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99%の人が気づいていないお金の正体:読書記録

先日堀江さんの「99%の人が気づいていないお金の正体」という本を読みました。

お金についての知識があまりない自分にとっても非常に読みやすく、お金の歴史から現状の問題点の指摘、そして未来はどうなっていくのかという内容で、気づけば1日でほぼ読み終わってしまいました。

先日投稿した通り、賢く生きていくためにもお金についての最新の知識を得て、実生活で有効活用していきたいと考えていたので、入門編としてうってつけでした。

前書きにあった堀江さんのこの気合も即買いを後押ししました。

僕は、君たちのお金の常識を「ぶっ壊す」つもりで本書を上梓したことをお伝えしておこう。

本で学んだ内容の一部を振り返り、特に印象に点を絞ってお伝えします。

お金の「常識」は間違いだらけ

生命保険の本質とは他人の不幸にかけるギャンブル
結構衝撃的な論調ですが、甚大な自然災害が起こったとしても、生命保険会社が倒産しないことを見ると、常日頃から相当な額の費用を保険会社から取られているということに気づけます。ビジネスのからくりを冷静に読み解き、世間的な常識に振り回されないよう、自分でいちいち事実について調べる癖をつけることが重要ということですね。

会社に飼いならされたサラリーマンは不要
終身雇用制度が崩壊に向かっているという話はよくニュースなどで聞くようになりましたが、これにAIやロボットによるオートメーションが拡大すると、代替可能な指示待ち人間は取って変わられるということです。
一方で、この事実にただ悲観する必要はありません。そもそも雇われるということは会社から壮大なピンハネをされていることと同義なので、自ら仕事を作り出せればさらに活躍することができます。(そして自ら仕事を作り出す=やりたいことをやるということが以前よりずっと簡単になっています)

マネー革命が始まっている

ベーシックインカムの最大のメリットは効率化
ベーシックインカムとは「生活に必要最低限のお金を政府が国民全員に支払う」という仕組みです。その分、社会生活保護や年金、雇用保険などの仕組みは失われるようです。嬉しいような、そしてちょっと不安なような感情が生まれます。
しかし、この仕組みで一番のメリットは無駄な組織やシステムが撤廃されることになり、公務員の数を劇的に減らすことに繋がるとのことです。無駄に複雑になり、一部の既得権益を守るようになる仕組みよりはずっと多くの人が幸せになる仕組みだと感じました。

ダイナミックプライシングで体験価値に応じた費用の適正化を行う
ダイナミックプライシングとは、需要によって価格が変動する料金体系のことで、イベントなどでアリーナ最前列と最後尾が同じ値段であることはおかしいという考え方です。
言われてみれば全くその通りで、「多少お金をかけても他者よりも優先的に楽しみたい」、「費用を抑えて雰囲気を味わいたい」など様々なニーズがあるにも関わらず一律いくらというのは確かに不自然に感じます。

*ただ、やりすぎると消費者に「価格のつり上げ」とたたかれることになるので、そこは注意が必要と個人的には感じました。

信用があればお金はいらない

コミュニケーション力がますます武器になる
Google検索すればかなりニッチな情報にもアクセスできるようになった今、単に知識が豊富/スキルが高いだけでは他者との差別化ができなくなってきています。その中で客との親密なコミュニケーションが取れる人が勝者になるとのことです。
個人的にもこれはとても納得で、知識やスキルをベースにしつつもいかに自分の強みと結び付け、世の中に発信していけるかが重要と考えています。一長一短で磨けるスキルではないので、大変ではありますが、だからこそ価値が出てくるのだと思い、今日も文章を書いています。

おかねのいらない世界
テクノロジーの進化によって、安くて良い商品やサービスが巷にあふれている世の中になってきています。個人と個人がITでつながり、クラウドファンディングを経由することで、信用があれば「面白そうなこと」を「お金」に変換することまでできるようになっています。だから、お金を貯めることだけに夢中になるのではなく、今日から信用を貯めることを始めようという、わくわくする話で締めくくられました。

まとめ

お金とは何かいう枠には留まらない内容でしたが、旬のキーワードをもとにとても有益な情報ばかりだったと感じました。過去の常識に縛られていることが危険であり、自分であらためて考えることの重要性が身に染みてわかりました。

また、テクノロジーの変化とともに世界は激しく変化しており、その流れを正確に把握して行動していかないと、損な生き方になってしまうとともに、幸せになるチャンスも遠ざけてしまっていると思いました。

テクノロジーが世の中の常識を壊すことは今後も多発していくかと思いますが、便利な世の中になるというのは個人的にはとてもうれしいことです。自分もその大きな流れの中で、自分の強みを生かせるよう、日々スキルアップしつつ、チャンスを狙っていこうと感じました。
内容をかみ砕いて、子どもにも少しずつ教えていきます。

次回はまた別の本を読んだ感想を書こうと思います。
それではまた。

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