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コロナに罹って分かった「感染力」の本当の意味

私の症状は軽かったです。おかげで火曜から働けそう。でも、デルタ株は、平均して一人当たり5人から8人くらいに感染するらしい。RO=再生産率ってやつ。

初日に一人感染したら、翌日は5人に感染。3日目は25人に感染、4日目は125人に感染の計算。

予防策取らない場合ですけど。125人の中には基礎疾患のあるハイリスクな人もいるだろうし、高齢者もいるだろう。コロナのインパクトが同じでも感染力が高いと、重症者が沢山出てしまう。

もうこれ止めるのは大変ですよ。ネズミ算式に増えると思います。

以下は日本医事新報社8月6日の掲載記事です。

最近,米国疾病予防管理センター(CDC)が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2),特にデルタ株の危険性をまとめたスライドファイルの内容がワシントンポスト紙に掲載され,大きな話題となった。
「全てのデルタ株感染者は,ある意味,スーパースプレッダー」
CDCは,デルタ株は従来株とは異なるとしている。その最大の理由は感染力である。基本再生産数(Ro)は,従来株は2前後であるが,デルタ株では8とされ,水痘なみとされた(図1)。
水痘は,ムンプス,麻疹と並んで,極めて感染力の強い感染症で,ワクチン普及前の水痘を知る小児科医であれば,深刻さは理解できると思う。図1では,インフルエンザの4倍の感染力があることが示された。

日本では,デルタ株の感染力を従来株に比べて多少強い程度に推定したシミュレーションも流布しているが,臨床現場の実感からはかけ離れている。

デルタ株は,今までの経験,常識は通用しない,新しいウイルスと考えるべきである。気道のウイルス量は,従来株に比べて1000倍以上多く,ウイルス排泄期間も,従来株が13日である一方,デルタ株は18日も続く。

ほとんどの人は軽症で済むんです。だから、むしろ危ない。重症化するウイルスなら、皆警戒するじゃないですか。それなら、感染予防みんなしっかりする。

でも大抵の人は軽症だから、罹ったら罹ったでそのときでしよ、と高を括る。アクリル板越しの会話とか、段々疎かですよ。「コロナなんて風邪みたいなもん」といってあちこちいくでしょう。確かにそうなんですけど、そうすると、感染が超広がる。致死率が低いと感染力(再生産率)は上がりやすいみたいです。

ホリエモンとか橋下徹氏とか、感染力の意味を本当は分かってなかったんじゃないですか。風邪みたいなもの=感染力はあっても致死率が低い⇒気にするな、経済回せ、という式だったと思うんです。

実際は………風邪みたいなもの=感染力はあっても致死率が低い⇒致死率は低いものの母数である感染者が急増⇒その結果死者も急増し経済は回せない、です。

風邪の感染力(再生産率)が1~2とのことなので、デルタ型は5~8と遥かに高い感染力です。致死率が同じなら死者も5~8倍になる計算です。

私なんかも発症してから、ドラッグストアとコンビニ行ってきたし。後で保健所に怒られました。だって食料品届かないんだもん〜(泣)

軽い風邪でもPCR受けた方が良いです。私も普段の風邪程度だったので、念の為でクリニック行き、PCR受けたんです。

問診の医師も「こういうときだから、一応ね」とか言ってPCR提案してくれて。私も身近に老親がいますから、万が一感染させちゃならんと思って受けました。

あと、OTC薬に高い金払うなら、クリニックでもっと効く薬を安く手に入れたかったっていう打算もあり。

そしたら、4日後連絡きてまさかの陽性。「え!嘘でしよ!?」にわかには受け入れ難かったですね。「連絡遅えよ…」とも内心思いました(笑)

PCR受けてないと気づかずに周りに伝染すことになります。軽い風邪と思って、市販の総合感冒薬とか葛根湯で凌ぐのは、オススメしません。ちゃんとPCRやった方がいいです。

保険も効きますから、大してお金かからないので。日曜でも診察してるところもありますし。他の方の話を聞いても大抵の医師は検査に前向きです。

因みにタクシーの運転手が非常に愛想が悪く、「風邪引いてるから、窓全開でクリニックまでお願いします」と連れて行って貰いましたが、帰り迎えに来てくれますか?と聞いたら、「すぐそばに駅ありますよ」ってにべもないお断り返事。仕方ないから咳き込みながら電車で帰りました。余裕で公共交通機関です。

後で調べたらタクシーも公共交通機関扱いらしく、だったら車のない私はどうやってクリニックまで行けと?救急車呼ぶほどじゃないし。自転車か徒歩?それは病人にはきついです。

自宅療養も散歩とか余裕で行けちゃうので人によっては、本屋行ったり映画観に行ったりパチンコ行ったりすると思います。やることないですから。

酒、タバコ禁止なのも人によってはキツイでしょう。自分ちで酒タバコ禁止ですよ。もう自分ちって感じしないでしょうね。私はどちらも嗜まないのであまりストレス感じませんでしたが。大抵の軽症者は守らないんじゃないですかね。

個人的にはPCRを受けられる環境なのに、敢えて受けずに、結果として感染を広めてしまった人には、罰金とか課しても良いのではないか、と思います。外出禁止よりそっち厳しくしないとダメな気がします。

あと健保(国保でも組合健保・協会健保でも共済でも)から傷病手当金が出るので、働けない期間、60%くらいの所得補償があります。手続は少し面倒くさいけど。

協会けんぽ

国保の場合は各市町村が対応

真夏はエアコン必須で換気悪いですし、野外で働く人は体力の損耗激しく、免疫力落ちます!
そういう所をウイルスは狙ってきます。

無理せず働くことがとても大事だと思います。

自分の場合は、のど飴必需でした。
オススメは春日井製菓の「ミルクとハーブのやさしい味わい13種のハーブエキス配合のどにスッキリのど飴」。百円ローソンなんかでも売ってます。(ただ甘いんで虫歯になりそう)

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あとイソジン。大阪の吉村知事じゃないですけど。

それから、長ネギ刻んだ味噌汁ですね。これは、咽頭、喉頭の殺菌にものすごく効果を感じます。

鼻詰まりを止めるナザールスプレーは、使って後悔しました。鼻の通りが良くなるのは嬉しいのですが、鼻汁が喉の後に垂れてきます。

そうすると腹の方に降りた異物を吐き出そうとするのか、咳が気管の下の方から起こります。
そこまで落ちた痰(しかも液化してる)は、絶対咳で排出できないのに、身体が頑張るのか空咳が止まらなくなります。これは結構苦しいです。

鼻詰まってる状態の方が上気道に痰の成分が固まって留まっているようなので、異物を排出しようとする咳も酷くならないような気がしました。

まあ元々アレルギー性鼻炎持ちなので、こういう症状なのかもしれません。2、3年に一度位の頻度で罹る普通の風邪のときも似たような推移で、空咳だけ最後まで残りますね。

以上、参考になれば幸いです。皆さんもお気をつけください。

P.S.東急田園都市線の混雑どうにかしてほしいです。毎日あんなに混んでて大丈夫なんですか?

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。