回転運動×投球動作分析
本文を読む前に今回のnoteではこれらのことについてまとめています!
〇回転運動に求められる身体機能とは
〇動作分析にかかせない3つの「回転機能評価」
〇今回の投球動作分析のポイント「重心移動・連動性」
今回は「回転運動」をテーマに投球動作の分析をまとめていきます。
投球動作は並進運動と回転運動が組み合わさった動作です。
並進運動についてはコチラ
今回のテーマは並進運動後に起こる
「回転運動」についてまとめていきます。
回転運動は投球動作のphaseにおいてEarly cocking以降に起こる動作であり、ボールの投球にあたって力を伝えるとても重要な要素になります。
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■投球動作における回転運動の役割
はじめに、
「回転運動の役割」について解説していきます。
前回の記事をお読みいただいている方にはおさらいになりますが、以下に大別して考えていきます。
並進運動:Wind-upから足が接地するLate cocking以前の動き
回転運動:Early cocking以降
下図にあるように
並進運動の後に起こる運動であるため、
並進運動の力を伝達した結果、回転運動を行います。
つまり、回転運動の力源をつくるのが並進運動となります。
回転運動で大切なことは「連動性」です。
下の回転の動きが上の回転を生み、その力が腕の振り・ボールに力を伝える連動した動きがスムーズに行えることがよい回転運動といえます。
この回転運動を捉える点で
矢状面・前額面・水平面の3平面の運動の理解が難しく感じてしまうのではないでしょうか。
股関節だけが捻れればOKではなく、
下半身→体幹→上半身と捻られていきます。
そのため、各部位の回旋機能に支障があると、
回転のエネルギーは半減してしまいます。
=並進運動との違いは
この回転運動の特性(連動性)を捉えることであると思います。
つまり、回転運動においては以下が重要となります。
・踏み込み足の支持性
・踏み込み足上での重心移動
■回転運動に求められる身体機能
ここまで回転運動が投球動作における
重要な役割であることをお伝えしてきました。
それでは、回転運動・動作を行うにあたって、
どのような身体機能が求められるのか考えていきます。
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