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OKRの実践 (準備編)

現在インドネシアでITサービスを開発する小さな会社を立ち上げ、経営し始めたのですが、その際の試行錯誤を書いていきます。
自分が事前に読めたら助かったな、と思える実体験を記録してきたいと思っています。
小さな会社を経営している人、これから始める人の参考になれば幸いです。

OKR導入の背景、現状の課題

現在はOKRの導入準備中で、これから始めようとしている状況です。
OKR導入の背景と現状として、
現在は会社を立ち上げて1年ほどのため、年間目標は決めて走っているものの、顧客の反応に応じてサービスがどう発展していくか見えない部分が多いため、目標も4半期ごとに見直したりしています。
(営業を除き)目標をパチっと決められない部分も多く、以下のような課題があります。

・目標が定期的に変更され、また見えるところに無いため目標への意識が下がる
・そのため各チームの仕事の優先度がブレてしまいがち
・ブレの修正に私の時間も取られる
・ブレの修正タイミングを設定していなかったので、緊急度の高い仕事が入ると見過ごしてしまう時もあった(そのため、社員の目標への意識がまた下がる)

OKRの活用を考えた理由は以下です。

1. ObjectiveとKey Resultを振り返るタイミングが仕組みとしてあり、社員に定期的な意識づけをできるし、ブレを修正するタイミングができる
2. 全員にTopから各チームまでのOKRを見える化することで、会社全体の目指す方向を常に共有、確認できる(結果的に社員の目標への意識も高まる)
3. OとKRが分かれていることで、目標の意味をOに記載して、達成指標をKRに記載できる
※従来の方法では、達成判定可能にするために数値などが入り、目標の表現が分かりにくい文章になっていました。OKRではOに意味をシンプルに記述できます

ちなみに1, 2点目はOKRである必要はありません。
ただ、OKR、と言った方が社員にとっても分かりやすいし)、必要なら後述の本を読んでもらうことでOKRの意味合いについて共通認識を持てると思ったためです。

OKR実施の準備

今回は最初なので、全社員ではなく、マネージャー以上のメンバーのみで始めることにしました。
準備は以下のステップで行う予定です。

1. OKRの定義、運用方法を理解し、社員向けの説明資料を作る
2. 会社のOKRをドラフトする
3. マネージャー達と議論し、会社のOKRを設定する
4. 各自がそれぞれのOKRを設定する

現在は2番目まで来たところです。

1番目のところだけ簡単にやったことをシェアします。
まず、最初にOKRとはなんぞや、どう運用するのか、をきちんと理解する必要があります。

この本がとても役立ちました。

OKRの効果、設定方法、運用方法が事例と共に記載されていて非常に分かりやすいです。
何より、巻末にGoogleのOKRプレイブックが載っており、社員に対しての説明資料を作る際にも非常に参考になりました。

資料の大部分はGoogleのOKRプレイブックと、2章末にある「アンディグローブが示したOKRの要諦」を参考に作りました。

今後運用を始めた後に、効果やぶつかった課題、それらをどう乗り越えたのか、などを記録していきたいと思います。

ちなみに、現在気になっていることは以下です。

・OKRのOは、会社や個々人で複数持っても良いか、1つだけの方が良いか
・小さい会社の場合、会社のOKRがほぼ各メンバーのOKRと一緒にならないか
 (個人のOKRはどう持つのが良いのか)

記事について、感想や質問、より詳しく知りたいこと、今後共有して欲しいことなどありましたら、お気軽にコメント/ご連絡ください。
私も学びが深まると思うので、嬉しいです。

※2021年7月現在、準備編のみです。
 今後運用を始めて、その際の効果や課題などを記載していきます。


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