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保育園の洗礼から一家総倒れになった話し

生後 8 ヶ月になる息子がこの 4 月から保育園に通い出した。入園おめでとう🌸
同じように保育園に通い出したご家族が多い世の中で、ツイッターのトレンドワードには「保育園の洗礼」というワードが入る。

保育園の洗礼、つまりたくさんの子供が集まる中で誰かが風邪をひいてると、その風邪菌を自分の子供がもらってきてしまうということ。
我が家の子供も例に漏れずしっかりともらってきた。初めての風邪。
咳、鼻水、発熱と症状が出たが、本人はわりとケロッとしてるので自分たちも少し甘く見ていた。
病院に連れて行こうとしたが夜中だった事もあり初めてみてねのコールドクターを利用してお医者さんを家に呼んだ。
3 日ほどしたら熱もひいて元気になった。鼻水と咳は出てたので耳鼻科に連れて行ったら、両耳とも滲出性中耳炎になってしまっていた。
一応メルシーポットで吸ってはいたのだけど足りなかったんだね。ごめんねぇと思いつつ、今も鼻水は吸っている。めちゃくちゃ嫌がるけど耐えてくれ…。早く良くなってくれ。
一応本人は元気になったので安心したのだが、ここからが地獄の始まりだった。

まず父親である自分が子供から風邪をもらってしまい 38 度の発熱。
すぐに病院に行こうとしたが生憎の日曜日で休みの病院も多く、仕方ないのでまたコールドクターで今度は自分を診てもらった。
客用のエアーベッドを仕事部屋に出して嫁さんや子供とは寝る部屋も分けた。
2,3 日は嫁さんのワンオペに近かったが、風呂上がりの対応や一部のオムツ替えなどは 2 人で対応してたため、動くのが辛い体を動かして対応。
3 日くらいで熱が引いてきて動けるようになってきて、エアーベッドも片付け、使っていたシーツや掛け布団カバーなども洗濯。毛布もクリーニングに出した。

しかし次の日に嫁さんが発熱!39 度とか出てる。再びエアーベッドを出して仕事部屋で寝てもらった。
今度は逆に自分が中心に子供の世話を見るも、やはり 2 人体制でやらないといけない作業はあったので嫁さんも頑張る。
この辺、もう少しお互い 1 人でやれるように工夫していかないとなぁという反省をし、今後のための勉強としつつも、お互いしんどかった…。
嫁さんの方はなかなか熱が下がらずも、37 度くらいには下がってきたと思ったら、今度はまた自分が 39 度の発熱…。しかも寝られない程に咳が止まらない。再び仕事部屋のエアーベッドは自分が使う事に。
ここで 3 回目のコールドクターを利用。もう 3 回の診察代で 3 万円くらいになってるけど、背に腹はかえられなかった…。

自分も嫁さんも 2 人とも発熱してしまうという事態に陥ってしまい、ここからは本当に地獄だった。
毎日お互い熱が下がってたり体を動かせる方が子供の世話だったり、お風呂入れたり、溜まりまくってる洗濯物を回して干すという事を毎日やってたんだけど、子供も慣らし保育がまだ終わってなくて 14 時で帰ってきたりするので、休む暇が全然無い。
掃除をする気力が無いので家の中は埃が溜まりっぱなし。嫁さんは花粉症だからあまり空気の入れ替えもできず。ゴミも溜まっていく一方で地獄絵図になっていく我が家。
ご飯を作る気力もないので冷凍食品、お茶漬け、Uber Eats などを駆使するけど、栄養が取りきれてる感じがしない。
熱が下がった方が頑張り、無理をするのでまた熱が上がり、解熱剤を飲んでまた次の日熱が下がってる方が無理をして頑張る…みたいな日々。
38 度以上の高熱→解熱剤飲んで下がる→家事育児頑張る→高熱をぶり返すという流れをお互い何度も何度も繰り返す…。ずーっと熱が下がり切らない。そんな生活が 2 週間ほど続いた…。
親が風邪ひいてるのに子供を保育園に預けて良いのか…いや良いわけはないよな…という葛藤と戦いつつも、本人は熱も出てないし元気なので保育園の送り迎えをする。子供がいない間に全力で寝るか、洗濯だけやってしまう日々。
4 月後半の 2 週に至っては発熱もずっと治まらず、仕事も休みまくり。2 週間で 2 日間しか仕事に出られなかった。
当然だがゲームなどもできるわけもなく。3 週間ほども遊んでなかったのはなかなか異例だった。
少し調子が良くなった時は子供を寝かしつけた後にテレビなど観ながらなんとか晩飯を食べたりしたが、熱が上がってくるのよね…。
テレビやスマホの画面を見ると熱が上がってくるので極力我慢したが、ずっと寝てるのもしんどいわけで。

しかし 4 月の最終週になっても全く事態が好転できるビジョンが見えなかった。
自分も嫁さんもいい加減この事態から抜け出したかったが、自宅から比較的近い所に住んでいる義実家の両親は正直言って頼りないし、そもそも来てくれる雰囲気もあんまりなかった。
まぁ頼りないとは言ったが、2 人とも持病を持ってるので仕方ない面もある(そうじゃない部分でも頼りないと思ってはいるが)。
嫁さんの親に来てもらう方が嫁さんも良いのではと思っていたが、嫁さん自身もあんまり呼びたそうじゃなかった。
かと言って自分の両親は北海道に住んでるし、万が一風邪が伝染ったら帰るのも大変になってしまう。
家庭の諸事情もあってなかなか呼びづらい状況でもあったけど、それまでに何度か行こうか?と LINE をもらってた事もあり、どうしようもなかったので母に来てもらう事にした。

母が来てからはまず家の掃除を一気にしてくれて、買い出しや料理、洗濯をしてくれた。
子供が保育園から帰ってきてからも相手をしてくれた。初日は自分が高い熱が出ていたので、お風呂に入れるまでの間は嫁さんと母で子供の世話を回してくれたのだけど、この時に寝れたのが良かったのか、夜は少し体調も回復した。
子供が帰ってきてから風呂までの時間の子供の世話が毎日キツいと思っていたので、そこで休めたのは良かった。
結局 6 日間居てくれたのだけど、健康な大人が 1 人いる安心感、自分と嫁さんの負担の軽減、作ってくれるご飯で十分な栄養の摂取により、2 人ともどんどん回復していった。
最終日に嫁さんが少し熱をぶり返すという事も起きたが、次の日には熱が下がり、そこからまた熱が上がっていくという事にはならなかった。
仕事を休んで来てくれた母にはめちゃくちゃ感謝…。
回復してからエアーベッドも片付けて、3 週間ぶりくらいに寝室で寝た。

母が帰ってからは嫁さんの方が咳が治らなかったりと、まだ体調万全とは言えないけど、少なくとも熱は出なくなったし、まともに動けるようにはなっている。
自分自身も声帯がやられてしまって声が今はカッスカスな状態で、咳もまだ少し出ているけど、仕事もできるようになったし、子供の世話も十分にできるようになった。
結局 GW は家族でほとんどどこにも出かけられなかったけど、嫁さんは家で休ませて自分は子供と公園に散歩に出かけたりなどして過ごした。
近所のファミレスに家族で飯を食いに行ったのが唯一のお出かけだった。

そんなこんなでまーーーー大変な 1 ヶ月弱だったわけ。
他の友人の家庭でも長引く風邪だったり、咳が止まらないといった症状が出ている人たちが多く、今流行ってる風邪はなかなか厄介なものらしい。
正直風邪でこれなのだから、子供が胃腸炎とかもらってきたらやべーな、怖い!とは思ったけど、まぁなんとか子供の世話を色々これから工夫していこう…。
ツイッターとかで色々心配してくれた人達にも感謝。色々アドバイスもらったり、励ましてくれたり。返信する余裕が無かったりもしたけど、とても支えられた。
みんなも本当、体調には気を付けて。

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