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1分書評 『感情的な人に負けない本』 和田秀樹

おススメ本を1分(600字以内)で紹介する1分書評。今回は『感情的な人に負けない本』。著者は精神科医の和田秀樹先生。

挑発的、感情的な言葉を使い自分に有利な環境を作る人や、すぐケンカ腰になる人への対応が苦手(同僚いわく、「ノーガードで殴り合いにいく」)だった私を救った一冊。
「『この人とわたしの間には深い川がある』と思ってください。同じ人間同士なら通い合うはずの感情すら飲み込んでしまう深い川があるのです。共感や感情交流は望めないのです。これくらいのスケールで相手との断絶をイメージすれば、まずほとんどの感情攻撃に耐えることができます(P69)。」それまでは中途半端に近付いたり、わざとらしく距離を取って失敗してたんですが、これは効いた。心の中で交流の可能性を断ち切り、挑発的な言葉には反応せず、相手の話の内容だけ(冷静に聞いてみると大したこと言ってない)を汲み取りロジカルに対応。例えるなら、土俵の上で思いっきり突っ張りをカマそうと誘いこむ相手に対し、土俵の外、しかも川の向こうから相手を眺めつつ、弓矢(ロジカルな指摘)を放っていく。これなら引きずられない。
ちなみに。被害者ぶってますが私自身も感情的なところがあり、それを防ぐ視点も教わりました。イラッとした時「感情が悪いほうへ流れていないか自己チェックする。『わたし大丈夫かな』と問いかけるのです(P111、要約)。」実践します!

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