ここ 5 年くらいで好きな漫画 30 Part.3
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推しの子
嫁さんに読んだことあるけど面白いよって言われて読んだらスゲー面白くてビビった漫画。どんでん返しが何回もくる。表紙だけ見てた時の印象と全然内容が違った。
嫁さんにどこまで読んだことあるの?って聞いたら 1 話くらいしか読んだことないって言われてお前!!!ってなった。
1 話でも確かにビックリする展開があるんだけど、めちゃくちゃ序の口のところで終わってんじゃん。続き読んでくれ…!
あらすじを書きたいんだけど、1 話からビックリしてもらいたいので敢えて書きません。というか書けない。ただ「次にくるマンガ大賞 2021」で 1 位を獲った漫画なので面白いことは保証できる。ネットとかで前情報を入れずに読んでみるのがオススメ。
ゴールデンカムイ
内容は気になりつつも暫くの間保留にしてた漫画。ヤンジャン!のアプリで 200 話無料キャンペーンをやってたので、読んでみたらドエレー面白くて一気読みした。
主人公の元軍人の杉元佐一が、北海道でアイヌ人のアシリパと一緒に、アシリパの父らが隠したアイヌの金塊を探す話し。金塊を探す勢力が何組もあり、そいつらとの死闘や共謀が渦巻きながら物語は進んでいく。
出てくるキャラがいちいち個性的過ぎるので、たくさん登場人物がいるけど誰が誰だか分からなくなることがあんまり無い。
この記事を書いている今、原作最終章突入記念として全話無料キャンペーンが開催中なので、気になったら読んでみるべし。
あことバンビ [完結済み]
「堀さんと宮村くん」の作者で、最近テレビアニメ化された「ホリミヤ」の原作者、HERO 先生が描く漫画。ジャンルは…なんなんだろう。ああいうのはなんというジャンルなのか。ほろ苦い青春みたいな…なんだろうな、ちょっとよく分からない。
高校を中退して新人小説家として活動している小鹿悠(バンビ)と、幽霊のアコとの話し。アコは生前の記憶はないというが、わりと序盤で実は…みたいな展開になってくる。
バンビとアコは次第に距離が近くなっていくが、その分最後どうなってしまうんだ…?という気持ちが強くなってくる。
シリアスの中にも随所に笑いを入れてくる。キャラもそれぞれ等身大で親近感が湧くというのか、友達の会話を覗き見ているような気分にさせてくれる。
Pixiv での話をまとめた単行本が Kindle から無料で出ていたが、商業単行本化された。描き下ろしも少しアリ。4 コマでの番外編もあります。
服を着るならこんなふうに
メンズのファッションコーディネートを中心に、服のことについて教えてくれる漫画。
ファッションに疎く、服について何も分からないためオシャレすることにある種の恐怖を抱いている佐藤祐介。とある日に裕介は普段通りのパーカーにジーンズという格好で同窓会に行くが、久しぶりに会う友達はみんなオシャレを楽しんでいた。
1 人場違いな格好をしてきてしまった裕介は落ち込み、帰宅後に妹の環にそのことを愚痴ると、環は裕介にコーディネートを教えてくれる、というところからこの漫画は始まる。
環はファッションが趣味なのでいろいろな事を教えてくれるが、高いブランド物とかよりもユニクロや GU など、手頃な価格でできるコーディネートを教えてくれるので、読んでてもなるほどと参考になる所がある。高いブランド物についてはまた別のキャラが教えてくれたりする。
自分はファッション誌を読まないから、こういうのは気軽に読めて良い。実在のブランドの商品で教えてくれるのも分かりやすくて◎。
からかい上手の(元)高木さん
本編「からかい上手の高木さん」のスピンオフ作品。(元)とついてる通り、本編から未来の話で、西片と高木さんが結婚して娘と暮らす家族での話し。
大人になった高木さんがイイのよなぁ。娘のちーちゃんはお母さんのようにお父さんをからかう反面、お母さんからはからかわれる、まさに 2 人の娘といった感じ。
たまにお父さんとお母さんの、本編を思い出すようなエピソードもあるし、現在の時間軸での仲睦まじいエピソードもある。
つい先日、本編の方はアニメ 3 期と劇場版の制作が発表された。楽しみ。(元)高木さんの方もいつかアニメ化されないかな。
単行本の Kindle 版はただ今 1 巻が期間限定でまるっと無料で読める。
大正処女御伽噺 [完結済み]
たいしょうおとめおとぎばなし。秋から TV アニメの放送が始まる本作。アニメのタイトルでは大正オトメ御伽噺となっている。
右手が不自由で、父からの期待も失い、養生という名目で田舎の家に追われた珠彦。そんな珠彦の元に 1 人の女の子、夕月がやってくる。夕月は珠彦の身の回りの世話をするために父によって金で買われた珠彦の嫁だった。
自身の不幸や家族の事からどうにも根暗になってしまった珠彦を、夕月の明るさがグイグイ引っ張っていく。
大正時代なのでノスタルジックな恋が描かれる。当時の時代背景や家事の仕方などいろいろ描かれていて、なんでもこなす夕月のハイスペックぶりが面白い。
続編の昭和オトメ御伽噺もあり、そちらも完結済み。合わせて読んでも計 10 巻なので読みやすいしオススメ。
雨夜の月
Part.2 で紹介した「笑顔のたえない職場です。」の作者、くずしろ先生が描く本作。
「笑顔のたえない職場です。」はお仕事漫画だったけど、こちらは女の子同士の友情を描いた話し。
高校入学前にとある女子と道端でぶつかってしまう咲希。その子は後に高校でクラスメイトとなる奏音だった。
奏音は学校ではほとんど誰とも喋らないのだが、実は耳が不自由だという事を咲希は知る。障害を理由に周囲と距離を置く奏音。そんな奏音のことを揶揄する連中がいる中、咲希は奏音と分かり合いたいと思いいろいろ頑張る姿に、奏音の態度も次第に変わっていく。
くずしろ先生が描くだけあって絵がキレイ。そして 2 人の友情もどうなっていくのかとても続きが気になる。最近連載が始まったばかりでまだ 7 話くらいしかないのですぐに最新に追いつけるぞ。
単行本はまだ出ていない。
ゆるゆり
コミック百合姫で連載中の癒し漫画オブ No.1。笑いとかわいさしかない。アニメ化も 3 度、更に OVA 化も 3 度果たしている人気作品。
ゆる〜い百合漫画だけど基本ギャグが中心。作者のなもり先生のギャグセンスと絵やキャラクターのかわいさが完全融合した漫画。というか、単行本買うまでこんなにギャグ中心とは思わなかった。本棚の 1 番目につくところに置いてる。
ごらく部、生徒会、大室家、その他のキャラクターどこを見ても癒される。主人公の赤座あかりが、主人公なのに一番影が薄い扱いされてるのももはや鉄板のネタで面白い。
初期の絵と今の絵がかなり違うので、初期の話しから読み始めると今の時代の絵とのギャップが凄いかもしれない。新しめから読んでも良いかも。↑に貼ったリンクのサムネは最近の絵。
スピンオフ作品として「大室家」も刊行中。こちらはゆるゆりで登場する大室櫻子の姉、妹との 3 姉妹が主人公。この漫画の最大の謎は、大室家の長姉、撫子の付き合っている彼女は一体誰なのか問題。いつになったら明かされるのか。
ゆるゆり、大室家、どちらの漫画も最高です。
citrus
本屋でイラストの綺麗さが気になって買い始めた百合漫画。
純情ギャル✗黒髪生徒会長。どうでも良いけど百合漫画って金髪少女と黒髪少女の組み合わせが異様に多い。鉄板なんだろうな。
親の都合で女子校へと編入する事になったギャル、藍原柚子。女子校じゃ彼氏ができないと嘆いていると、校内で理事長の孫である生徒会長の芽衣が教師に校内でキスをさせられているところをたまたま柚子が目撃してしまう。
混乱の中で帰宅すると、母親から言い忘れてたけど(そんなことある?)、あなたには今日から妹ができると告げられ、背後から「ただいま」と声をかけるのは芽衣だった…という話し。
絵の綺麗さと切ないシーンの表現がとても良い。
芽衣はお固い性格だけど結構柚子を振り回すこともあるし、柚子はギャルらしく明るい性格だけど、芽衣のために、友達のために、自分のために何をすべきか考えて動ける子で、それぞれのギャップが話しを動かしていく感じで面白い。
読みやすい漫画なので百合漫画入門としても良さそう。
無料で読めるサイトはちょっと分からず。コミック百合姫以外での連載場所が分からなかった。
草薙先生は試されている。 [完結済み]
最後も百合漫画。全 3 巻。
主人公の草薙美奈子はクラスメイトで親友の八重に恋をしてしまう。しかし女の子同士ということから想いは胸に秘め、 15 年の月日が経った。
中学教師となった草薙先生はある日 1 人の女子生徒から告白をされてしまう。しかし教師と教え子との関係性から毅然とした態度でお断りを…してるつもりだが動揺を隠せていない草薙先生。なぜなら告白してきた子は親友、八重と顔も瓜二つで、娘の一姫だったから…という話し。
一姫の草薙先生への猛烈アタックと、それに対して毅然と対応しきれない草薙先生の反応が面白い。
実は同じ作者の別の漫画の主人公も本作には出てきていたりして、繋がりが分かると面白い。
作者の安田剛助先生の漫画は他にも読んでいるが、どの漫画も好きです。
と!いう感じでやーーっと終わったー。30 冊分の説明書くの大変過ぎた。後半わりと何書こうって悩んだし、3 記事分書くのに 1 週間以上かかったな。
特にめちゃくちゃ目新しい漫画はそんなに無かったと思う。あと他にもいくつかあるけど 30 冊としたお陰で書ききれなかったな。まぁいずれ機会があれば…。
もしこの記事見て読み始めてみた漫画とかあったらコメントにでも書いてくれると嬉しいです。
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