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ラーメンの食べ方(ひとそれぞれ)

昼休み、ラーメンを食べた。会社の入っているビルにはつけ麺で有名な店があるのだが、私はそこでつけ麺ではなくラーメンを食べる。トッピングや大盛など、色々な組み合わせがあるのだが、今日はラーメン、それだけ。ただし大盛にしなくとも麺はたっぷりだし、具材もノリ、チャーシュー、メンマ、ネギと入っているので必要十分。

ラーメンの食べ方は人によって色々だ。

例えば味玉。お店によってその提供形態は異なるが、卵一個丸々入っていることが最近は多いように思う。この味玉を先に半分位かぶりついてスープに沈める人も居るが、私は味玉はまず半分かぶりつき、残りの半分をスープにやや浸してガブっとやっつける。

あとよくあるのは卓上にある調味料をどう使うかだ。例えば家系ラーメンには結構あるのだが、生ニンニク。すりおろしのニンニクは私は好物だ。ただし匂いに配慮しつつ、それほどドバっとは入れない。あくまで追加のスパイスなのだから、小さじ0.8くらいの分量かと。これでラーメン全体にニンニクのエッセンスが満ちて丼全体の充実度が上がる。そうそう、卓上の調味料といえばこれまた定番のコショーがあるが、私はほぼ使わない。中には食べる前からコショーを振りかけている不届き者がいるが、一口、二口食べてから適量をふりかけるべきだろう。

ちょっと話が横道にそれるが、博多とんこつラーメンは卓上に色々なものが存在する。紅ショウガ、白ごま、ニンニク、粉末コショー、辛子高菜、などなどだ。あと替え玉するとスープが薄くなるので濃厚なスープの素もある。これらの組み合わせは様々だが、私はどの薬味も少しずつ、入れてみることが多い。中には親の仇かのように紅ショウガや辛子高菜を入れる輩がいるが、アレでは味がわからない。少しずつが失敗しない唯一の方法だ。

また、着丼後食べ進めていくと私は味変を試したくなる。特に私の大好きな家系ラーメンでは顕著なのだが、食べ進めていくうちにスープに酢を加えることが多い。不思議なことにギョーザを提供していないラーメン店、特に家系ラーメン店の卓上には酢があることが結構ある。ということはラーメンのスープに酢を加えても良い、と言っているのか?とさえ妄想する。

さて、この味変、途中で酢を入れると脂が多いスープは酢によってややギトギトさが減り、マイルドになる(ような気がする)。それと全く意味が無いと思っているのだが、脂ギトギトのスープが酢によって中和されたかのように錯覚し、家系ラーメンを食したときの後ろめたさが「やや」緩和される。味は好みの問題だが、悪くない、むしろ気に入っている

今日のラーメンのスープは家系ラーメンに割と近いタイプのスープだ。味変の酢を入れようと思ったが、酢のボトルが私の席からは少し遠かった、よって今日は珍しくこれをスキップした。その代わり、というか、本日の店の気に入っている点でもあるのだが、卓上にある粗びき梅を振りかけた。これはカリカリ梅のようなものの果肉部分を粉末状にしたもので、梅の酸っぱさと塩気を加えることが出来る。今日の店はつけ麺が主力商品なので、この卓上の粗びき梅は本来はつけ麺の麺に振りかける用に用意されているものだ。(ちなみに他には柚子粉、山椒、七味がセットされている)これをラーメンを注文した私ではあるが、活用したわけだ。これ、本当にうまい。

※ここまで読んでピンと来た人は結構なつけ麺好きですね。敢えて店の名前は明らかにしませんが、そうです、その店です。

そうやってあらゆる方法を駆使して麺をすすり、スープを飲み、私のランチは終了した。そうそう、いつもはやらないのだが、今日はスープも全部飲み干してしまったのは若干の後悔か。私は高血圧症で毎日服薬をしているにも関わらず、食べ物の誘惑には勝てなかった…

もはや国民食とまで言えるラーメンの食べ方、好みは千差万別だ。だから皆それぞれの好みに従って自分の作法で食べているのだろうと思う。私はこうやって食べているのだが、皆さんはどうだろうか。何か譲れない、こだわりの食べ方はある?


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