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March Madness 2021

自己紹介

こんにちは、コウです。小学生の頃からNBAが好きで、高校生の時からアメリカ大学バスケの情報を見ています。今はソフトウェア・エンジニアしながらアメリカバスケニュースを追っています。

はじめに

March Madness 2021のトーナメント表が決まりました!もうランキングとかどうでもよくてプレーを見て楽しむだけです。ぼくも予想を作ったのであとは結果を待つだけです。

みなさんももし自分のbracketを作りたければこちらでできます!

今回はぼくの予想と注目ゲームをいくつか出したいと思います。

その前に

自分のbracketを作る前にいくつか知っておいた方がいい情報があります。

5シードvs12シード
この試合は他のシードに比べて12シードがupsetする確率がいいです。ぼくは4試合中、3試合は12シードが勝つと予想しています。1985年から見ると140試合も5vs12があり、12シードが勝ったのは50試合。その勝率はなんと35.7%です。低いと感じるかもしれませんが4vs13のupsetは約20%で3vs14は約15%です。なので確率的にひとつの大会で1回もないです。5vs12は確率的にありえます。2019年は3試合も勝っています。過去35年を見ると30回は最低でも1試合12シードが勝っています。ただ決勝まで行く可能性はほぼないです。一番低くFinal Fourに入ったチームは11シードです。

11シードの可能性
12シードの確率は高いですが実は11シードも最近は高くなりました。2010年から見ると21勝19敗で12シードは16勝24敗。2010年から66チームから68チームに変更されて大抵at-largeのFirst Four勝者は11シードに入ります。2011年にVCU、2018年にLoyola-Chicagoが11シードでFinal Fourまで行きました。2014年のTennesseeと2018年のSyracuseはSweet 16まで行きました。

8シード
8シードも不思議で一番低いシードで優勝したのは1985年で8シードのVillanovaです。決勝戦まで残った8シードは合計3校。Final Fourまで残った8シードは合計で5校。決勝戦まで残った数を見ると、4シードと5シードと同じ、6シードと7シードより多いです。もし他の人と違うbracketを作りたかったら8シードを入れると当たる可能性は高くなります。ただ確率的には4シード以下を入れるのは大きく外れるリスクがあります。

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https://www.ncaa.com/news/basketball-men/bracketiq/2017-12-14/march-madness-brackets-how-do-seeds-perform-final-four

全ての1シードがFinal Fourまで残るのは。。。
ほぼないです。1985年から見ると2008年に1度だけ全ての1シードがFinal Fourまで残ったことがあります。2011年は1シードが全滅した年で、シードで言うと3、4、8、11が残りました。最低でも1校選ぶと安心できます。それでも4校の内どれが上がるか決めないといけないですが。。。

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https://www.ncaa.com/news/basketball-men/bracketiq/2021-02-17/heres-how-many-no-1-seeds-you-should-pick-your-ncaa-tournament-bracket

当てたければ複数の1シードをFinal Fourまであげるのがいいと思います。1校だけがFinal Fourまで残る確率が高いですが2校以上残ったのは51.4%なのでそっちの方が当てやすいと思います。
ちなみに2シードがFinal Fourまで残ったのは35回中29回です。1校入れるのは悪くないと思います。最後の4校目は3シード以下も面白いかもしれません。過去7年の内6回は7シード以下のチームが入りました。

West Regionの予想

ここから出るチームはGonzagaだと思います。2シードのIowa、3シードのKansasと4シードのVirginiaはいずれも今シーズンGonzagaに負けました。さらにKansasとVirginiaは陽性反応が先週出たのでおそらく練習がそこまでできていないと思います。Kansasはチームで得点2位のDavid McCormack選手が出場できるか分からない状態です。Virginiaは金曜日まで現地に入らない予定なので移動の疲れなどを考えるとそもそも初戦突破できるか分からないです。

Gonzaga以外に注目しているのは13シードのOhioです。特にJason Preston選手のプレーが見たいです。13シードで初戦が4シードのVirginiaですが3回戦のGonzaga戦まで残れると思います。

反対側では6シードのUSCが面白いチームだと思います。Evan Mobley選手はPac-12のPlayer of the Year、Defensive Player of the YearとFreshman of the Yearに選ばれています。今年のNBAドラフトでトップ5で選ばれる可能性があります。Power 5カンファレンスでこれを成し遂げたのは当時KentuckyのAnthony Davis選手です。ADはMarch Madness優勝しましたがUSCは難しいと思います。でもSweet 16までは勝ち上がれると思います。

East Regionの予想

このregionを制すのは2シードのAlabamaだと思います。NBAのHouston Rocketsのようにレイアップか3ポイントで得点を重ねるチームです。チームディフェンスも良いのでFinal Fourまで行けると思います。ちなみにSEC Player of the YearとSEC Defensive Player of the YearのHerb Jones選手もいます。

1シードのMichiganもバランスしたチームですが最後の4試合中3試合は負けました。さらに4年生のIsaiah Livers選手が怪我でプレーできないのを大きいです。ぼくはMichiganをSweet 16止まりにした理由は4シードのFlorida Stateがいるからです。ACCの優勝を逃したがオフェンスとディフェンスのバランスがありますし、ベンチもしっかりしています。NBAドラフトでlottery候補とされているScottie Barnes選手もいます。Elite EightはAlabama対FSUになるかと思います。

7シードのUConnも気になります。James Bouknight選手はNBAドラフトで1巡目に行くと予想されている選手です。過去UConnが優勝した際にガードポジションで得点取れる選手(Kemba Walker選手やShabazz Napier選手)がいました。ただ1月に手術した肘が万全なのかが気になります。あと今シーズン数回足をつっているのでそこも心配です。

South Regionの予想

1シードのBaylorが注目チームと思いますがぼくは2シードのOhio Stateが上がると思います。Big Tenで12勝8敗、カンファレンス・トーナメントも決勝まで進出。2月に4連敗しましたがオフェンス面でバランスがあるチームだと思います。得点を決めてくれる選手が3人いて、ベンチ含め合計10人が平均9分以上。Ohio Stateのディフェンスが少し心配ですがね。

BaylorもElite Eightまで勝ち上がってOhio Stateと対戦すると思います。Baylorは試合がいくつかキャンセルになって、そこから戻ってきたときはシーズン前半のような結果が残せていないです。戻ってきた時はいきなり17日間で7試合あったのでそれも原因かもしれない。1週間休めたので体調が整っているかもしれません。どっちも勝てそうなので正直分からないですがOhio Stateにしました。

12シードのWinthropもunderdogsでSweet 16まで行けると思います。1回戦がVillanovaでやはりColin Gillepsie選手がいない中、負けが目立っています。Winthropはリバウンドが強いチームでいつでもtriple-doubleが取れるChandler Vaudrin選手がいるのは大きいです。走って相手にターンオーバーはさせるのが上手なチームですがひとつ怖いのがWinthropの今シーズンの対戦相手です。Big Southカンファレンスでそこまで強くない相手と連戦してきているのでいきなりレベルが上がった時に結果が残せるか?

あとちょっと面白みを入れるために14シードのColgateが3シードのArkansasに勝つと予想しました。ColgateはWinthropと同じで今シーズンの対戦相手のレベルはそこまで高くないです。でもColgateのプレースタイルはArkansasに似ていて得点を取りに行きます。さらにColgateは3ポイントのディフェンスは全米1位の26.1%。Arkansasみたいに運動神経が高いチームと対戦したことないですが勝つチャンスはあると思います。

Midwest Regionの予想

ここは予想するのが一番難しかったと思います。あと注目チームが多くて少し残念なところもあります。それでもMidwestを抜けるチームをひとつ選ばないといけないのでIllinoisにしました。Big Tenを優勝し、スターのAyo Dosunmu選手はAll-American First teamに入れるぐらいのプレーができます。Michigan戦ではDosunmu選手がいない中、アウェーで23点差の勝利。波に乗っているのでそのまま行けると思います。

Illinois以外で見たいのはLoyola-Chicagoです。2018年は11シードでなんとFinal Fourまで行きました。このチームはその時より強いかもしれません。VirginiaのPack line defenseとはちょっと違いますがしっかりしたシステムがあります。そのLoyola-Chicagoの初戦がACCを優勝したGeorgia Tech。Georgia TechはACC Player of the YearのMoses Wright選手がいます。2月中旬から負けなしなので調子がいいです。ただVirginiaに2回負けているのでディフェンス重視チームが苦手かもしれません。Loyola-ChicagoがGeorgia Techに勝てば次はIllinois対Loyola-Chicago。実現したら絶対見たいです。

4シードのOklahoma Stateもどうなるか気になります。初戦のLiberty戦は4シード対13シードですがupsetされる可能性があります。Libertyは2019年の大会で5シードのMississippi Stateに勝ちました。その時チームにいた選手がまだ残っています。あとペースが遅いし、3ポイントの成功率が高い(チームで39.1%)のでOklahoma Stateに勝てるかもしれません。ただやはりOklahoma Stateの注目選手のCade Cunningham選手がなんとかしてくれると思います。ぼくの予想はOklahoma Stateですが接戦になるかもしれません。

反対側では6シードのSan Diego Stateと11シードのSyracuseが面白いかもしれません。Syracuseは(なぜか分からないが)ギリギリトーナメントに入ると数試合は勝ちます。今年もそのトレンドが続くか?!ぼくはSan Diego Stateに賭けていますがまたSyracuseが初戦突破するかもしれません。

Final Four

ぼくのFinal FourはWestから1シードのGonzaga、Eastから2シードのAlabama、Southから2シードのOhio StateとMidwestから1シードのIllinoisです。1シードが2校と2シードが2校。割と平凡な選択だと思います。

準決勝のGonzaga - AlabamaではGonzagaが有利だと思います。反対側はBig Ten決勝戦で戦ったIllinois - Ohio StateでIllinoisがまた勝つと思います。決勝はGonzaga - Illinoisで今年こそGonzagaが初優勝をすると思います。最後に無敗で優勝したのは1975-76年のIndianaです。余談ですがその年はまだ32チーム制でしたが最後にUNCとKentuckyが出なかったのもその年です。

最後に

最初の方で3シード以下のチームをFinal Fourに入れたほうがいいと言いましたがぼくの予想では3シード以下のチームはありません。Elite Eightまでに4シードのFlorida Stateと6シードのSan Diego Stateを入れていますが当てに行くのではなく、強そうなチームを上げていきました。完璧に当たる確率は下がりますが見てみたい対決を並べてみました。

最初の週末(1回戦と2回戦)でbracketが全滅するかもしれませんがそれもMarch Madnessの楽しみです。予想が当たるとそれはそれで面白いですが大事なのは楽しむことです。もちろん見るだけでも十分面白いので気になる人はぜひ試合を見てみてください!

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