風俗嬢とシモの病気の検査に行ったハナシ  後日談

やっぱり病気の検査はとても大切だった

 先週、強制的に検査を受けさせられたわけだがその結果が戻って来た。オッサンは思い当たるフシはなかったのだが、一緒に行った子の運命はいかに。

喫茶店で合流

 検査結果を病院に確認しにいくために風俗の子と喫茶店で合流することになった。正直、オッサンは思い当たるフシは全くないがいざ検査結果を確認、となると知らない間に何か病気を持っていたりなんてコトがないか、アレやコレなどが勝手に頭をよぎる。後ろめたいことなど何一つないような清廉潔白な日々を過ごしているものの妙にソワソワしてしまう。
 一緒に行く子は毎月のモノなので、さすがに慣れているようで表情一つ変わっていない。とても美味しそうにモーニングを食べているけれど、あの量を食べれるのは若いからなんだろうな。逆写真詐欺とよく呼ばれているお店の食事をペロッと食べきってしまう。

検査結果を貰った後に再合流

 受付の順番とかがあり検査結果でも待ちが発生するかもしれない、ということで早く終わった方から喫茶店に入って再合流となった。さすがにモーニングを食べた逆写真詐欺のお店は使えないので、別の喫茶店となった。

 ひっぱっても面白くなるハナシではないからオッサンの結果を書くとオール陰性でシモの病気は持ってないということが証明された。肝炎や免疫不全の病気も持ってない。
 オッサンはここ20年ぐらいは知らない不特定多数との対戦経験は無いので大丈夫だろう、と分かっていてもこうやって陰性との結果が戻ってくるまではハラハラするもんなのな。

 今回はある程度標準的な検査を受けているんだけけれど、もっと細かく検査することもできるらしくて空欄になっている項目もあり、今まで聞いたことがない病気が存在しているということを知りスマートフォンで検索していると女の子が合流してきた。

 表情は冴えない。

 ふむ。

貰ってしまったようで。

 彼女の検査結果を見せて貰うと、オッサンと1か所だけ違うところがあったのだよ。項目は梅毒。
 そう、彼女の検査結果は梅毒が陽性となっていた。

 さすがに彼女もクるものがあったようでしょんぼりしている。オッサンもなんて声をかけてあげればいいかわからない。梅毒が陽性ってことがどういうことが良く分からないから。

 少し詳しく彼女が教えてくれたのだが、梅毒にかかったことがないヒトはこの陽性が出るとすぐに治療になるそうで、詳細検査を受けつつ投薬か注射かを選ぶことになるそうだ。
 投薬となると1カ月程度、毎日、薬を飲んで再検査。注射の場合は、1か月後に再検査。注射は一回打つと1カ月ぐらい効果が残るような薬をつかえるらしい。

 彼女は注射を選んだそうなのだが、「注射のお化けみたいな大きさ」のブツが用意され、腕ではなくお尻に注射されるそうだ。しかも、「ありえないぐらい太い針」がついていて、1分以上かかるらしい。聞いているだけでげんなりするな。

 「リンクラなら、注射と錠剤で1週間で治る」そうなんだけれど、梅毒は最低でも2カ月程度は治療がかかるそうで。発見が早ければ2カ月。そこから発見が遅れると最低3カ月。
 彼女の場合は初期なので2ヶ月もあれば治るとのこと。なんでも、3カ月以上、放置した場合は入院まであるらしい。いや、マジで怖ぇぇわ。

 リンクラは症状が出るから分かるからお客さんも症状が出たら病院にいくんだろうけれど梅毒は初期の場合、症状が出ないこともある上に、初期を超えると症状が消えるそうでなんかおかしかったけれど自然に治った、と解釈するお客さんも多いようで発見が遅れるそうだ。当然、その間に「お遊び」をするとどんどん他人にうつっていく。
 さっさと検査を受けないとヤバい病気なんだな、コレは。

 彼女はデリバリー的なサービスの風俗で働いており、いわゆるお風呂屋さんではないのでソコと比べるとサービス的なものはソフトなんだろうけれど、それでも梅毒を貰ってしまうんだな。
 そりゃそうか、ちゅーでもうつるってハナシなんだから。

 先週飲んだイケメンの店のイケメンも言ってたな。検査は受けてるって。グラスの回し飲みとかアウトだよな。あー、つまり彼らが言っていたのは梅毒のハナシなんだな。

長期休暇

 当然、彼女は治るまで仕事をすることができない。初期と言え梅毒なので2ヶ月程度は仕事ができないってことだな。大変だな、これは。 

 この子には彼氏がいるのでソコと揉めそう、ってソッチの心配もしているそうだ。何の仕事をしているかわからないけれど、おカネ持ちの彼氏。その彼氏にも梅毒を貰ったから、検査を受けて欲しいというお願いをすることになる。これは大変だ。

 風俗嬢で本当に彼氏いない子はレアなんだよなぁ。表向きは彼氏なんていない、ってことにしてあっても、アイドルグループのアイドルのようなもので、みんな色々と工夫しながら上手くやってる。
 彼氏がいなければホストか、今問題になっているメン地下か、コンカフェかボーイズの推しにハマっている。ほぼ、そのどっちか。

後日談

 この記事は金曜日に書いていたんだけれど、実は土曜日にもう少し面白いことが起こった。いや、面白いとか書いてしまっていいんだろうか。

 彼氏に梅毒であることを告げたところ、彼氏は既に梅毒の治療中であることが発覚して、そもそもの梅毒の持ち主が彼氏であった、と。
 おカネ持ちでパパ活とかやってたらしく、ソッチ経由で貰ったらしい。

 一つのカップルが破局を迎えましたとさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?