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ナレッジワークのソフトウェアエンジニア倍増計画について

ナレッジワーク CTO の mayah (@mayahjp) です。

ナレッジワークでは在籍するソフトウェアエンジニアを 2023 年 5 月現在の  15 名から 2023 年末に 30 名に倍増することを目指す 「Project 30 Tech」 という取り組みをはじめました。

今回はなぜ我々がソフトウェアエンジニアを早急に増員しようとしているのか、また今から参画いただけるとソフトウェアエンジニアのみなさまにどのようなメリットを提供できるのかについてお話できればと思います。

※以下、本記事の内容は 2023 年 5 月時点をベースに作成しています。

現在の組織構成

まず、現在の組織構成について説明します。

ナレッジワークのソフトウェアエンジニアは全員 Engineering Unit と呼ばれる部署に所属しています。 2023 年 5 月現在、 15 名のソフトウェアエンジニアと 4 名の QA が所属しており、いくつかのグループからなっています。

※エンジニア以外の人数は省略

プロダクトのメイン機能は Frontend Engineering Group と Backend Engineering Group が担当しています。Frontend/Backend グループにはそれぞれ 4 名, 5 名が所属しています。この 2 グループがチームを構成し、プロダクト開発を 1 ラインで担っています。

AI Integration Group と platform Group は 2023 年 4 月に新設したグループで、いずれのグループに属しているソフトウェアエンジニアもかつては Backend Engineering Group に所属しておりました。グループを分割する以前は Frontend/Backend を 2 チームに分けて 2 ラインで開発を行っていたのですが、やるべきことをフォーカスすることで生産性の向上を図るという意図で、 AI や SRE などの専門性が必要な開発グループを Backend Engineering Group より切り分け、独立して開発ができるようにしました。人員を戦略的に振り分けることができたため、メインのプロダクト機能開発を 1 ラインに戻しました。

ソフトウェアエンジニア増員の背景

去年 1 年間でナレッジワークは大きくビジネスを伸ばすことができました。導入実績にも現れているように、様々な大手企業様にご導入いただいております。

ナレッジワークでは、イネーブルメントを実現するにはいくつかの提供価値が必要であると整理しております。その中でもこれまでは営業職向けの「ナレッジ領域」をメインに開発してきました。

ラーニング領域・ワーク領域についても一旦は開発が完了し、一部のお客様にご利用いただいておりますが、ナレッジ領域ほどプロダクトが成熟していません。ピープル領域については、まだどのような機能を提供すべきかを模索している段階にあります。

営業職向けのナレッジ領域はビジネスのコアとなる領域なので、これからさらなる開発を続けていきますが、いくつか方向が考えられています。

プロダクト開発の方向性
① ビジネスのコアである営業職向けナレッジ領域のさらなる強化
② 営業職に向けたワーク領域の再設計・開発
③ 営業職に向けた他領域の開発(ピープル/ラーニング領域)

①②③ のどれをとるかについて、 ① はコアであるため外すという戦略はないのですが、 ②③ についてはそれぞれやるかやらないかの 2x2 = 4 通りの戦略が考えられます。
我々としてはここであえて「全部やる」を選択したいと考えています。

②③ を進めるために、少なくとも開発をあと 2 ライン増強しなければなりません。1 ラインにソフトウェアエンジニアが 6,7 名程度必要と考えており、間接的にマネージャー職も増員が必要であると考えると全部で 15 名程度の増員が必要になります。
そこで、切りの良い数字として現在の 2 倍である 30 名を目標に据えることとしました。

増員してでも叶えたい未来

では、そもそもなぜ全部やるという判断に至ったのか?についてお話をさせてください。

既存の営業向けナレッジ領域が十分な成長をしている中で、そこに資源をすべて投入せず、わざわざ他職種/他領域に広げようとするのはなぜか。資源が限られているスタートアップにとってそれは悪手ではないのか。という疑問を持った方もいらっしゃるかと思います。

最も大きな理由は、ビジョンドリブンに考えた結果です。
今のままのペースでやっていては我々が目指したい未来にたどり着くまでにすごく時間がかかってしまうだろうということです。ひとつひとつ考えながら作っていくことにも価値があります。着実に進んではいけるでしょうが、一方で歩みは遅くなるでしょう。イネーブルメント事業でやりたいことは広大であり、目指す成果が得られるには途方も無い時間が必要です。ナレッジワークでは、スタートアップとして速くたくさん試すことでより精度の高い学びを得たいと考えました。

もうひとつの理由は、あまりに良いメンバーに恵まれてきたということです。ナレッジワークにはすごく優秀かつ経験豊富なメンバーが集まってきてくれており、一領域や事業を任せられるだけの力量のある方も大勢います。会社の制度も創業以来かなり整えてきました。そのため、そのような方に事業を任せることもできるでしょう、いや、任せていかないともったいないとすら感じています。

ソフトウェアエンジニアメンバー紹介

一方で、長期的展望として新しい事業の軸を早めに作っていく必要があります。これだけ素晴らしいメンバーが集まってくれている今だからこそ、新しい事業の軸を作ることに手を出していける。全方位に投資し、歩みを早め、よりよい軸をより早く見定めていく。それが今増員してでも様々なことに同時に挑戦しようとしている理由です。

今後のエンジニア組織の体制構想と、いまのタイミングで入社するおもしろさ

少し今後のエンジニア組織を予想しましょう。

1~2 年後、ナレッジワークは 100 名以上の組織になっているだろうと想像しておりますし、そのようにしていきたいと考えています。そのとき、Frontend/Backend はおそらくプロダクトごとに開発が別れる形になっていくと考えられます。半年に 1 つずつぐらい新しく領域を拡張したりプロダクトを拡張したりしていきたいと考えており、各領域をリードしていく人が必要となります。

領域をリードしていく熱意と力量のある方には、プロダクト設計やチームを大きくお任せしていくことになるでしょう。すなわち、今入社いただいても裁量のある開発をすることができます。

ナレッジワークはスタートアップでありながら、しばしば入社していただいた方にスタートアップとは思えない、と言われるほど制度を整えることに熱心な会社でもあります。ここから大きく飛躍するためにまだ制度を整えていくフェーズでもあるので、会社を一緒に作る楽しさも味わうことができます。

つまり、今のタイミングで入社していただけると、スタートアップならではの組織が成長していくダイナミックさと、それに伴ってうまく制度を整えていくおもしろさの 2 つが味わえると確信しています。
同時に、営業職向けのナレッジ領域という会社の軸となるプロダクトがすでに存在しているからこその安心感も感じていただけると思っています。

みなさまの挑戦をお待ちしております。

まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎ですので、その場合は下記カジュアル面談フォームよりご応募ください!


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