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過去のトラウマと向き合うということ。

トラウマは一生引きずっていくものだと思ってた。

みんなはどうかはわからないけど、これまで生きてきて僕にはいくつかのトラウマがあります。パッと思いつくので3つくらい。もう10年くらい前のものもあるけど、未だに思い出すと辛くなる。トラウマに関連するものが頭をよぎったりした際には、気づいていないけど心に引っかかるものがあった。いや、たぶん考えないように抑え込んでいたんだと思う。そういうことを自分は一生心のどこかに引きずって生きていくんだと思っていました。

それがもはや当たり前になっていたけど、先日日本の親友と電話で話していた時にその心のモヤモヤが全部すっとなくなっていくのを感じました。

トラウマとようやく向き合えた。

ある日、本当に何の目的もなく休日にただ友達と電話していました。たわいもないことを話しているうちに、たまたま自分のこれまでのトラウマの話になりました。その電話がきっかけでトラウマが嘘のように自分からなくなり、自分の心はすごく軽くなりました。

今まで色んなトラウマを引きづってずっと心のモヤモヤを抱えていましたが、そろそろ前を向きたいなとは自分もちょうど思っていました。ただなかなかきっかけができなかった。

そんな時に、友達から言われたのはトラウマとしっかりと向き合うべきということ。簡単なことでした。今まで自分はそれについて考えるのが怖くて考えることから逃げていた。そして逃げていくうちに、そのトラウマや他人を圧倒的に自分より大きいものに勝手に自分の中でして、自分は自信というものをすっかり失っていました。きちんとそれに向き合ってみたら、そんなことはなかった。向き合うというのは、この時になぜこのことが起こってしまって、次同じことが起こった時にはどうするのか、今の自分ならどうしていたのか、そのトラウマから何を学んだのかを考えることです。向き合うことをする中で、今までそのトラウマの渦の中にいまだに何年も自分だけ取り残されていたのに(もう、みんな次のステージに行ってて本当に我ながら惨めだと思う)、その渦から抜け出して客観的に向き合うことができるようになっていました。

そういうことを考えていくうちに、今まで頭によぎるだけでも死ぬほど嫌だったことが、あーそんなこともあったなと過去の遺物として見ることができたんです。完全に自分のなかで0にすることはできないけど、もうこのトラウマはここまでと決めてバイバイすることができました。

ただこれは今の自分がその時から成長したからこそ思えたことです。逃げることも絶対に必要です。なぜなら、自分の心に素直になることが一番大切だからです。自分の心が逃げた方が良さそうなら逃げるべき。そうして、また向き合えそうになったらトラウマに向き合えば良いのです。僕なんてこのトラウマに向き合うまでに何年かかったことか。

この自分の心に素直になるということの大切さも今回身にしみてわかりました。今まで自分は心ではなく、頭でこうしたいということに従ってきました。例え心が悲鳴を上げていても、自分は最終的にこうしたいからと心をそこに無理やり連れていく感じです。それだと余計きつくなり、トラウマ度も増していきます。自分が今トラウマに向き合えたのも、あくまで無理のない範囲でこれ以上やったら心が悲鳴を上げるという感覚に従って行動できたからだと思います。

自分はトラウマと向き合ったことで、次はこうするということも決めました。それがまた上手くいかなかったら、その時にもう一度向き合えば良い。そう今は考えられています。


人間としてレベルアップした。

こう思えるようになるまで本当に長かったし、すごく辛かった。ありえないくらい遠回りしたけど、なんかそれもいつもの自分通りでまあいいのかなと思っています。

この経験を通して、また1つ人間レベルが上がった気がしてます。

すごく感覚的な話が多くなってしまいましたが、今なにか抱えている人が少しでも楽になれば僕も嬉しいです。

この経験をしたのは本当に良かったと思っています。

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