かなた

日々、思ったことを残しています。 たまに創作もします。 アダルトチルドレン/HSS型…

かなた

日々、思ったことを残しています。 たまに創作もします。 アダルトチルドレン/HSS型HSP

マガジン

最近の記事

好きと距離感の話。

流行りの曲の中に「好きだなんて言えない」みたいな歌詞、登場しがちじゃないですか? 私はあの歌詞に全然共感ができなくて。それは、私自身が好きだ!と思ったら即相手に伝えてしまうから。 それ自体は良いことだと思うんです、自分でも。ただ問題なのは「好き好き言い過ぎる」ことと、「相手に多くを求めすぎてしまう(距離感が近すぎる)」こと。 私が誰と付き合っても疲れてしまうのって、それが原因なんじゃないかな?と薄々気づいてはいても、じゃあどうしたらいいのか、検討もつかなかった。 けれ

    • 「東から西へ」カップリング曲考察

      ◆サンセットに忍ばせて 「東から西へ」=太陽だから、「サンセット」=日が沈む、で映画のテーマがダイレクトに来るかな?と思ってたけどこれは…やられたなぁ。 「彼」って言ってるし、恋人かパートナーかな? 1番の(心のバランス~役には立たない)が、個人的に一番刺さった。 言葉って明言してるし、罵倒かモラハラを受け続けた人の心理状態なのかな、と。 普段は平気そうにできるけど、不意にしんどくなって涙しか流せないことあるよね、って。 1番だけだと、彼との消したい思い出は忘れて、前を

      • 旦那との仲は良くないけれど、他人には旦那を見つけなさいという人の話。

        自分が子どもを欲しくないということが分かり、さて、じゃあ私はそもそも結婚したいのか?としっかり考えるようになって、気づいたことがある。「旦那を見つけな」「結婚しな」「子どもは?」と言ってくる他人の存在だ。 以前はその言葉を聞く度に傷ついていた。恋人がいないこと、結婚相手がいないこと、子どもがいないことを、重大な欠陥のように思っていたから。毒親に育てられなければ、私だって結婚に意欲的になれたのに。自分の欠点を指摘されている気持ちになった。 だけど先日、ある人に「あんたも早く

        • 恋はしたいけど、破滅する未来しか見えない

          昨年末に彼氏と別れてから、私はほぼ14年ぶりに「誰とも付き合っていない状態」になった。今まで恋愛に依存していた私にとって、「特定の誰かに恋をしていない」というのはとても新鮮で、とても不安定である。 SNSで知人の幸せ投稿を見たり、薬指の指輪を見たりして、勝手に傷ついて「このまま一生恋愛せずに生きていくのかしら…」としょんぼりしたりもするけれど、じゃあ結婚したいか?羨ましいか?彼氏できたら幸せか?と聞かれると、素直に「そうね!」とは言えない。 一人になって冷静に今までの恋を

        好きと距離感の話。

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        • 映画
          2本

        記事

          フルマラソンを走って、世界が変わった話。

          私がはじめてフルマラソンを走ったのは、18歳の秋だった。 受かると思っていなかった四年生の大学に受かり、短大進学後、すぐに就職するはずだった私に与えられた突然のモラトリアム。今だけは、今しかやれないことを、何だってやってやろうと思った。 そうして入った部活の一環で、私ははじめてフルマラソンの大会に出場した。 関門も制限時間も知らず、21km以上走ったこともなかった。若さと勢いだけで出場したはじめての大会の道中は、必死すぎてほとんど覚えていないのだけれど、最後の2kmだけ

          フルマラソンを走って、世界が変わった話。

          他人に自分を差し出さない

          今まで私は私の人生を、他人に慰めとして、あるいはごみ捨て場として、はたまた娯楽として、明け渡してきたらしい。 父からの暴力を受けいれて、母からの呪詛を受け入れて、弟との差別を受け入れて、気づけば私は他人に自分を差し出す人間になってしまった。 他人のために他人のために他人のために。楽しませなきゃ笑わせなきゃ安心させなきゃ。明るく元気で話せてコミュニケーションを取れる人間でいなきゃ。 「そうじゃない」私には、価値などない。 そうして全てを差し出しても、何も与えられない日々

          他人に自分を差し出さない

          いつかのあなたと。

          「入学式で見た時にさ、なんて綺麗な子なんだろうと思ったんだよね」 二杯目のサングリアを飲みながら、彼女はそう言った。 高校の卒業式から早十年。入学式からは十三年になる。 女子高時代の友人たちは皆いい意味で自由で、派閥争いやマウント合戦が繰り広げられることもなく、どのテーブルからも笑い声が絶えない。 「そうだったの?全然知らなかった。」 わざと目を伏せて、意味もなく箸の包み紙をいじる。 「ほんとだよ。ふわふわの長い髪が、天使みたいだなと思った。今はストパーかけちゃったんだ、でも

          いつかのあなたと。

          ミッドナイトスワンを観た。※ネタバレ有

          映画『ミッドナイトスワン』を観てきました。 元々トランスジェンダーを主題にした重めの作品が好きなことと、主演が草彅剛さん(小中の頃に、はじめて好きになったタレントさん)だったことで、これは観に行かねば…!と思っていました。 ただ絶対に情緒がメチャメチャになるだろうなという予想がついていたので(笑)、余韻に浸れるように日曜のお昼の回を選択。大正解でした。台風がなければ土曜に見て、日曜ずっと余韻に浸っていたかったな…。 パンフも注文済、原作本も本屋さんをはしごしてゲットして

          ミッドナイトスワンを観た。※ネタバレ有

          13月の女の子を観た。(※ネタバレ考察あり)

          絶対観るんだ!と決めていた映画「13月の女の子」を鑑賞してきました。シネマスコーレさんにはじめて行ったけど、とても素敵で居心地が良かったのでまた行きたい。 思っていた内容とだいぶ違い、考察したくなったので書きます。ネタバレ有るので注意。 小宮さんが主演ということで知った今作、あらすじを見る限りは百合+SFかな、好きなジャンルだなと思って楽しみにしていたのですが、いい意味で期待を裏切られました。 亡くなった友人を助けるために頑張る話(まどマギ的な?)かと思いきや、ゴリゴリ

          13月の女の子を観た。(※ネタバレ考察あり)

          この世界に子どもを産み出そうと思えない話。

          学生時代、結婚することに何の疑問も抱いていなかった。 むしろ、あの家から逃れるにはそれしかないと思っていた。 この苗字を捨てたくて仕方がなかった。 「結婚」は私を救ってくれる無敵の存在に思えた。 あれから五年が経ち、自分の力だけで生活できるようになって、自分をある程度自分で救えるようになった。そうしたら結婚に、そして子どもを作ることに否定的な自分がいることに気がついた。 今までは、あの家から逃れるための方法=結婚だと思っていた。否、思わされていた。 父から認められて家を出

          この世界に子どもを産み出そうと思えない話。

          私だけの孤独

          彼氏いるの?いつ結婚するの? 家族なんだから助けてあげなきゃ。 料理得意なんだ。いいお嫁さんになれるね。 そんな言葉を他人から吐かれる度に、本当は思っている。 うるせえ。 男の家に転がり込む、相手の収入に寄りかかる、それを前提に生活している奴に、私の生活を貶める権利なんてない。 世間的には、そういう(ことが何の疑問もなくできる)女たちの方が可愛げがあるだろうし、実際に二十代半ばから一斉に結婚しているけれど、私にはどうしてもそれができないのだ。 もはや自分とは違う世界の

          私だけの孤独

          親と宗教と私

          先日ミッドサマー×カルト宗教実体験の記事を読み、私もつらつらと自分の体験を書きたいなと思った。ので書きます。 先述しておきますが、私の体験した宗教自体は、穏やかなものです。金銭を巻き上げたり、差別主義があったりするものではないです。簡単に言えば、「人を妬まず、謙虚に、真摯に生きよう」というもの。 【我が家での宗教】 ただ我が家での信仰の仕方は、「間違っていた」。今回は、何でそれに気づいたのか(なんで洗脳されなかったのか)について触れようと思います。 我が家は宗教を中心

          親と宗教と私

          劇場版すみっコぐらしで日曜朝から号泣した話

          劇場版すみっコぐらしが、予想以上にしんどかったので書く。 すみっコはかれこれ6年くらい好き。もちろんキャラの設定も知っている。が、動くすみっコの破壊力は凄まじかった。そして何よりストーリー。まさか嗚咽するほど泣くとは。 感想(少しネタバレあり) ・数日前に絵本「そらいろのまいにち」を読み、各キャラがすみっこにやってくるまでの経緯を知っているだけに、開始数分のキャラ紹介でまず号泣。 ・動きがかわいい。とにかくかわいい。たぴおかやざっそうがちょこまか動いててかわいい。

          劇場版すみっコぐらしで日曜朝から号泣した話