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【現地観戦】J1 第30節 サガン鳥栖 vs 鹿島アントラーズ

先日、久しぶりに駅スタにて観戦することができたのでレビューしておこうと思います。
正確には先日の「アビスパ福岡 vs 川崎フロンターレ」も現地観戦していたのですが、”家長 半端ないって!!”という内容で記事が終わりそうだったので割愛することにしました()
なお、今回は現地観戦ということで出来る限り現地でのメモ(配置図)と記憶だけで書いていこうと思います。
う~ん!試されますね!!(何が)

前半)鳥栖の右サイドを封じたかった鹿島だが…

まずはラインナップ

この日、鳥栖はクラブ創設25thを祝って
ネイビーの記念ユニホームを着用

ホームの鳥栖は、盤石なスタメン。
たしかレギュレーション上出れない垣田がベンチ外(鹿島からレンタルのため)。
個人的に見たかった西川潤もベンチから外れる形に。
対する鹿島は、GKの早崎がデビュー。
樋口が駅スタへ凱旋。

キックオフからしばらくは鳥栖がボールを持つ展開が続く。
鳥栖は攻守可変フォーメーションであるために
現地で観ていると、まず配置を確認するところだけでも大変。。
(もうちょっと高い位置の席だったら違うのだろうか)
いつも通り、ジエゴのオーバーラップによる数的優位と岩崎のスプリント、という左サイドの攻撃で鹿島ゴールへと迫っていく。

20分くらい経ったところで、鹿島のゴールキックがすべて左サイドに蹴っていることに気付く。
最終ラインからロングボールを入れる時も左サイド。
開始時のラインナップでは中盤の左に配置していた和泉が
左ウイングの位置に張り出す格好を取っている。
これはおそらく鳥栖右サイドバックに入っている長沼封じだったのではと想像してます。
表記上のポジションとしては右サイドバックとして入っているものの
実質的にはウイングバックの役割をしており、ここ数試合でも右サイドの攻撃を活性化させていたことから、長沼を最終ラインに張り付けたくてこのポジション取りをしていたように思えます。
事実、長沼が高い位置でボールを効果的に触ったのは前半終了間際のクロス1本だった記憶です。

鹿島のゴールキック時の配置。
和泉が長沼のスペースに張り、ここを目がけてロングボールが入っていた。

2トップのカイキや鈴木優磨も鳥栖の右サイドの裏を取る動きは多く見られましたが
ジエゴが上がって空くはずの左サイドに流れたシーンはあまり記憶になく
岩政監督の指示で鳥栖の右サイドを執拗に攻めていた、というように映りました。
この辺は映像で振り返りたいですねぇ~

そんな形で鳥栖は左サイドを中心とした攻めが実り、先制点を奪取。
宮代の個人技が光った得点でしたが、褒めるべきはジエゴのスローインでしょう。
鳥栖はスローインがきちんとデザインされているのかと思うくらい
ちゃんとスペースに人が走りこんだところにスローインが入ってました。
ジエゴも控えの藤田もロングスローを入れられるのもデザインしやすいですね。

対策むなしく失点してしまった鹿島は鈴木優磨がピッチのあらゆるところに顔を出し、どうにかチャンスを作ろうと奮闘。
何かとお騒がせな選手ですが、イメージと違いプレーは献身的なところが憎めないですね。
しっかりとピッチ全体を見まわして、サイドチェンジしてたのは優磨くらいに見えました。
シュートよりもアーリー気味のクロスを入れていたシーンが印象に残ってます。

前半は鳥栖が多くのチャンスを作り、先制点を奪取。
対する鹿島は、長沼封じには成功しているものの左に偏重しているせいか
効果的な攻撃にはつながらず、枠内シュート0本という数字にも表れていました。

後半)明確な3トップに変更してきた鹿島が反撃

後半、鹿島は荒木・和泉に代えて、仲間・名古を投入。
仲間がトップの位置に入り、もとの2トップはサイドにせり出る形で
明確に3トップにシフトしてきました。
荒木と代わった名古は1ボランチに近い形を取り
鹿島は4-3-3へと変更を行いました。

長沼にカイキを当て、空くはずの鳥栖左サイドに優磨をぶつけてきた

前半放置に近かったジエゴの裏を前線3枚にしたことによって圧力を強める。
鳥栖もペナルティエリアにボールを入れてはいけているが
シュートまで持っていける場面が少なく
鹿島は前線が増えたことによって
鳥栖のゴールキック時にハイプレスを敷けるようになり
鳥栖はこの網をなかなかくぐれずボールロストが増えていく。

この矢先に鹿島が左ウイングに配置したカイキが同点ゴール。
現地では抗議の原因となるプレーは分からなかったが
鹿島としては、"長沼を突く"という狙いが実った形のゴールとなった。

その後も鹿島の前線3枚がゴールに迫るも追加点は生まれず
ACLを見据えると勝ち点1で帰ることが許されない背景もあってか
優磨もフラストレーションをあらわにする場面がチラホラ。
鳥栖も反撃を試みたいところで、攻守を支えている小泉が負傷交代。
ファールの数も徐々に増え、攻撃の芽を摘み切れない展開となってしまう。

互いの良さを出しつつも痛み分け

終盤にはお互いチャンスを作るもゴールは実らず
結果、1-1のドロー。
岩政監督にイエローが出たりなんかもありましたが
前半は鳥栖、後半は鹿島が狙い・良さを出していた見ごたえのあるゲームだったように思います。

J1も残り5節。
やはりテレビで見るのと、現地で観るのでは見えている情報がまったく違うので定期的に足を運びたいなぁと思った次第。
それにしても川井監督、初めて拝みましたがイケメン過ぎませんかね。

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