いつかまた一緒に舞台をつくりたい

だいぶ時間がたってしまったけど、絶対にTDCについての記録はどんな形でも書きたいので記します。

2月14日、The WIZがありました。
私は、なんとWIZ役…!びっくりした、、、正直。
え、タイトルじゃん…!!👀本公演でもう重い役はやらせてもらったからなんかすっきりしてたんですが、、、。なんとなんとでしっかり強い重い役をもらいプレッシャーと多忙な毎日とであせあせって感じな毎日を送っていました。

そして、私どんなに忙しくてもやっぱりどうしても出たい理由があって、、、。それはずっとお世話になっている先輩方の卒業公演だったから。特に、どの公演もでてくれて、本公演でも演出から演者から全てたくさん関わってくれた先輩が卒業してしまう。どんなに忙しくてもどうしても出たかったです。

The WIZについて

日本でいう「オズの魔法使い」この話のアフリカンバージョンです。
原作はマイケルジャクソンが出てたり、彼の歌が使われてたり、日本でもCMなどでよく使われる歌が使われてたりと萌えポイントがたくさんあります。

そして、とにかくメッセージ性が強い。

ーあなたのほしいものは何か。
ーあなたのHOMEとはどこなのか。
ーほしいものはもうすでに自分がもっている。
ー孤独を破るには、安心した場所にいるだけではだめ。自分を信じて一歩踏み出すことが大事。

言葉にすると、浅はかに聞こえるかもしれない。でも、実際のブリキやかかし、ライオンの悩みって私たちももっているような悩みだなって。

例えば、かかしの「脳みそがほしい」これって、「もっと頭が良くなれば」って思うことと似てるし、ブリキの「心がほしい」は「優しくなりたい」、ライオンの「勇気が欲しい」はそのまま「勇気がほしい」って思うことたくさんあるじゃん。

そして、今回私はThe WIZのリメイク版ということで、WIZ役女バージョンで演じたんだけど、

彼女のセリフには…
「女だから、みんなから上司と寝て案件でもとってこい、女だから上品にしろ、女だから何もうまくいかない、女だから女だから…」
っていうのがある。
みんなもあるんじゃないかな。
女だから、女らしく。男だから、男らしく。女として見られたい訳じゃない、私を私として見てほしい。でも、それが逆にこんなこと言われるから、周りの人達がそんなこと言うからダメなんだと否定に、人のせいにしてしまうようになる。

私が日頃嫌だと思っていることばかりで、この言葉に気持ちが入りすぎた。わかるわかる、わかりすぎる。でも、そんなことを思っているうちはまだ弱いのかなって思ってしまった。そうやって誰かのせいにするんじゃなくて、思っているなら立ち向かうだったり、自分なりに動いてみるだったり、できることは何でもある。それをぐちぐち自分の中だけでうだうだ言ってるだけじゃ孤独になるだけだって思った。

今、私はHOMEに帰っている。私にとってHOMEは地元の島。
安心感のある温まれる場所。
でも、それだけじゃないなって。TDCやLES WORLD、OF、RYF…もっともっと私にはHOMEって呼べる場所たくさんあるなって思えた。
みんな私のHOMEをつくってくれて、HOMEでいてくれて本当にありがとう。

言葉だけじゃ伝わりきらない。
童話ってすごいんだよ~
私好みの話すぎて、そしてミュージカル感高い演出すぎて本当に楽しかったのです。

そして、私の演技で感動したって言ってくれる人が演者でも観客でもたくさんいてくれて、少し少し自信がついた。私のエネルギーを感じてくれる人がいて、ああよかったって思った。

まだまだ英語は上手じゃない。でも、最後まで発音を付き合ってくれて、覚えるのを手伝ってくれる人が周りにいてくれて本当にありがとうだった。


最後に、私は絶対にもう一度舞台に立ちたい人がいます。
そして、すごく後悔していることがたくさんあります。
孤独にさせないくらいに頼りがいのある人間になりたかった。
いや、今度一緒に舞台に立つときは、一緒につくりたい。
なんでもするけど、できるならアシスタントでもいたい。心の中でもいいけど、孤独にさせないでいたいなって思ってる。

本当に私はこれで最後にしたくないって思いました。
これで終わりなんて絶対に嫌だ。

TDCに入ってうれしかったことがたくさんある中で、その人と出会えたことが私の中で一番の収穫だと思ってます。
当の彼女はこのnoteを絶対に見てないとは思うんだけど、どうしてもここに記しておきます。

叫んでエネルギーのまま伝えた21年間の悔しさだった。あのセリフは。笑って誤魔化してきた、悔しくても忘れようとしてきた出来事を思い出していろんなことを込めたセリフだった。私も昇華してる。ミュージカルで。

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