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変化(老化)をチャンスに ~10年ぶりに髪型変えた~

頭を撫でた手に髪が刺さったのは、一度や二度ではない。そんな硬くて直毛だった私の髪が軟化したのは最近のことです。かれこれ10年以上、サイドを刈り上げた短髪。髪質を生かした(というか広がってしまうので他に選択肢無い)スタイルでしたが、今では髪にコシが無く、昔と同じようにセットできないのです。

そこでふと考える。まてよ、変わったのは髪質だけか? 

36歳になり、アゴや輪郭まわりがたるんできました。体は正直です。

毎朝鏡を見て感じていた小さな違和感の正体。それは変わった髪質だけでなく、鏡に映る自分が「10年前の年齢・肌ツヤ・輪郭には合っていたであろう髪型」だったからなのですね。すなわち、変わりゆく状況で自分をアップデートできていなかったのです。

これは、髪や体だけの話ではないかもしれない。

例えば仕事でも「ムスッとしている」若者がいたとして、その人が歳を重ね「ムスッとしているオッサン、オバサン」になったら、話しかけにくさが最低数倍はアップしているでしょう。。(反省)。

メンバーの入れ替えや社歴、部署での勤務歴など相対的な要素は刻々と変わり、同時に自分も年を取る。立ち位置が少しずつ変化するので、自分自身で気付き、細かくアップデートしていく必要があるのですね。

ただし、変化はネガティブなことばかりではない。

今回は結果的に「若い頃は物理的にできなかった髪型に挑戦できる」状況となりました。せっかくなので色々と試しています。何だかある種、「大人買い」のような、青春時代にできなかったことを取り戻す心境で、これはこれでけっこう楽しいです。

もしかしたら仕事でも、歳を重ねて「昔はできなかったこと」ができるようになっているかも。よくビジネス書とかで「変化をチャンスに」とかいうフレーズを聞くけど、何となく意味が分かった気がします。

とりあえず気掛かりなのは、風の噂で聞いた「髪質が急に変わるのはハゲの前兆」というお話。そうなるのか、ならないのか分かりませんが、とりあえずは新しい髪型を楽しんでみます。

※素敵なイラストは「みんなのフォトギャラリー」よりshinobuwadaさんのものを選ばせていただきました。ありがとうございます。

追伸:髪が寝るので整髪料を多めに付けたら、奥様より「元Jリーガーの武田修宏みたい」とコメントが。老化で武田さんになるチャンスをいただきました。

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