーっとすること。窓際の椅子、と言っても、いつも窓際に置いているわけではなくて、前日寝る前に椅子を移動させている。カーテン越しに朝の風を浴びつつ、カラッとしている空を眺めたり、近所のおばあちゃんがほうきで掃除している音を聞いたりしながら、ただぼーっとする。家にいながらも五感を解放できて、今日という日を体感できている気がして、とても気持ちがいい。

そして思い浮かんだ言葉を、思い浮かんだまま小さなスケッチブックに記す。文章になるときもあれば、単語のときもある。今日やりたいことのリストができるときもあるし、最近もやっとしていることを止めどなく書くときもある。前後の言葉に関連性はあまりなくて、支離滅裂としている。でも、とにかく思い浮かんだことを書くだけで脳がスッキリする。「朝日記」と呼んでいるこの時間の過ごし方は、私に合っているようだ。

日記を書いたら、軽く身体を動かす。最近はラジオ体操か、柔軟か、反り腰防止ストレッチ。反り腰、というものを知ったのは大人になってから。幼いころからずっと悩んでいて、そのせいで腰が痛くなることが多かった。朝、身体を少しでも動かさないとすぐに腰まわりが固まって、仕事に集中できなくなる。相当気分が乗らないときを除いては身体を動かすようにしている。

朝ごはんを食べ、簡単にメイクをして、机に向かう。時間は8時。これが調子がいい1日を作る、最近の朝の過ごし方。


このごろようやくお金の勉強をし始めたので、仕事前に30分~1時間くらいはお金の勉強をしている。先日、上半期の収支を計算したら経費もろもろ含めてトントンだった。正直投資に回したい金銭的余裕はもう少しほしいと思う。お金の勉強をしながら、現実とにらめっこしている。

仕事はそのあと。午前中に執筆作業をするととても調子がいい。午前中はまだ風が冷たいので、白湯を飲んだりお気に入りBGMをかけたりしながら、執筆作業を進める。11時30分か12時ごろまで、結構ぶっ通しで書いてしまう。午前中に筆がのると気分がいい。

ちなみに、家にいるからと言ってごはんは適当にしない。食べることは好きなので、3食食べないと調子が出ないからだ。お昼ごはんのマイブームは、お味噌汁を作ること。最近はできる限り小麦を抜くようにしていて(と言っても、朝の食パンはやめられないのだけれど)、ごはんと何かを合わせる&あまり考えずに食べられるとなったら、お味噌汁に落ち着いた。余った野菜を入れればいいだけなので楽すぎる。栄養もばっちり。最高。小麦を摂取したときより調子がいい。

午後もそのまま作業をする。取材とかミーティングとかコーチングとか、仕事柄人と話す予定が入ることも多いけれど、週に1日くらいは1人で黙々と作業を進める日がほしい。その方が調子がいいから。人と話す予定が入るのは大歓迎なんだけど、1日に3つが限界。本音を言えば2つがいい。「短い時間だから大丈夫」と思ってつい予定を入れてしまうと、それ以外のパフォーマンスが下がり調子が悪くなる。ひどいときにはなんにもやりたくなくなる。やる気バロメーターゼロの自分はあまり好きではないので、ゼロにならないようスケジュール管理をちゃんとしたい。


17時から17時30分くらいまでに仕事が終わるととっても調子がいい。目指すはひとりホワイト企業。遅くとも18時までには終われるようにしている。調子よく仕事を締めたご褒美は、のんびりお風呂時間だ。特別なことは何もしないのだけれど、必ず湯船に浸かる。そしてぼーっとする。たくさん使った脳をリセットするつもりであえてゆっくり呼吸をする。この時間が好き。するとなぜだか、ずっともやもやしていたことに一筋の光が見えたり、いいアイデアが浮かんだりするのだ。お風呂でハッとした経験が本当に多い。不思議な場所である。

17時30分までに仕事が終わると何がいいって、お風呂にゆっくり入れるのもそうだけどお風呂に入った後の時間をゆっくりと過ごせることだ。とはいえこちらも特別なことはなく、スキンケアやヘアケアをゆっくりしたり、ストレッチをしたりする時間をせかせかせずに確保できるのが、私を調子良くするコツ。そんな風に過ごしていたら自然とお腹がすいてくる。だから夜ごはんを食べる。とても自然な流れなので、さらに調子が良くなる。

夜ごはんは1週間分くらいをまとめて作って常備しているので、準備はお皿に取り分けるだけ。本当に楽。副菜もしっかりある夜ごはんを味わっていると「1日がんばってよかった」と思える。常備菜も、1日がんばった自分へのご褒美なのだ。

20時か21時に、録画しているドラマか映画を観る。文章を読んで価値観を拡げ、言葉の使い方を分析するのはもちろん好きだけど、映像作品には映像作品にしかない力があると思っている。私の場合、意識しないとコンテンツに触れるのを疎かにしてしまうので、最近はちゃんと時間を作るようにしている。ちゃんと時間を作るには、ごはんを食べ終わったら早めに食器を洗うとか、そういう細かいことが関わってくる。調子がいい1日のバランスは、些細な心配りによって成り立つのだと気づいたのは、ここ最近だ。

観終わったらログを残したり、文章を読んだり、SNSを見たりして1日は終わり。火をつけずに楽しめるアロマキャンドルとライトのセットがお気に入りで、部屋の照明を落としながら1日を終える体制を整えていく。23時に寝られたら、次の日も調子がいい1日を重ねていける。


「フリーランスは、自分でスケジュール管理できるからいいよね」と思っているし、誰かからそう声を掛けられることもあるけれど、とはいえそんなにうまくいかないのが現実。「いつもこう過ごしています」と言いたいわけでもなくて、これを目指して日々を重ねていこうと思う私の自戒のために書いている。

この「調子が良くなる1日の過ごし方」は、今の私の最適解であって、1ヶ月後の最適解とは限らない。またこれは、今の現実のなかでの最適解であって、理想は全然違う。でも、理想とのギャップに幻滅するのではなくて、今は今でご機嫌に生きていたいのだ、私は。

6月。仕事もコミュニティも新しいことが始まる。変化を選んでいく私は好き。一方で、自分にわざわざストレスをかけているとも思う。理想と現実の狭間で、どう理想に近づいていくかを考えながら、「今の私の調子を良くする」ことは忘れずに過ごしていたい。

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