医師として働いていて思うこと


僕は整形外科医として日常的に紹介状が必要な総合病院から町の診療所までさまざまな場所で診察を行なっています。
診察をおこなっている中で患者さんとの意識のギャップのようなものをよく感じます。

当たり前のように聞こえるかもどのような病院で勤務するかに依らず診療をする時には僕は患者さんの訴えから治療対象となる病気を見つけようとします。

しかし医学はいまだ発展途上であり全ての訴えに対して明確な答えが出せない時もあります。

例えば足の痛みで病院を受診した方に対して診察、検査をした上で原因や痛みが出ているメカニズムははっきりしませんが一時的な痛みの可能性が大きいため経過を見ましょうと話をすることもあります。

その時に速やかな詳しい検査を希望される方には意味のない検査になる可能性が大きいことを説明した上で詳しい検査を案内することもありますが、その検査にどれほどの意味があるかは疑問があります。

患者さんに無駄な検査代と無駄な時間を使わせて申し訳ないと思う時もあります。

何かうまい方法はないかと悩む毎日です。


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