【京都共栄学園高校】 内藤翔平監督
■プロローグ
ウェアラブルデバイス『Knows』を導入頂いているチームへの取材を敢行!
今回は、京都共栄学園高校サッカー部 内藤 翔平監督にお話しを伺いました。
Knows契約台数は、新シーズンからは倍増となる計30セットを導入。
直近3年間のうち2度、選手権京都府予選で決勝まで勝ち上がる等、目覚ましい飛躍を見せる中、遂には同校史上初のJリーガーも誕生しました。
■留学生だった”ガブリエル選手”が、カターレ富山に入団しますね。どのような選手でしたか?
「3年前にブラジルから日本へ連れてきた選手が、夢を叶えてJリーグ入りし、指導者として凄く嬉しく思います。Knowsの計測データを見ても、最大速度の項目で時速34km/hが出ていたりと、チーム内では頭抜けたスピードのある存在でした。人間的にも誠実で努力家なので、プロに行っても活躍して欲しいですね。」
■時速34km/hを出せる選手は、ユース年代だとトップクラスに速いです。重点的に指導している点なのでしょうか?
「試合中にスピードに乗れるシチュエーションがあるかどうか、試合展開等で変わってくると思いますが、選手個々の最大速度を試合の中でも出すように指導をしています。KnowsのHPや公式LINEでも公開されている全国選手権大会のスタッツランキング等も見ましたが、やはり強豪校は速度30km/hを当たり前のように超えてくるじゃないですか。先述の通りガブリエルは特別速かったですが、他の選手も素走りで出せる最大速度を、いかにボールを扱う場面でも出せるか、意識していきたいと思います。」
■Knowsの契約台数を、導入当初から1年で倍増された理由は?
「初年度はトップチームで試合に出るメンバー分があれば良いと思い、15セットで契約していましたが、日々のトレーニングでも使用する重要さを感じ、今期から15セットを追加しました。30セットあれば、トップチーム全員分の数値を日常的に算出できるだけでなく、AチームとBチームの試合会場が異なる場合でも、各々の試合で出場メンバー分全員のログを残す事ができますよね。Bチームの選手からすると、トップチームに上がってくるための基準値が可視化でき、モチベーションも上がると思いますし、指導者としてもタレント発掘やポジションコンバート等の参考になると感じています。」
■特に意識されている計測項目は何ですか?
「分かりやすいところでいくと“スプリント回数”は口酸っぱく選手に求めていますね。日々のトレーニングからこの数値を意識する事で、選手とのコミュニケーション頻度も格段に増えたと思いますし、有意義な意見交換ができるようになってきています。
また、最近は“HI”(=High Intensity)と呼称されている、高強度運動の数値は特に留意していますね。仲良くさせてもらっている他のKnows導入校とも情報交換しているのですが、走りの質や強度を表すこの項目の向上は、我々が次のステージに進む為に必須だと感じています。」
※HIの用語解説リンクはこちら
■最後に、新シーズンの意気込みを聞かせてください。
「昨年はJFA U-18フットサル選手権大会で全国優勝できた事もあり、学内からはサッカー部に対する期待も年々大きくなっていると思いますし、今回のKnows台数追加もその期待の表れだと感じています。そんな応援してくださる方々を、サッカー部では初となる全国大会の舞台に連れていきたいです。リーグ戦は惜しくもPK戦でプリンスリーグ昇格を逃してしまいしたが、京都府リーグをきっちり戦い抜き、再び上のカテゴリーへの挑戦権を得られるよう、頑張っていきたいと思います。」
《取材執筆》Knows 竹内 一平